いまや生活必需品家電のひとつといっても過言ではない、スマートフォン(略してスマホ)。様々な機能があるのはわかっているものの、サライ世代の方からは、電話とカメラ、メール、LINE以外は使いこなせていないという声をよく聞きます。
そこで、今回もスマホのちょっと困った問題の解決方法を、スマホ指導のスペシャリストである都恋堂「やさしいスマホ教室」がご紹介します。やりかたを知るだけで、スマホがとっても使いやすくなりますよ!
第125回のテーマは「iPhoneの『ジャーナル』(日記)の使い方とは?」です。
iPhoneのオペレーティングシステム・iOS17.2から「ジャーナル」という日記が書ける新アプリが追加されました。今回はこちらの使い方をご紹介します。
ホーム画面に追加されたアプリアイコンをタップし、日記を書く
iPhoneをバージョンアップし、iOS17.2以上にすると、ホーム画面に「ジャーナル」のアプリが追加されます。使うときは、このアイコンをタップ。
出てきた画面の下部にある「+」を押します。
そして、「新規エントリー」をタップします。
記入画面が出てくるので、日記を書きます。ちなみに、中央部分にあるアイコンを押すと、写真や音声、位置情報を追加することができます。書き終わったら右上の「完了」をタップすれば記入終了です。
するとジャーナルのトップページにこのように表示されます。
「振り返り」の質問の答えを記録する
その日の出来事などを自由に書くのではなく、提案される「振り返り」の質問に答える場合は、トップ画面の下部にある「+」をタップしたあとに出る「振り返り」の質問をタップします。ちなみに、答えたい質問がない場合は、質問の右上にある矢印マークをタップすると別の質問に切り替わります。
答えたい質問をタップすると、記入画面になるので、書き終わったら「完了」をタップします。
なお、新規エントリーで記入中に「振り返り」に答えたくなった場合は、画面の中央にある左端のアイコンをタップ。すると、「振り返り」の質問が出てきます。そこで、気になる質問をタップすれば、その答えを記入することができます。
「振り返り」以外の提案を増やす
ジャーナルでは「振り返り」以外に書く項目について提案してくれる機能があります。それを使用するには、まず「設定」から「ジャーナル」を選択。
「ジャーナル記録の提案」をタップします。
そして、「提案のプライバシー設定」を押します。
アクティビティやメディアなど、提案してほしいスイッチをオンにします。
すると、このように歩数や写真など、日記を書くテーマを提案してくれます。
記録日の変更をする
日記は当日の記録をすることもあれば、過去の出来事を記録することもありますよね。「ジャーナル」でも記録日を変更することが可能です。その場合、記入画面を開いて、日付の右横にある「…」マークをタップします。
次に「カスタムの日付」をタップ。
任意の日付をタップし、「完了」を押します。
すると記録日が変更されます。
ロックをかける
「ジャーナル」の内容を誰かに見られないよう、アプリにロックをかけることもできます。まず、設定から「ジャーナル」をタップしたあとに出てきた画面で、「ジャーナルをロック」をタップします。
パスコードなどを求められたら、それを入力。するとそのあとに、下の画面が出てきます。そしてスイッチをオンに。
そして、「パスコードを要求」の時間を設定したら完了です。すると、「ジャーナル」を開くために、FACE IDやTouch ID、パスコードが必要になります。
「ジャーナル」は、「振り返り」などで、自分にこれまで起きた出来事や考えを整理しやすいアプリになっています。すでに日記アプリを活用している人もいるかもしれませんが、気になったらぜひ使ってみてください。
※iPhone SE/iOS17.3で実施。
文/Hicary+都恋堂「やさしいスマホ教室」
都恋堂「やさしいスマホ教室」
株式会社都恋堂では、「どんな人も取り残すことなく、スマホの便利さや楽しさを届けていきたい」をコンセプトに、これまで60歳以上の方々、約500人以上のシニアの皆さんを対象にした『やさしいスマホ教室』を運営しているほか、企業主催の講座や講演会の講師、オリジナルの教科書制作も行っています。
https://www.yasashii-sp.com/