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「豆大福」は270円。店内でほうじ茶(660円)とともにいただくこともできる。

豆大福というと、赤えんどう豆が顔を覗かせる餅の中に、どっしりとした餡が詰まっている日常使いの餅菓子、そんな印象だ。こちらの豆大福はというと、さらりとした甘さ控えめなこし餡が中にしっとりと収まり、意表を突かれる。新宿の老舗和菓子屋をルーツに持つ店ならではの上品さが、ともすると武骨にも見える“豆大福”に見え隠れしている。

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豆大福には珍しいこし餡。ごろごろとした赤えんどう豆と、しっとりとしたこし餡の相性もよい。

こし餡の上品豆大福

餅は、のびがよく柔らかで、色白な山形県産のもち米、こゆきもちを使用。餅感を残しつつ、なめらかな舌触りにまたひとつ驚く。ほんのりと塩味のする赤えんどう豆も相まって、個性の違う役者がうまく競演している、そんな豆大福だ。

店名の『七里香』は沈丁花の別名。「七里先まで香りが届くといわれる沈丁花のように、このお店のおいしさも広く伝わるといいなと思っています」と、社長の石川希さんが店名に込めた思いを語る。平成29年(2017)に開業した店ながら、カフェの利用客も多く、すでに「豆大福」の名声は広く知られ始めている。

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「つきたてを味わっていただきたいので、ぜひ午前中にどうぞ」と社長の石川希さん。

住所:東京都新宿区早稲田鶴巻町111 
電話:03・6233・8477 
営業時間:10時〜18時 
定休日:水曜(祝日の場合は営業) 
交通アクセス:東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩約5分

取材・文/平松温子 撮影/齋藤 明

※この記事は『サライ』本誌2026年2月号より転載しました。

2月号は大特集『謎解き「豊臣秀吉」』

 

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