バーカウンターで、胡麻焼酎と玉露焼酎をブレンドしたオリジナルカクテルを手に。

2026年9月に開業したばかりの「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」は、リーガロイヤルホテルズの新ブランドで、“HOTEL BAR”をコンセプトにしたライフスタイルホテル。お酒をこよなく愛するサライ.jp編集長の町田玲子が、さっそくホテルの魅力に触れてきた。

今宵は“HOTEL BAR”でとことん自分を癒す

仕事に追われる日々が続くなか福岡出張へ。無事任務を終えた昼下がり、午後から久方ぶりのお休みをとることにしていた。このまま博多の夜を満喫したいところでもあるが、とはいえ、体も疲れていることだしゆったり過ごしたくもある。

できれば、ホテルの中だけでひとり気ままに、おいしいお酒と料理を心ゆくまで愉しんだり、お部屋でゆっくりダラダラしたい。そんな願いを叶えてくれる場所として「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」を今宵の宿泊場所に選んでいた。コンセプトはなんと“HOTEL BAR”。お酒好きとしては見逃すわけにはいかない。

食と酒を愉しむ、新しい滞在スタイル

「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」は、独自のコンセプトやデザイン、その土地ならではの文化や食を愉しむことに重きをおいたライフスタイルホテル。なかでも、ホテルとして主役に据えているのが「バー」だ。

しかも、食と酒の愉しみは夜だけにとどまらない。朝、昼、晩と博多の食文化や九州の旬を取り入れたメニューがそろう。つまり、ここに泊まると決めたなら、「さて、どこで食事をしようか、飲みにでかけるか」と悩む必要もなさそうだ。

ランチのラストオーダーは14時。チェックインまでの時間を利用して、ホテル2階のレストラン・バー「 ほたる&Bar」へ向かった。

ランチタイムの名物、明太子、イカ、うに、本鮪をたっぷりと盛り付けた「博多明太贅沢丼」は2980円(2026年12月31日までの開業記念価格)。数量限定。小鉢、サラダ、味噌汁などがつく。卵黄は好みのタイミングで丼に落としていただく。
ロビーには食や酒、博多の文化をテーマにした書籍や写真集が並ぶ。八女茶などウエルカムドリンクもありがたい。ホテルのすぐそばに地下鉄 櫛田神社前駅があり、JR博多駅からも徒歩圏内とアクセス至便。

大浴場とサウナでリフレッシュ

「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」が“のんびり滞在”にいい理由はいくつかある。なかでも、大浴場とサウナがあるのは大きなポイント。忙しさに追われ、ゆっくり湯船に浸かる時間さえ最近なかったので、ここぞとばかりに満喫。

真新しいホテルだけに、湯船もサウナも清潔で心地よい。水風呂にも浸かれば心身ともにすっきり。仕事の緊張もほどけて一気にオフモードへと切り替わった。夕食までは、部屋でゆったりひと眠りだ。

大浴場・サウナは2階に。客室に用意されているナイトウェアで訪れることができる。15時〜25時、朝6時〜10時と利用時間の長さも充分。
北欧の雰囲気ただようこぢんまりとしたサウナ。水風呂も用意されている。
ブルーを基調とした浴室。揺らぎある照明も相まってとてもムーディで、ゆったりとくつろげる。ちなみに客室にはオーバーヘッドシャワー、ボディシャワー、フットシャワーと高機能なシャワーが備わっている。

“國酒カクテル”で晩酌スタート

夕食も、ホテル2階のレストラン・バー「ほたる&Bar」へ。明るい日差しが差し込んでいた昼間とは異なり、ぐっとシックな雰囲気に。じつは、このレストランを運営するのは、地元の名店「博多ほたる」を手がけるO・B・U Company。ゆえに、ごま鯖やもつ鍋、水炊きといった当地の郷土料理も充実している。

