マレーシアの絶品モヤシと甘い豆腐【多民族だからこそ面白い「平和な国マレーシア」その３】

■素敵なスイーツ、それは甘い豆腐

屋台スイーツ天国のイポー。ひとつから気軽に買えるので、またひとつ、またひとつと手を出しているうちに、ウサギのマークが入った素敵な看板を見つけてしまいました。その名も「奇峰豆腐花」。豆乳とにがりと砂糖で作るプルプルのデザート「豆腐花（タオフウファ）」がうまいと評判の店です。

杏仁豆腐よりも柔らかくプルプル。いわゆる「甘い豆腐」ですが、甘すぎないので、どんぶり一杯は食べられそう。次々とお客さんがやってきては、持参のペットボトルに豆乳を入れてもらったり、看板の豆腐花や涼粉雪という仙草の入った漢方ゼリーを店先で食べたりしています。

店の若者に声をかけると「63年前に僕のひいおじいちゃんが開店したのさ」と教えてくれました。ということは、君は4代目！？　また必ず食べに戻ってくるから、この味はずっと守ってほしいですね。

別腹までもが満たされたら、いよいよイポーともお別れ。次はエキゾチックな島、ペナン島へ。次回は、世界遺産の街並みや名物ニョニャ料理をご紹介します。

取材協力：マレーシア政府観光局