
愛知・千種|マルヨシコーヒーの「ビルブレンド」
名古屋市のほぼ中心部、千種エリアに、静かな佇まいのコーヒー専門店がある。鉄と木をあしらった空間には焙煎の音が心地よく響き、店主の吉田 裕さん好みの音楽や落語、ラジオが流れている。“ビル”の名を冠した、深煎りのオリジナルブレンドは、ビル・エヴァンスの名曲『ピース・ピース』をイメージしたもの。
「繊細なのに、力強く複雑な香味を持ち、凛とした明確な酸が深い。そんなコーヒーの楽しさがつまったブレンドを目指しています」と吉田さん。なるほど、深煎りだがマイルドで香りの余韻が長く続く。添えられた生チョコの溶けゆく苦みとよく合う一杯だ。
ブレンドはほかに2種。フルボディの赤ワインやブランデーのような複雑な味わいとコクを持つ「カークブレンド」と、明るい酸とコクがあり、苦みを抑えた「古井ノ坂ブレンド」を用意。シングルオリジンも10種類ほど常備している。
「ひと晩寝かしたカレーのほうがおいしいように、コーヒーも焙煎したてよりも数日おいたほうがおいしい。味や香りが落ち着くというか、コクも出ます」と、提供する豆の日数管理も徹底している。


マルヨシコーヒー
愛知県名古屋市千種区千種1-21-6
電話:052・735・3223
営業時間:11時〜18時(17時30分最終注文)
定休日:日曜、月曜
交通:JR中央本線千種駅より徒歩約12分
取り寄せ/ネット https://maruyoshico.base.shop/
取材・文・撮影/山崎真由子(「崎」はただしくはたつさき)
※『サライ』2026年6月号より












