人生100年時代の資産管理のあり方に変化が起きている。新NISAの制度開始に伴い、投資への関心は高まる一方だったが、日本銀行(日銀)の度重なる利上げにより、預金商品の魅力が増しているのだ。金融アナリストの三井智映子さんは、「預金シフトの動きはデータ上も顕著」と指摘する。「金利のある世界」の新たな資産管理のあり方とは? いま注目すべき預金商品と併せて、三井さんに聞いた。

三井智映子(みつい・ちえこ)
金融アナリスト。株式会社イベントス代表。早稲田大学政治経済学部経済学科出身。金融情報配信会社フィスコのリサーチレポーターなどを経て独立。テレビや雑誌など幅広いメディアで活躍するほか、全国各地でセミナー活動も行う。個人のライフプランに寄り添った、実践的で堅実な資産形成のアドバイスに定評がある。
データからも「預金シフト」は顕著な動きに

日銀が長らく続いたマイナス金利政策を解除したのは2024年3月のこと。以降、物価高や円安対策の一環で政策金利の引き上げは続き、2026年6月には「1%」に達した。1995年以来、約31年ぶりの水準となり、「金利のある世界」が本格的に到来したと指摘されている。
政策金利の上昇に伴い、銀行の預金商品の金利も引き上げられている。各行の「預金獲得競争」が激化し始め、定期預金を中心にお得な商品が続々登場。預金商品に手持ち資金を移す「預金シフト」と呼ばれる動きが顕著になってきた。
「預金シフトの動きは、日銀のデータを見れば明らかです。銀行の定期預金の残高は『金利のある世界』の到来とともに増加傾向となり、2025年5月からの1年間だけで22兆円も増えています。インフレが現実化し、現金で持っていると実質的な資産価値が目減りします。それを避けるため、少しでも有利な金利を得ようとする企業や個人の資金が流入していると思われます」(三井智映子さん/以下同)
「増やすお金」と「守るお金」を分別管理する

2014年のNISA開始により、「貯蓄から投資へ」の掛け声が高まったこともあり、株式投資や投資信託に関心を持つ人が増え続けている。しかし、資産のすべてをリスクのある金融商品に投じるのは避けるべきだと三井さんはいう。
「投資はあくまで余裕資金で行うのが基本です。生活費や数年以内に使う予定があるお金は、元本の安全性を重視した預金などに分けて管理するべきです。とくに40代以降は、ケガや病気、親の介護、あるいは住宅の修繕など、予期せぬ大きな出費の可能性が高まります」
仮に資産のすべてを株式投資や投資信託の購入に充てていた場合、急な出費に対応するための「意図せぬ換金」が必要となり、大きな損失も発生しかねない。個人のポートフォリオ(保有資産の構成内容)においては、お金の使途、つまり目的別に資産を分けて保有しておくと安心だ。
「日経平均株価が史上最高値を更新し、株式市場は好調ですが、乱高下を繰り返しており、慎重さも求められます。値上がり益を求める投資はリスクが高いため、『増やすお金』と『守るお金』を明確に分けて管理することが大切です。『守るお金』の置き場所の本命は定期預金ではないでしょうか」
金利上昇局面では「期間短め」定期預金を。バランスがいいのは1年満期

手持ちの現金であれ、株式や投資信託などの金融商品であれ、「守るお金」を定期預金にシフトしていく場合、どのような点に注意するべきか。日銀は今後もさらに政策金利を引き上げると予想されており、それを受けて銀行の定期預金金利の上昇も見込まれている。
「現在は、金利上昇局面の真っ只中です。この間のセオリーとして、期間が短めの定期預金に預けることが挙げられます。短期間で満期を迎える商品なら、さらなる利上げがあれば、より高い金利の商品に預け替えられます。期間が長い定期預金に預けて金利を固定してしまうと、それ以降に大幅な金利上昇があった場合、恩恵を受けられなくなります」
とはいえ、満期までの期間が短すぎる定期預金も、金利面での魅力は乏しい。例えば、1か月や3か月、6か月で満期を迎える定期預金の多くは、普通預金とさして変わらぬ金利となっている。
「現状、金利と期間のバランスがとれているのは、1年満期の定期預金ではないでしょうか。普通預金よりも金利が高く、満期を迎える1年後に預け替えれば、金利上昇分もフォローしやすい。実際、銀行の定期預金残高の中でも、満期が1年未満の定期預金残高の伸びが著しく、セオリーに則って預金シフトしている方が多いのだと思います」
北九州銀行の宝くじ付定期預金『七福神』が面白い理由

