京都駅から北へ約2㎞。大路・堀川通を東に一筋入ると、古い町並みが残る醒ヶ井通がある。この2つの通りに面して佇むのが、長谷工シニアホールディングスの住宅型有料老人ホーム『ライフハウス京都醒ヶ井(さめがい)』である。ここに入居して約10年の岩永さん夫妻を訪ねた。
岩永征之さん啓子さん夫妻が、神奈川県の葉山から京都市の中心部、下京区の『ライフハウス京都醒ヶ井』に移り住んできたのは2008年のこと。60代半ば過ぎでの有料老人ホームへの入居は、一般的にはかなり早い。
祖母、実母、姑の高齢期の生活を目の当たりにしてきた啓子さんは、ホームは「元気なうちに自分で選ぶ」と心に決め、50代の頃からあちこち見学していたという。
夫の征之さんがリタイア後は、夫婦で本格的にホーム探しをスタート。そこで出会ったのが『ライフハウス京都醒ヶ井』だった。
自分で選ぶことの大切さ
若い頃から年に一度は必ず京都を訪れていたという岩永さん夫妻。とはいえ、住むとなると、京都はなかなか敷居が高い。「葉山はとてもいいところでしたが、車がないと不便。この先、葉山の戸建てに住み続ければ、行動エリアは限られ、世間が狭くなると感じていたものの、住みかえとなると、大きなエネルギーが必要。まだ60代で、自立型のライフハウスという住まい方だからできた決断だったと思います」と征之さん。「日本の歴史や文化を大切に守り継いできた京都は、日本人の故郷のような街。高齢者にも住みやすいこの街で老後を過ごせる幸せに感謝しつつ暮らしています」と啓子さん。
自分で探し、自分で選んだからこそ、日々アクティブに過ごせる。それこそがシニアライフのひとつの極意なのかもしれない。
ひとつ屋根の下で、自由に
岩永さん夫妻は同じフロアに住居を分けて生活している。二人一緒に暮らすには居室が狭いというのが最大の理由だったそうだが、結果的にはよかったという。能楽やクラシック音楽など共通の趣味をもつ夫妻は、一緒に出かけることも多いが、各々の時間やハウス内外の交友関係も大切にしている。この思想は、ハウスにも通ずるものがある。
長谷工シニアのライフハウスは、「共に暮らす」という発想を大切に、ハウス内はもちろん、地域にも開かれたコミュニティづくりを目指して運営されている。ハウス内で生活が完結するようなプールや大ホールなどの豪華な施設はつくらない。外出することで、地域に住むことを実感し、地域と関わる暮らしをしてほしいと願うからだ。
入居者自らハウス内でサークルを立ち上げ、活動内容を計画する。スタッフはそれをサポートするだけ。必要以上に手を出さず、見守ることが、やるべき仕事という考えが徹底されている。「自由に自分の生活を楽しみながら、一つの大きな家に暮らしているような絆もあり、必要になったらサポートも受けられる。そんな心地よい距離感と安心感がうれしいですね」という啓子さんの言葉が印象的だった。
長谷工シニアでは、自立型から介護型居室へ、移行できるシステムがあり、介護が必要になっても安心が保証されている。
【物件概要】
●名称/ライフハウス京都醒ヶ井(さめがい)
●類型/住宅型有料老人ホーム
●居住の権利形態/利用権方式
●利用料の支払い方式/選択方式
●入居時の要件/入居時自立・要支援
●介護保険/在宅サービス利用可
●居室区分/全室個室
●その他/提携ホーム移行型
●住所/京都府京都市下京区醒ヶ井通高辻下ル住吉町504
●事業主体/生活科学運営
三大都市圏にある長谷工シニアグループのシニア向け住宅
【自立型・介護型】
神奈川県藤沢市
ライフ&シニアハウス湘南辻堂
事業主体:㈱生活科学運営
「辻堂」駅徒歩約13分(約1000m)
【自立型・介護型】
東京都北区
センチュリーシティ王子
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「王子神谷」駅徒歩約6分(約480m)
「東十条」駅徒歩約7分(約530m)
【自立型】
埼玉県所沢市
ライフハウス新所沢
事業主体:㈱生活科学運営
「新所沢」駅徒歩約13分(約1000m)
【自立型】
愛知県名古屋市
ライフハウス鶴舞公園
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「鶴舞」駅徒歩約10分(約760m)
【自立型・介護型】
兵庫県神戸市
ライフ&シニアハウス神戸北野
事業主体:㈱生活科学運営
「三ノ宮」駅徒歩約10分(約800m)
●問い合わせ先/長谷工シニアホールディングス
フリーコール 0120-784-177
http://www.haseko-senior.co.jp/