江戸時代、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われた大井川。古くは駿河国と遠江国の境界線だったこの川に沿い、蒸気機関車(SL)が力強く走る大井川鐵道の沿線は、静岡県でも随一の桜の名所だ。

爛漫の春、鮮度あふれる日本盛「生原酒ボトル缶」を携え、旅情あふれるSLの花見旅へ出かけよう。

旅先で飲み比べるのも楽しい「生原酒ボトル缶」の「大吟醸」(左)、「純米吟醸」(中)、「本醸造」(右)。いずれも、キャップを開けるや瑞々しく芳醇な香りが広がる。手前の「大井川ふるさと弁当」(1080円/税込み)は岩魚の甘露煮や桜海老の佃煮など地元のおかずが入る。

始発の新金谷駅で駅弁を買い求め、下りSL急行「かわね路」号へ。戦前から戦後に製造された懐かしい客車に乗り込むと、千頭駅までおよそ80分の花見旅が始まる。

大井川鐵道では4両のSLが現役で活躍。写真は桜の並木が続く家山駅から大和田駅へ向かうC56︲44号機の上り急行。昭和11年製で、大戦中はタイに送られたが昭和54年に帰国。

大井川鐵道本線( 金谷駅~千頭駅間の39.5km)の新金谷駅~千頭駅間をSL急行「かわね路号」が冬季を除くほぼ毎日、運行している(7月、8月は運休日あり)。新金谷駅はJR東海道本線金谷駅より普通列車で約4分。

大井川がゆったりと流れる絶景を車窓に駅弁を広げ、日本盛「生原酒ボトル缶」の「本醸造」をひと口。ボトル缶は少しずつ飲むのにちょうどよい。コクと旨み、しっかりした味わいがおかずにもよく合う。至福のひとときだ。

「生原酒」とは、その名の通り火入れも加水もしていないお酒のこと。搾りたての鮮度と深みのある旨み、濃厚な味わいは生原酒ならでは。上質で無垢な日本酒が手軽に飲める「生原酒ボトル缶」は、旅を贅沢なものに変えてくれる。

発車しておよそ20分、トンネルをいくつか抜けた福用駅と大和田駅の間あたりから、名産の茶畑を背景に咲き誇る桜が見えてくる。

専務車掌のひとりで「SLおばさん」こと佐藤あけみさん(60歳)。沿線案内やSLの解説、ハーモニカ演奏などで旅情を盛り上げる。

「次に停車する家山駅まで、線路沿いの約1kmにわたってソメイヨシノが、それは見事です」

「SLおばさん」(専務車掌)こと佐藤あけみさんが教えてくれた。

家山駅では5分間、停車。窓を大きく開けると、桜をそよぐ風が心地よい。さらに2種のボトル缶を開け、飲み比べをしてみた。

「本醸造」は濃醇で、やや甘口な味わい。小容量(200ml)のボトル缶だから、今月号付録の「お散歩ショルダーバッグ」にも収まる。キャップを再栓できるのも便利だ。

日本盛「生原酒ボトル缶」の「純米吟醸」はやや甘く感じるコクと旨み、「大吟醸」は贅沢な吟醸香とすっきりした辛口が特長。車窓を流れる桜を愛でながら酒が進む。飲みかけもスクリューキャップで閉められるボトル缶は旅先で便利だ。

この旅で、「生原酒ボトル缶」が本物の日本酒の美味しさを改めて気づかせてくれた。花見にはやはり旨い日本酒に限る。

鮮度あふれる美味しさがいつでも味わえる200ml「生原酒ボトル缶」は飲み比べが楽しい3タイプ。左から濃厚なコクと旨みの「本醸造」(19度以上20度未満、260円)。濃醇でフルーティな香りの「純米吟醸」(16度以上17度未満、300円)。芳醇な香りの辛口「大吟醸」(18度以上19度未満、320円)。品質保持性と利便性に優れたボトル缶入り。

商品についての問い合わせ先/日本盛お客様相談室(電話:0798・32・2590)

 

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