美味

餃子を一番食べる都市は？一緒に飲む人気のお酒は？みんなが大好き「餃子」調査

美味

2021/3/24

餃子年間購入額で毎年のように1位を争う浜松市民や宇都宮市民の餃子愛や、宮崎市民が餃子を食べる頻度の多さは時々耳にするところですが、今回はデータをもとにして徹底調査。全国各地でどんなふうに餃子は食べられているのでしょうか。
霧島酒造株式会社（https://www.kirishima.co.jp）は、餃子購入額歴代上位4市の宮崎市、宇都宮市、京都市、浜松市在住の1,795名を対象に、「餃子とアルコール飲料に関する調査」を実施しました。

2020年の年間餃子購入額が一番高いのは、浜松市

餃子の2020年間購入額は、1位、浜松市、2位、宇都宮市、3位、宮崎市という結果に。上半期餃子購入額で見ると宮崎市が初の1位になっており、数年前に比べその金額の差も縮まり、三つ巴の様相を示しています。

一般社団法人焼き餃子協会の代表理事である小野寺力氏（以下、小野寺氏）は、宮崎市の餃子購入額が伸びてきたことについて、「宮崎には古くから生餃子の持ち帰り専門店もあり、安価で購入できる。これまで2位と3位の差が数百円と大きな差があったが、2020年の2位（宇都宮市）と3位(宮崎市)の差はわずか25円。これまでの宇都宮・浜松の二強の時代から、宮崎を加えた三強の時代になるのではないか」とコメントしています。

次に「餃子は好きですか」と質問したところ、浜松市は95.2％の人が「餃子が好き」と答え、4市の中で1位という結果になりました。次いで「宇都宮市」93.1％、「宮崎市」91.4％、「京都市」90.3％と、年間餃子購入額が多い4市すべてで9割以上の方が「餃子が好き」と答えました。各地で愛されているのがわかりますね。

さらに浜松市は、「一回の食事で食べる餃子の平均個数」が11個以上と答えた人の割合が30.6％と最も多い結果に。2020年年間餃子購入額1位になった通り、その餃子愛を裏付ける結果となりました。

家庭で食べる餃子

コロナ禍で巣ごもり消費が伸びている中、家族で食卓を囲む機会が増えました。老若男女が一緒に楽しめる餃子の消費が増えたのは全国共通でしょう。

「2～3年前と比較して、餃子を食べる頻度・量が増えましたか？」と質問したところ、「増えた」「どちらかといえば増えた」と回答した人は、宮崎市が36.9％、京都市が31,3％、浜松市25,6％と、全体的にも増えた数値が覗えます。

家庭ではどんなふうに餃子を楽しんでいるのでしょうか。

「自宅での手作り餃子」を月1回以上食べると回答した人は、京都市が1位の23.6％。「外食の餃子」を月1回以上食べる人は、宇都宮市が1位で26.2％。一方、「小売店の調理済み餃子」は42.3％で京都市と宮崎市が同率の1位、「冷凍食品の餃子」も51.2％で宮崎市が1位となりました。

手作り餃子もさることながら、冷凍食品の餃子も各社で秀逸な商品を競っています。地域によっては持ち帰り用や焼き餃子の専門店が多い地域柄が反映されたようです。どれも安価で手に入りやすいので、今夜はどの餃子にしようか、楽しい悩みは尽きません。

焼き餃子につける調味料を複数回答で質問したところ、宇都宮市では醤油（79.7％）、お酢（74.2％）、ラー油（72.3％）と答えた人の割合が圧倒的に多い結果となりました。一方、宮崎市では市販の餃子のタレ（49.5％）、ラー油（45.9％）、ポン酢（40.9％）の他、ゆずこしょう（9.0％）と答えた人も。餃子につける調味料にも、地域ごとに特徴があることが分かります。

小野寺氏によると、「東日本の餃子店では、ほとんどの店舗が調味料として醤油・お酢・ラー油を置いており、自身の好みに合わせて調味料を作る方が多い一方、西日本では店舗の餃子に合うタレを各店舗が作り、そのタレにつけて食べる方が多い」とコメントしています。