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趣味・教養

一生仕事を続ける時代、73歳女性も活躍するユーチューバーという職業[PR]

「人生100年時代」と言われている今、「長生きするなら仕事もしないと」「一度しかない人生、好きなことをしよう」と考える人も増えています。

そこで、今回は「好き」も「仕事」も両立している、73歳の人気ユーチューバー・成羽(なりわ)さんにお話を伺いました。

彼女は、シニア世代のユーチューバーの先駆者となったこと、「一生ユーチューバーとして活躍する」という年齢に関係なく挑戦し続ける姿勢などが注目され、2019年『PERSOL Work-Style AWARD』のシニア部門を受賞しました。『PERSOL Work-Style AWARD』は総合人材サービス・パーソルホールディングス株式会社が、多様化する働き方を最前線で楽しんでいる人を「グッドワーキスタ」と定義し表彰する アワードです。

人気ユーチューバー・成羽さんは73歳!

成羽さんは、2015年4月、69歳のときに、動画共有サイト『YouTube』に登録。専用チャンネルである『nariwaCh』を開設し、動画の配信を始めます。以来、スマートフォンを使い、一人で撮影・動画編集まで行っており、2019年1月時点で、チャンネル登録者数約5500人、視聴回数168万回を突破。人気ユーチューバーとして活躍中です。

小学生がなりたい職業のトップに上がるユーチューバー。彼らは、動画配信サイト『YouTube』で自分の動画を公開し、視聴回数やチャンネル登録者数で収入を得ています。

――まずは、『PERSOL Work-Style AWARD』でグッドワーキスタとして表彰された感想をお願いいたします。

「感動で胸がいっぱいです。若い人しか活躍していなかったYouTubeの世界に入って4年……このような表彰をいただけるとは思いませんでした。70代だからこそ、発信できるメッセージがあると考えて、命ある限り投稿を続けます」

きっかけは旅行前に観たユーチューバーのハワイ旅行動画

69歳でYouTubeの投稿を始めたきっかけをお願いします。

「当時、介護を経て父が亡くなり、茫然としていました。そんな私に娘がハワイ旅行に誘ってくれたのです。ハワイで何をしようかと検索したら、YouTubeという動画サイトを発見。人気ユーチューバーの方のハワイ旅行動画を見て“これだ!”と思ったのです」

その後、成羽さんは、四苦八苦して登録を行い、動画の配信をスタート。思い立ってから半年の歳月が経っていたと言います。

「若い男性の動画が多かったので、私ができるテーマは何かといつも考えていました。その結果、最初にアップしたのは、寝台特急カシオペアの旅行動画です。それを見てくださる人がいることが嬉しくなり、最初は週に1本程度、動画を上げていました」

視聴者は、若者が圧倒的多数。好意的な反応が多かったと振り返ります。

「皆さん、核家族で育っていますので、シニア世代の生活がどのようなものであり、何を考えているかを知らない方が多いと感じました。ですから、高齢化社会への考え、日々のニュースで感じたことなどを動画にしていました。“おばあちゃんを思い出します”、“笑顔に癒されます”という感想をいただき、力を得ました」

年金生活者の現実を伝える動画は、2万2000回以上再生された。

年金生活者の現実を伝える動画は、2万2000回以上再生された。

転機は、ユーチューバーのための講習会に参加したこと。

「会場には若者ばかりで、動画撮影や編集のテクニックについて学びました。そのときに1日1本動画を上げることが大切だと痛感したのです。それから、自分の好きなこと、“いいな”と思うことを動画にするようになりました」

成羽さんは、若者に人気の「ゲーム実況」というジャンルの動画も配信している。

「40代の頃からロールプレイングゲームの『ファイナルファンタジー』が好きで、全シリーズクリアしているのです。それも動画にしたら反応をいただきました。他にも、メイク動画、商品使用レポートなど、気になったことをアップし続けています。

ネットの世界はスピードが勝負

最近、反響があったのは、100円ショップの石けんのレポートです。ニュースで新商品が出るという情報をキャッチし、開店時間と同時にお店に駆け込みました。陳列棚に商品はなく、店員さんに聞くと“今日発売なので、倉庫から持ってきます”とおっしゃいます。購入して、動画を撮影・編集して公開しました。すると多くの人に視聴され“役立ちました”“情報、早いですね!”などの反応が来たのです。ネットの世界はスピードが勝負だと感じました」

販売当日に100円ショップに行き、マルセイユ石けんを紹介。拡大鏡で成分表示を見る所も公開。この自然体なところも、ファンを引き付ける。

販売当日に100円ショップに行き、マルセイユ石けんを紹介。拡大鏡で成分表示を見る所も公開。この自然体なところも、ファンを引き付ける。

“職業”にするためには、コツコツと動画を作って公開し、多くの人の支持を得ることが必要。

「若者のイメージがあるこの世界に、今、多くのシニア世代が登録しています。その先陣を切ったと、多くの方から評価をいただいているようですが、年齢は関係ないと思うのです。好奇心に従って、好きなことを続ければ、それはやがて仕事になっていきます。かつて10年続ければプロ、と考えていましたが、今はその期間は短くなっています。好きなことをして生きる、という姿勢と意思を持っていると、家族も応援してくれます。人の目や評価を気にせず、気になったことはどんどん始めるといいと思います」

生き生きとした表情で語る成羽さん。ユーチューバーになってから、笑顔が増え、若返った。

これから手がけたい動画についてもお伺いしました。

「今、私は東海道五十三次を歩いています。これは、日本橋をスタートして、伊勢まで歩き切るというもの。何年かかるかわかりませんが、仲間と一緒にコツコツと続けています。皆さん若く、歩き慣れているから、ついていくのが大変! でも、やってできないことはありません。これからも、様々な挑戦を続けていこうと思っています。そのためには、健康に気を付け、体力維持することが大切だと感じています」

『PERSOL Work-Style AWARD』のトロフィーを持つ成羽さん。トレンドを押さえたファッションはご自身で用意したもの。

【プロフィール】
成羽●1945年生まれ。2015年4月69歳のときにユーチューバーとしての活動をスタート。2019年1月時点のチャンネル登録者数は5500人。趣味は書道、チョークアート、旅行など。2019年2月に多様化する働き方を最前線で楽しむ『PERSOL Work-Style AWARD』のシニア部門を受賞。

PERSOL Work-Style AWARD

取材・文/前川亜紀 撮影/乾 晋也

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