いまや生活必需品家電のひとつと言っても過言ではない、スマートフォン(略してスマホ)。様々な機能があるのはわかっているものの、サライ世代の方からは、電話とカメラ、メール、LINE以外は使いこなせていないという声をよく聞きます。
そこで、今回もスマホのちょっと困った問題の解決方法を、スマホ講座なども行うプロ集団「女子部JAPAN(・v・)」がご紹介します。どんなトラブルがあるのか、どんな対策があるのかを知ることで、より安全にスマホライフを楽しめるようになりますよ!
今回は、スマホを利用しておこるネットトラブル!その最新事例と対策を教えます!
慣れ親しんできたガラケーのサービス終了のお知らせが各社から出され、ついに世の中は総スマホ時代へ。そんなスマホも日に日に新しい技術、端末が開発され、どんどん進化しています。
でも、スマホに関するトラブルは一向に減る気配がありません。今、シニア層にとってどんなトラブルが身近になっているのか事例と対策を見てみましょう。
■トラブル事例1 利用したショッピングサイトから想定外の高額請求が!
いまや年齢関係なくスマホでショッピングを楽しむ時代。NTTドコモが行った調査によると、「インターネット上で何かを買うことがありますか?」という質問に対して、シニア層の47%近くが「よくある」と回答するほど、身近なものになっています。さらには、37%の人はフリマアプリを使った経験があり、34%の人には株の取引の経験も。ネット上での金銭のやりとりは、もはや日常の一コマになっています。
だからこそ、トラブルも増加中。例えば、フリマアプリで購入したモノが掲載されていた写真と違ったケース。商品出品元に連絡をした後、返金されればいいのですが、どれだけ交渉しても認められず、泣き寝入りすることも。専門家であるITジャーナリストの高橋暁子さんによると、フリマアプリにはそれまでやりとりした方たちがつけた評価がプロフィールに掲載されているので、取引前には必ずチェックした方がいいとのこと。評価が低い相手は、なにかしら過去にもトラブルを起こしている可能性が高いので、注意しましょう。
また通常のショッピングサイトに見せかけて詐欺サイトということもあります。お金を振り込んだ後、商品が送られてこず、サイトも消滅。連絡先もでたらめというケースもあるようです。
こういった詐欺サイトに引っかからないためにも、通信を暗号化し、盗聴や改ざんを防ぐ「https」からはじまるアドレスのサイトであるか、事業者情報はしっかりとしているか、不審な点はないかなど、購入前に確認したほうがいいとのこと。購入前にチェックしましょう。
■トラブル事例2 気をつけているつもりが詐欺メールの被害に!
銀行や携帯電話会社などを装ったメールが届くフィッシング詐欺。その手口もいまや巧妙化していると言います。
NTTドコモがシニア層に対して、過去に「ネット詐欺」と思われるものにあったことがあるか聞いたところ、25%がフィッシングメールを、21%がフィッシングSMS(ショートメール)を受け取ったことがあると回答していました。
具体的な例をあげると、携帯電話会社からSMS(ショートメッセージサービス)で「アカウント保護のため、お客様のご利用アカウントのセキュリティレベルを上げてください。下記のページで認証してご確認ください。」という文言とともにURLが送られてきたケース。
リンク先に行ってみると、いつも見る携帯電話会社のサイトのログイン画面がでてきたからと疑いなくID/パスワードを入れたところ、なんとこれが詐欺サイト。キャリア決済に必要なID/パスワードをとられてしまったことで、知らない間に10万円もの商品を自身のアカウントで購入されてしまったのだそうです。
また、ネットサーフィン中に現れる謎の警告文もネット詐欺の可能性が高いです。セキュリティソフトを購入させるための偽の警告であることも多いので、注意が必要です。「OK」ボタンなど容易にクリックせず、ブラウザごと閉じてしまいましょう。
ほかにもネットサーフィンをしているだけで「サイトに登録しました」「料金のお支払いを確認できません」など表示する「ゼロクリック詐欺」も増えているのだそう。契約した覚えがないので、確認のため表示された電話番号などに連絡すると、自分の電話番号を知られてしまうことに。この場合も無視をするのが一番と専門家の高橋さんは言います。
■トラブル事例3 楽しいはずのSNSのコミュニケーションでトラブルも!
