「あ~、このまま寝ていたい。今日は仕事休みたい…」
嫌だな、行きたくないな…と思いながら、毎朝会社に向かっている人も多いことでしょう。
上司に会いたくない、仕事がつらい、働かずに暮らしたい、など仕事に行きたくない理由は人それぞれです。
そこで今回、株式会社ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )が、働く男女500人に「仕事に行きたくない理由」や「行きたくないときの対処法」についてアンケート調査を実施しました。
■仕事に行きたくないと思うことがある人は9割、その理由は?
「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答した人は91.2%(500人中456人)。実に全体の9割以上にのぼることがわかりました。
では、どんなときに仕事に行きたくないと思うのでしょうか。「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答した456人に聞いた結果は以下の通りです。
▷1位 人間関係に悩みがある
・パワハラの上司がいて、一日中怒られるから(30代 男性)
・口うるさい上司がいるから。毎日会いたくないし挨拶もしたくない(20代 女性)
・先輩が理不尽な性格で、自分や同僚、上司に対しても態度が悪く、嫌悪感があるため(20代 男性)
どんなにやりがいのある仕事でも、職場にたった一人苦手な人がいるだけで仕事は憂鬱になるもの。
職場の人間関係は、それほどまでに大きな影響を及ぼします。
苦手な相手が直属の上司だったり、毎日顔を合わせる同僚だったりすると、会社に行くことすら苦痛になり、退職を考えるキッカケにさえなるようです。
▷2位 やりたくない仕事がある
・嫌なクライアントに連絡を取らないといけない日に行きたくないと思う(40代 男性)
・大きなプレゼンが控えているときや、苦手なお客様との商談がある日は、プレッシャーを感じて行きたくなくなる(30代 女性)
ミスに対する謝罪、苦手な業務、プレッシャーの大きいプレゼンなど、やりたくない仕事が待ち受けているときに、休みたくなる人が多数。
長く続く人間関係の問題とは違い、「これを乗り越えればラクになる」という一時的な不安や悩みではありますが、「怒られるだろうな」「嫌だな…」「失敗するかも」といったネガティブな考えが浮かんできて、気が重くなってしまうようです。
▷同率2位 起きるのがつらい
・朝起きるのが苦手で布団から出たくないため(40代 女性)
・暑くなったり寒くなったりすると、もう少し寝ていたいという気分に襲われる(50代 男性)
「もっと寝ていたい」「布団から出たくない」そう思ったことがない人のほうが珍しいでしょう。むしろ、仕事に行きたくない理由として、起きるのがツライことぐらいしか思いつかない人は、幸せなのかもしれません。
▷3位 仕事が忙しい
・仕事量が多く、絶対に残業しなければいけないとわかっているとき(20代 女性)
・繁忙期で業務が立て込んでいるとき(60代 女性)
・終わりの見えない作業があったり、納期に間に合うか不安な業務がたまっているとき(30代 女性)
仕事の繁忙期や、仕事がたまっているときなど、忙しいことがわかっていると行きたくない気持ちになる人が多いです。「一日中バタバタするんだろうな」「今日は帰りが遅くなるんだろうな」と思うと、気が重くなってしまうようです。
▷4位 めんどう/やる気がおきない
・朝、起きて面倒くさいと感じてしまう。とくに天気がいい日は、このまま遊びに行きたいなと思う(30代 男性)
・そもそも仕事というものを一切したくないが、生きるために仕方なくしているだけだから(30代 男性)
これといった理由はなくても、なんとなくめんどう、やる気が出ないときってありますよね。天気が悪いと気が沈む人や、逆に天気がいいと仕事をせずに遊びに行きたくなる人も。また、そもそも働くこと自体がすきではなく、毎日やる気がおきないという人もいました。
▷5位 疲れがとれない
・疲れやストレスがたまっていたり、寝不足が続いているとき(40代 女性)
・連日仕事で疲れを感じていると「もう行きたくないな」と感じる(40代 女性)
連日の残業や忙しい日々が続くと、一晩寝ただけでは疲れが抜けない人も多いようです。起きた瞬間から体が重くてだるいと、「あ~休みたい」と思ってしまうのは仕方のないことかもしれません。
■仕事に行きたくないタイミング1位は「朝起きたとき」
「仕事に行きたくないと思うことがある」と回答した456人に、どのタイミンミグで「行きたくない」と思うのか聞いてみたところ、ダントツの1位は「朝起きたとき」でした。
アラームを止めた瞬間に、たまった仕事、苦手な顧客との商談、嫌いな上司と顔を合わせなければいけない、などのネガティブな考えが浮かんできて「あぁ、行きたくない…」と思ってしまうようです。
■男女別|仕事に行きたくないときの対処法ランキング
「仕事に行きたくない」と思ったときの対処法を男女別に聞いてみました。
男女ともに多かったのは「あきらめて行く」「お金のためと割り切る」でした。
給料をもらって働いている以上、行きたくなくても行くしかない、働かなければ給料がもらえない、と考えて自分を鼓舞している人が大多数を占めました。
一方で、女性は「楽しみやご褒美をつくる」という回答も多く寄せられました。
▷女性はおいしいご褒美でテンションをあげる
・「1日頑張ったら、好きなアイスかケーキを買って食べていい」という気持ちで頑張る(40代 女性)
・朝から自分の好きなチョコを食べて気分転換する(30代 女性)
・ちょっと高級なスイーツなどで贅沢をし、脳が喜んでいる!と自分に思い込ませる(40代 女性)
仕事帰りにスイーツを買う、おいしいランチを食べるなどの“プチご褒美”をモチベーションにして頑張る女性が多数。
また、前日から好きな朝ごはんを用意しておく、おいしいコーヒーを淹れるなどして、朝のテンションを上げる工夫をしている人も。女性は、おいしいもので気持ちを上げる人が多くいるようですね。
▷男性はあきらめて行く、気合を入れていく
・気合でのりきる(40代 男性)
・とにかくルーティンに従って準備を進める。家を出てしまえば覚悟がつくから(40代 男性)
・行かなかった時に起こることを想像して、行った方がマシだと思うようにする(30代 男性)
嫌でもどうせ行かなければならないので、「あきらめて気合でのりきる」「とりあえず準備をして勢いで行く」という声が多数。
女性のように、ご褒美のために頑張る人は少なめでした。
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みなさん、色々な方法で仕事に行きたくない気持ちを解消しているようですね。自分なりのやる気が出るルーティンを見つけるのが、良い方法かもしれません。
憂鬱な朝は、空を見上げて深呼吸をしたり、ちょっとした季節の変化を感じると気持ちがリフレッシュ出来るのでおすすめですよ。
調査対象:全国の働く男女
調査期間:2020年12月3日~12月4日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性329人/男性166人/未回答5人)