まずは、メインのお食事の前に、バーカウンターで軽く一杯と洒落込みたい。気さくで、けれどもほどよい距離感を保つスタッフに、「盛り合わせ3種」に合うお酒を相談。

酒類は幅広くそろうが、なかでも力を入れているのが焼酎や日本酒といった「國酒」だという。日本のウイスキーも充実している。それぞれをそのままいただくのもいいけれど、ここはスタッフの提案に委ねて、國酒カクテルとして「ザ・セサミ・ハイボール」を合わせることにした。

國酒カクテルを監修するのは、リーガロイヤルホテルズ・マスターバーテンダーの古澤孝之氏。そのレシピを「ほたる&Bar」のスタッフが再現し仕上げてくれる。「ザ・セサミ・ハイボール」は胡麻焼酎と玉露焼酎をブレンドした一杯。酒肴の「博多ごま鯖」との相性を考えた組み合わせだ。

かぐわしい香りのさっぱりとした飲み口。花穂をあしらい、柑橘をツイストした爽やかな風味が広がる。「いくらでも飲めちゃうなぁ」と、思わず顔もほころぶ。

シャインマスカットとクリームチーズの生ハム包み、博多ごま鯖など季節によって内容が変わる「盛り合わせ3種」はドリンクとセットで2500円〜。一杯めの「ザ・セサミ・ハイボール」は、ソルティドッグの塩のように、グラスの縁にごまをあしらった一杯だ。
「ほたる&Bar」の店長。
二杯目は、福岡県朝倉市の朝倉蒸留所による、レモングラス香るクラフトジンと八女和紅茶を合わせたカクテル「シトラス・ティー・スリング」を。店長との会話も弾む。

福岡の美味集結

いよいよメインの食事へ。鮮魚に馬刺、九州産和牛のサーロインステーキに糸島豚ロース、もつ鍋……と、あれこれ味わいたいものの、こちらは身ひとつ。欲張りすぎると食べきれないため、メニュー選びはおおいに迷うところ。迷うのもまた楽しいのだけれども。スタッフに気兼ねなく相談し、あれこれ吟味した末に、お酒も土地の美味も堪能できる品々がそろった。

日本酒とともに、料理のあれこれをちょっとずつ味わう。
皮目は香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上げた「熊本天草大王(もも胸)のロースト」。
蓋を開けた瞬間、魚介のエキスがギュッと詰まった香りがふわーっと広がる。
近海の幸の旨みがたっぷり味わえる「貝の酒蒸し」は熱々の鉄鍋で供される。
「ほたる土鍋ご飯」は1合からオーダーできる(写真は2合)。

まだまだゆっくり呑む……客室のテラスでひとり

晩餐後は、腹ごなしもかねて博多の町をふらり散策。お腹は充分に満たされているので、屋台の誘惑にかられることもなく、のんびりと歩く。

あとは眠るだけ……のつもりだったが、客室のテラスに出ると夜風が心地よく、「ちょっとだけ」とついついグラスを傾けたくなった。

客室も、バーを彷彿とさせる設えと灯りで落ち着いた雰囲気だ。ベッドはSerta(サータ)社製のマットが採用されており、ぐっすりと眠ることができた。

日頃の忙しさを忘れられた博多の夜。出張先のホテルは、仕事のために泊まると思いがち。けれども、ホテルで過ごすこと自体を目的にしてみるのもいい。明日への活力を養う、そんな一夜となった。

中洲の屋台群は「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」から歩いてすぐ。次に泊まるときは屋台のハシゴ酒も楽しいかも。
「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」のそこかしこは“お酒”をモチーフにしたつくり。エレベーターホールは、フロアごとに酒類を変えてディスプレイされており、酒好きの心をくすぐる。
テラス付きの客室でくつろぐ。 “出張を終えたあとのひととき”で、存分に福岡博多の食と酒を堪能した。

今回訪れたホテル

「バウンシー・バイ・リーガ 福岡博多」

住所:福岡県福岡市博多区祇園町5-1
電話:092-292-1411
公式サイト:www.rihga.co.jp/bouncee-fukuoka-hakata

文/山﨑真由子 写真/湯浅立志

 

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