1万人に聞いた、買っていいキッチン家電、 買わなくていいキッチン家電

便利な機能を備えた製品が揃い踏みする、キッチン家電。見ていると欲しくなり、つい買ってしまうものですよね。しかし、購入して使ってみたけれど、いつの間にかほとんど使わなくなってしまった物も、中にはあるのではないでしょうか。

そこで、マイボイスコム株式会社（https://www.myvoice.co.jp/ ）が、「キッチン家電に関する調査」を実施しましたので、結果をご報告します。本当に必要なキッチン家電はどんな物なのでしょうか。皆さんの率直な意見をご紹介します。

■所有しているキッチン家電

ご家庭にどんなキッチン家電を所有しているかを尋ねました（複数回答）。「冷凍冷蔵庫・冷蔵庫」が97.1%、「電子レンジ、オーブンレンジ」が95.8%、「炊飯器」が89.6％です。「トースター」「ホットプレート」が6～7割、「電気ケトル（保温機能なし）」「ジューサー、ミキサー」「コーヒーメーカー、エスプレッソメーカー等」が4割前後となっています。

過去の調査と比べ「ジューサー、ミキサー」「コーヒーメーカー、エスプレッソメーカー等」などが減少傾向です。比率が高いのは、女性高年代層で「ハンドミキサー」、女性30代で「電気ケトル（保温機能なし）」です。また「食器洗い機、食器洗い乾燥機」は、近畿や中国、四国など、「IHクッキングヒーター（卓上用含む）」は中国、四国での比率が高くなっています。

この中からさらに、購入してよかったキッチン家電をお聞きしました（複数回答）。「冷凍冷蔵庫・冷蔵庫」「電子レンジ、オーブンレンジ」が各60%台、「炊飯器」が51.6%です。「トースター」が37.1%、「電気ケトル（保温機能なし）」「ホットプレート」が各20%台となっています。

さらに、ほとんど使っていないキッチン家電を持つ人は、どれくらいいるかを尋ねたところ、5割強の方が「ある」と回答しました。

使っていない家電はどんな物だったのか見ていきましょう（複数回答）。「ジューサー・ミキサー」「ホットプレート」が各1割強、「たこ焼き器」「ホームベーカリー」「フードプロセッサー」が7～9%となっています。

■選定時の重視点

キッチン家電を選ぶ時に重視する点を伺いました（複数回答）。「使いやすさ」「価格」が5～6割、「手入れのしやすさ」が46.9％、「大きさ」「ブランド・メーカー」「料理・家事の手間が軽減される」が各3割となっています。特に女性高年代層が重視する点では、「手入れのしやすさ」「使いやすさ」「大きさ」「料理・家事の手間が軽減される」「収納のしやすさ」が高い比率を示しました。

今後購入したいキッチン家電がありますか？ の質問には6割弱の方が「ある」と答えています。購入したいものは、「冷凍冷蔵庫・冷蔵庫」「電子レンジ、オーブンレンジ」「炊飯器」が各10%台、「トースター」「電気圧力鍋、自動調理鍋」が7～8%となっています（複数回答）。

■外出自粛要請の影響

次に、外出自粛要請の影響で、活用するようになったキッチン家電を尋ねました。「電子レンジ、オーブンレンジ」が8.9%、「冷凍冷蔵庫・冷蔵庫」「ホットプレート」が各4%となっています。

回答者のコメントをご紹介しますのでご参考にしてください。

・できるだけ買い物をせずに済ませるために、ホームベーカリーでパンを作る頻度が増えた。（男性21歳）
・在宅時間が増え、この機会に美味しいコーヒーを淹れようと思い、コーヒーメーカーで淹れるようになった。（男性38歳）
・冷食の購入頻度が増えたため、レンジを使うことが増えた。（男性42歳）
・家族で外食する頻度が下がり、代わりにたこ焼きパーティーをするようになった。（男性57歳）
・そもそも使っていたキッチン家電の活動頻度がより増加した。毎日温かい飲み物を2リットルぐらい飲むので3回ケトルを使用する、など。（女性26歳）
・電子レンジは、子どもの作りおきごはんを解凍するのに使用。食洗機は家でご飯を食べる機会が増えたので、使用することが増えた。（女性32歳）
・自炊の回数が増えたので、思い切って冷蔵庫を買い替えた。沢山入るし食品の鮮度保持が格段に良くなっていて、ビックリした。（女性50歳）
・今まで、ホットプレートはお好み焼きと焼きそばくらいにしか使っていなかったが、半分が保温状態に出来る製品なので活用することに。彩りよく肉類・野菜を炒めて各自好きなタレで食する機会が増えた。（女性68歳）

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キッチン家電には、必需品としての物と、生活を楽しむための物と両方がありますね。在宅時間が増えたことにより、余裕のなかった生活に楽しく過ごす工夫を盛り込む事もできるようになりました。もし、しまっているキッチン家電があれば、この機会にもう一度取り出してみると、買った時に思い描いた便利さが実感できるかもしれませんよ。

【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査（ネットリサーチ）
【調査時期】2021年03月01日～03月05日 【回答者数】10,078名
【設問数】 7～9問（自由回答の設問が１問含まれます）