Facebookなどで気の知れた仲間と楽しい交流……のはずが、トラブルに発展するケースも増えています。
NTTドコモが行った調査では、定期的に閲覧または投稿しているSNSやメッセージアプリがある人が66%という結果が出ており、かなり多くの方がSNSやメッセージアプリを現在利用していることが分かります。
SNSを利用したことがあるシニア層のうち、4人に1人は旅行先での写真をソーシャル上にアップしたことがあり、5人に1人は家の近所の風景をアップしたことがあるのだそう。さらに6人に1人は、自分や友人の顔写真をアップしたことがあると回答しました
こうしたSNSの投稿は個人情報の特定につながり、中には空き巣被害などにつながる例もあると、専門家の高橋さんは言います。
また、今SNSでは「タグ付け」という機能により、自分が投稿しなくても自分のタイムラインに表示できる設定があります。とても便利な機能ですが、仕事相手などそれほど親しくない人たちに、思いがけないプライベートの姿を知られてしまうことにも。逆に知人の知られたくない姿を拡散して人間関係にヒビが入る可能性もあります。
例えばFacebookでは、どこまで自分の投稿を公開するか、公開範囲を設定することができます。細かなグルーピングができるので、顔や近所が映っている写真はごく親しい人だけに公開されるように設定を変更することもできます。
他にも、タグ付けされても勝手に自分のタイムラインにはアップされないようにするなど、より安全に使うために各項目を見直してみてください。
ほかにも良くあるトラブルとして、専門家の高橋さんがあげているのは、SNSコミュニケーションに慣れていない為、気軽に誹謗中傷をつぶやくことから発展するケース。友人との中が険悪になることも少なくありません。またお金に困ったからと「#個人間融資」といったキーワードに惹かれてお金を借りるのもトラブルのもと。個人を装ったヤミ金融というケースもあり、金融庁も注意するよう呼びかけています。ちょっとだけならと思って借りた結果、法外な利子を請求されるケースもあるので、手を出さないようにしましょう。
■相談相手がいない……そんなときこそ「ネットトラブルあんしんサポート」
気をつけてはいるものの、日々進化する悪徳業者の手法すべてに対応し続けるのは難しいですよね。もしトラブルに巻き込まれたらどうするか。NTTドコモのアンケートでは、「インターネットで調べる」が76%、「無料の相談窓口に相談する」が73%と圧倒的に多く、身近なはずの子どもや知人に相談するというのは50%を切る結果に。
身近な人よりも第三者や専門家の意見が聞きたいという人が多いことがわかります。さらに、トラブルに巻き込まれたとき気軽に相談できる相手が身近にいるかという質問には、4割超が「いない」と回答。困ったときに相談できる相手はなかなかいないようです。
そんなときに頼りになるのが、NTTドコモのドコモユーザー限定サービス「ネットトラブルあんしんサポート」月額500円(税抜)です。
■頼りになるポイント1 最新のネットトラブルを知って備えることができる
ネットのサービスが増えるとともに、トラブルの種類やケースも年々多様化しています。だからこそ、最新の手口を知ることが予防への第一歩。普段の暮らしの中で気をつけるべきことも見えてきますよ。
「ネットトラブルあんしんサポート」では、SNSや炎上・誹謗中傷、高額請求・不正決済など、カテゴリごとに事例と対策が詳しく紹介されています。
■頼りになるポイント2 専門スタッフにいつでも相談できる
身に覚えがないトラブルに見舞われたときは、ネットで調べたり、知人に相談をして、より混乱してしまう可能性もあります。そんなとき、頼りになるのがネットトラブルに精通した専門スタッフ。どんな被害が起きたのか、なにをすればいいのか、焦っているときこそ、自身が冷静な判断をするための情報が頼りになります。
「ネットトラブルあんしんサポート」では、いつでも専門スタッフに電話で相談することができます。
■頼りになるポイント3 手厚い不正決済補償がある
d払いや〇〇Payなどのペイメント業者も、もちろんネット詐欺対策として被害に遭ったときのために補償を用意しています。しかし、その申請期間は意外と短いのです。
例えば、d払いの場合「発生日から90日」となっており、気づくのが遅れると、申請期限が過ぎてしまうことも。また金額もペイメント事業者では「原則10万円~●万円」というところが多く、補償金額が10万円の場合、もし15万円の詐欺に遭ったら、5万円は戻ってこない計算に。
でもこの「ネットトラブルあんしんサポート」では、申告期限が発生日から365日、しかも限度額が100万円と大きな補償が用意されています。
※補償の詳細は、「不正決済補償のご案内」をご確認ください。
■「もしも」はいつ訪れるかわからないからこそ、備えを!
「自分は気をつけているから大丈夫」と思って過信するのは、危険なこと。ネットリテラシーやスマホに自信がないときは、こういったサービスに頼るのもひとつの手です。2020年3月31日までのお申込みで、dポイントがもれなく1,000ポイント分もらえるキャンペーンも開催されているので、この機会にネットのトラブルを詳しく学んで、より安全に楽しいスマホライフを送ってくださいね。
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提供/NTTドコモ
高橋暁子(たかはしあきこ) ITジャーナリスト
書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。 SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育などについて詳しい。元小学校教員。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。SNSやスマホの安心安全利用等をテーマとして、テレビ、雑誌、新聞、ラジオ等のメディア出演経験も多い
文/女子部JAPAN
女子部JAPAN(・v・)
2010年に「iPhone女子部」として発足して以来、スマホをはじめ、女子が気になるモノ・コトを体験・解決しているコミュニティ・メディア。雑誌でのスマホ特集の監修や著書もあり。スマホ講座の講師やカリキュラム作成も手がけている。
https://www.iphonejoshibu.com/