青森県を代表する景勝地・奥入瀬(おいらせ)渓流沿いに立つのが『星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル』。雪に覆われた美しい景色を暖炉とともにゆったり愉しみたい。

氷瀑を間近に感じる冬の奥入瀬渓流

十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)に端を発し、焼山(やけやま)まで約14km続く奥入瀬渓流。新緑や紅葉で賑わう時期とは異なり、一面の銀世界に覆われる冬は、静けさを感じることができる季節である。奥入瀬渓流沿いに立つ唯一のホテルが『星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル』。玄関の扉を開くと、巨大な暖炉のある広々としたロビーが旅人を迎え入れる。

岡本太郎最後の作品も。格調高い暖炉のロビー

1991年に完成した暖炉「森の神話」が聳える格調高いエントランスロビー。11月下旬から2月末まで、火がくべられる。

高さ8.5m、重さ5tというブロンズ製の暖炉は、20世紀を代表する芸術家・岡本太郎作の「森の神話」で、鳥やきのこ、妖精が暮らす情景を表現。暖炉の背後の大きな窓には幻想的な冬の森が映し出され、手つかずの自然と異彩を放つ芸術が融合。唯一無二の空間が広がる。ウェルカムドリンクを手に暖炉の炎を見つめると、白一色の外の景色とは対照的な、穏やかな温もりが体を包み、ふっと肩の力が緩む。これから始まる特別な滞在に期待が膨らむ。

もうひとつの暖炉は学びの場

ホテルには「渓流‐BASE」というもうひとつの暖炉を擁するエリアがある。巨大なスクリーンを使い奥入瀬渓流の解説をする「渓流ディスカバリー」が開催されるなど、暖炉を囲み宿泊客が集う学びの場だ。ここで奥入瀬渓流の新たな魅力を発見することができる。

「渓流‐BASE」にある岡本太郎の遺作、大暖炉「河神」。高さは10m。奥入瀬渓流の水しぶきが妖精に変わっていく様子を表す。

まさに雪と氷のアート絶景の露天風呂

冷えた体は大地の恵み、温泉で温めたい。大浴場の露天風呂には、滝が凍り付く「氷瀑」が再現され、その輝きを見ながら湯浴みできる。さらにホテルの近くにある露天風呂「八重九重(やえここのえ)の湯」の貸し切り利用も可能。秘境の湯を占有する贅沢なひとときを体験いただきたい。

冬の風物詩「氷瀑」が再現された大浴場の露天風呂。1月中旬には高さ約3.5m、幅約16mにもなる。冬だけの温泉体験ができる。
秘境温泉「八重九重の湯」を独占できるプログラム。2025年1月1日~2月26日の火曜、水曜、1日ひと組(2名まで)、要予約。

海外の美食家も注目するレストラン

このホテルのさらなる楽しみは旬の食材を駆使したフランス料理。青森らしさを表現する斬新な料理の数々は国内外の美食家を唸らせている。そして冬限定の朝食が、雪景色を眺めながら味わう「コトリヤード風じゃっぱ汁」。津軽とフランスの郷土料理を掛け合わせた稀有なひと皿に舌鼓を打ちたい。

洗練されたフランス料理と国内外のワインのペアリングを楽しむレストラン『Sonore(ソノール)』。コース料理は、渓流沿いの席で味わうアペロ(食前酒とおつまみ)から始まる。
朝食の「コトリヤード風じゃっぱ汁」。甘酒がベースのスープが鱈や鮟鱇、帆立貝などの魚介の旨みを引き立てる。南部煎餅と合わせて。2024年12月10日~2025年3月24日に提供。

冬ならではの味わいや自然に感嘆し、暖炉で心安らぐ時間を過ごす。至福の逗留といえよう。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

渓流を見下ろす120平米の「渓流スイートルーム」の客室温泉。部屋には本物の苔を用いた壁画やきのこ形のランプなど、インテリアも凝っている。

住所:青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
チェックイン:15時、同アウト12時
料金:1室2万5100円~(2名1室利用時1名あたり、夕朝食付き)
交通アクセス: JR八戸駅から送迎バスあり(予約制)
※お得な「のれそれ青森旅キャンペーン2024~青森まるかじり~」も実施中。

●お問い合わせ/星野リゾート予約センター 電話:050・3134・8094

 

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