シニアの新しい暮らし方を提案する「シニアレジデンス」という選択
2023年、シニアの暮らし方の潮目が変わったと言われています。これまでの“マイホームに住み続ける”という暮らし方から、“住み替える”スタイルへ。将来に備え、元気なうちにご自身で新しい住まいを探そうというシニアが増えているのだそう。
そこで、今回は『サライ.jp』で紹介した、「シニアレジデンス」についての記事をご紹介します。探し方やチェックポイントなど、役立つ情報が満載です。
１：失敗しない住まい選びのポイント
シニアが住み替えをする際に失敗しないためにはどんなことに注意が必要なのでしょうか。一般社団法人高齢者住宅協会の企画部長である永野浩子さんによると、「将来自分がどのように暮らしたいのか、ブレずに考えていただくことです」とのこと。
最近では、自立した生活を送るシニア向け住まいは多様化し、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅に加え、ここ数年でシニア向けの分譲マンションも次々につくられ、選択肢が広がっています。元気なうちにさまざまな施設を回ることができれば、立地や設備などの情報を吟味して納得した家探しができることでしょう。
「生涯自宅」から「サービス付き住宅」へ｜シニアの暮らし方が変わる理由とは【ハイクラス・シニアレジデンス案内】
２：快適で上質な医・食・住を提供するシニアレジデンス
自立入居可のシニアレジデンスは、バリアフリーを施した居室などシニアを対象にしながらも、日々の暮らしは一般的なマンションと同様という特徴があります。生活の自由度が高いので住み替えのハードルが低く、早期に入居し、レジデンスから出勤する居住者もいるほど。
定期的な健康チェックはもちろん、体に異変を感じれば医療チームのスタッフが対応をしてくれる医療体制や、健康に配慮した栄養バランスの取れた食事だけでなく、一流シェフによる豪華なレストランを併設、プールやフィットネスジムまで完備するなど、シニアレジデンスの多くが、上質な衣食住を提供しています。
自宅暮らしよりも安心度は大幅にアップ。シニアレジデンスで叶う、快適で上質な医・食・住【ハイクラス・シニアレジデンス案内】
３：住み替えを考えたら準備しておきたい４つのコト
住居の住み替えを思い立ったら、まずやるべきことは、入居を希望する本人もしくは夫婦の現在の健康状態や資産・収入、住み替え予算、希望時期などをあらかじめまとめておくことです。
そのために必要な準備は４つ。貯蓄や将来受け取ることのできる年金額をまとめて、支払える金額の基準値を知ること、契約時に必要となる保証人や連帯保証人の決定、自分にとって必要なサービスの絞り込み、自宅を売却する際の不用品の処分。自分の現状を正しく知ることで、より役に立つ情報が受け取れ、的確なアドバイスも受けやすくなります。
「シニアレジデンス」への住み替えを考えたら準備しておきたい４つのコト【ハイクラス・シニアレジデンス案内】
４：栄養バランスだけでなく、バラエティにも富む食事
シニアレジデンスの食事環境は施設によって違うものの、365日３食提供があるところから、居室にキッチンを備えるところまでバラエティ豊か。複数の献立から１品を選べたり、一流シェフの豪華メニューを予約できたりと、施設ごとに工夫が凝らされています。
とはいえ、味には相性があるため、見学会での試食がおすすめです。また、食事のタイプにより月額が変動することもあるので、事前の確認が重要です。
食体験の豊かな居住者の要望に応える「シニアレジデンス」の食事事情【ハイクラス・シニアレジデンス案内】
５：介護が必要になった時の疑問や不安を解消
シニアレジデンスに住み替えを考える際には、「いつか介護が必要になった時」のことを無視しては進めません。より長く健康に過ごすためには、介護予防はもちろん、スタッフによるフォローも大切。そして、いざ介護が必要となった時に負担となる金銭面や、サポート体制を確認しましょう。
要介護になっても住み続けられるのか、介護料金はかかるのか、認知症の介護も可能なのかなど、あらかじめ知っておくことで、安心して暮らし続けることができるでしょう。
