コーヒーを究める多彩なコーヒー豆を気軽に手に入れられる今、いかに自分好みの豆に出会い、的確に挽き、丹念にドリップするか。とっておきのコーヒー時間を堪能したい。

コーヒーの品種は大きくアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種の3つに分類できる。日本で流通している生豆(なままめ)の5割以上はアラビカ種。4割程度がカネフォラ種でインスタントコーヒーや缶コーヒーなどに使用される。リベリカ種は1割未満でほぼ商用されていない。
アラビカ種はエチオピアが原産で、のちにアラビア半島のイエメンに伝わり、焙煎され飲料となった(諸説あり)。上品な酸味と香りが特徴で、おもな品種に「ゲイシャ」「ティピカ」「ブルボン」がある。銘柄としては「ブルーマウンテン」「モカ」「キリマンジャロ」「マンデリン」などが挙げられるが、同じ銘柄であっても、産地により大きく香味が異なり、別のコーヒーに感じることも。
コーヒーの産地が変化
アラビカ種の栽培は、標高1000mから2000mの涼しい気候が適しているが、昨今の気温上昇により、2050年にはその適地が大幅に減少するのではと予測される。反対に、コーヒー栽培と縁がなかった地域が新たな産地になるかもしれない。実際、沖縄や台湾など、かつては挙げられなかった地域が注目を集めている。
※『サライ』2026年6月号より












