塩漬けで旨味凝縮！ 簡単にできる「塩豚」の作り方とおすすめアレンジレシピ
写真・文／矢崎海里
豚バラかたまり肉に塩をもみ込んだだけの「塩豚」。
シンプルかつ簡単に作れますが、塩漬けにすることで豚肉の旨味が凝縮し、驚くおいしさに。
また日持ちするのもポイントです。
ただ焼くだけでもおいしく食べられますが、塩豚をさらにおいしく食べるアレンジレシピもご紹介します。
基本のレシピと一緒に、ぜひ試してみてくださいね。
塩豚の作り方
【材料】（作りやすい分量）
豚バラかたまり肉 250g
塩 小さじ2/3（４g）
【作り方】
１．豚バラかたまり肉に分量の塩をもみ込む。
２．冷蔵庫で一日、ラップをしないで漬ける。
冷蔵庫にラップをしないで置き、塩を浸透させつつ、乾燥させるのがポイントです。
そうすることで水分が抜け、豚肉の旨味がぎゅっと凝縮します。
漬けた後は、食べやすい幅に切って焼くだけでおいしく食べられます。
すぐに食べない場合はラップに包んで保存しましょう。
冷蔵庫で２～３日保存できます。
シンプルにフライパンで焼くだけでもおいしく食べられますが、ここからは上記レシピで作った塩豚をさらにおいしく食べる、アレンジレシピをご紹介します。
ごろごろ塩豚ののりマヨポテトサラダ
【材料】（２人分）
塩豚 150g
じゃがいも 中２個
茹で卵 １個
マヨネーズ 大さじ１と1/2
青のり 小さじ1/2
塩・胡椒 適量
【作り方】
１．塩豚は１cm角に切り、フライパンで焼き目がつくまで焼く。
２．じゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさの乱切りにする。耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで３分加熱し、１と合わせる。
３．マヨネーズ、青のり、塩こしょうで味付けをして、半分に切った茹で卵をのせ、崩しながら食べる。
具材がごろっと入った、贅沢なポテトサラダです。
塩豚は噛むごとに旨味と塩気が感じられるので、マヨネーズや塩の量は調節してください。
じゃがいもを、この時期旬のかぼちゃやさつまいもに変えるのもおすすめです。
かぼちゃやさつまいもの甘さと、塩豚の塩気がよく合います。
エネルギー：403kcal
食塩相当量：1.6g
塩豚のポトフ
【材料】（２人分）
塩豚 150g
キャベツ 1/8個
玉ねぎ 1/2個
人参 １本
水 400ml
ローリエ １枚
顆粒コンソメ 大さじ1/2
胡椒 少々
【作り方】
１．塩豚は１cm幅に切る。キャベツと玉ねぎはくし切りに、人参は大きめの乱切りにする。
２．鍋を中火で熱し、塩豚を両面焼き目がつくまで焼く。
３．水を加え、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ローリエを加える。沸騰したら弱火にして、ふたをして30分煮込む。
４．具材が柔らかくなったら顆粒コンソメ、胡椒で味付けし、完成。
大きめの野菜と塩豚のみ、シンプルなポトフのレシピです。
塩豚を最初に焼いてから野菜と一緒に煮込むことで、豚肉の旨味もスープにしっかり染み出します。
調味料もシンプルで、家にある定番の食材で作れるのがポイントです。
これから寒くなる季節に、メイン料理として大活躍するメニューです。
エネルギー：331kcal
食塩相当量：2.2g
＊ ＊ ＊
塩豚は、塩漬けした状態で冷凍保存もできます。
小分けにしてラップで包み、チャック付き保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
使用する分だけ取り出し、都度加熱調理してください。
文／矢崎海里（やざき・かいり）
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。