こうした状況を踏まえ、三井さんが注目する定期預金とはどのようなものか。定期預金は「守るお金」の置き場所であるため、「増やすお金」とは違い、利益ばかりを追い求めるのではなく、さまざまな観点から選ぶべきだという。
「最近、面白いと思ったのは、北九州銀行の宝くじ付定期預金『七福神』です。1年満期で、100万円預け入れるごとに『年末ジャンボ宝くじ』が10枚進呈されます。1億円当たるかもしれないというワクワク感は、お金に換算できない価値があります。守るお金なのに、夢が広がります」
とくに目を引くのは北九州銀行を含む山口フィナンシャルグループ傘下3銀行の宝くじ付定期預金の実績だ。北九州銀行の商品紹介ページには、過去の高額当選の本数が掲載されており、その合計は38本。うち1等は7本となっている(*1)。いわゆる「縁起のいい場所」ともいえそうだ。
「もちろん、宝くじそのものの当選確率が変わるわけではありません。ただ、これまでに高額当選が出ている実績を見ると、“ここで受け取る宝くじなら、もしかしたら”という期待感が高まりますよね。そうしたワクワク感も『七福神』ならではの魅力です。100万円ごとに10枚進呈されるという付与内容も、同様の宝くじ付定期預金の中では最高水準(*2)。宝くじファンならずとも、楽しみながらお金を預けたいという人にうってつけです」
『七福神』の一口あたりの最大付与枚数は450枚で、口数に制限はない(口数無制限)。まとまったお金を預けて夢を追うことも可能だ。宝くじは「保護預かり方式」(*3)のため、保管や換金の手間もかからない。
1.2%の特別金利を得られる『スマート支店開設記念定期預金』

宝くじを無料でもらえるというお得感も捨てがたいが、「確実な金利で手堅く増やしたい」という人は、同じく北九州銀行スマート支店の『開設記念定期預金』に着目したい。普通預金の4倍(*4)もの金利が設定されている。
「満期1年の定期預金で年1.20%(税引前)という金利は魅力的な水準です。100万円を1年間預ければ、税引前で1万2000円の利息がつく計算。日本は長い間、超低金利時代が続き、定期預金の恩恵を受けたことがない人も少なくありません。このレベルの金額であれば、利息の恩恵を実感できますよね」
1年定期は満期後に次の金利環境を見ながら預け替えも考えやすく、期間と金利のバランスがとれた今の時代に合う選択肢といえる。
『開設記念定期預金』にも預入口数に制限はなく、無制限で預け入れが可能となっている。ただし、募集総額が200億円に到達した時点で受付終了となるため、興味のある人は早めに検討したいところだ。
回数制限なしで「コンビニATM手数料無料」

では、北九州銀行スマート支店の『七福神』や『開設記念定期預金』は、どのように利用するのだろうか。北九州銀行は福岡県北九州市に本店を構える地方銀行。同行が新規顧客向けに新たに開設した「スマート支店」は、全国どこからでも利用できるインターネット専用支店だ。
スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、簡単に口座開設の申し込みが可能で、開設後は送金や振込などの各種取引、定期預金の申し込みまで、すべての手続きをアプリで完結できる。普段、銀行に行く時間をなかなか確保できない人にとってもありがたい仕組みだ。
「仕事だけでなく、家事や育児でも多忙な私にとって、すべてがスマホのアプリで完結するのは非常に助かります。スキマ時間に確認や取引ができますから。しかも、スマート支店に口座を持っているだけで、コンビニATMの手数料が無料になります。無条件、利用回数の制限がないのは驚きのサービス水準です」
メガバンクや地銀、ネット専業銀行も、コンビニATMの利用手数料が無料となるケースは少なくないが、回数制限が設けられているケースがほとんどだ。また、メガバンクや地銀は支店やATMの統廃合を進めているため、コンビニで引き出しや預け入れをする人は増えている。
「株価や金利の先行きを確実に読むことはできませんが、ATMの手数料は確実に減らせるコストです。手数料は毎回110円、220円であっても、積み重なれば利息以上の出費になっていることもあります。普段使いの銀行口座としても非常に利便性が高いといえるでしょう」
北九州銀行スマート支店の場合、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATM(*5)と、主要なコンビニに設置されているATMをほぼ網羅している。
※金利、対象者、取扱期間、募集上限、宝くじ付与条件、各種キャンペーン条件等の詳細は、以下公式ページをご確認ください。
地銀の安心感とネット銀行の利便性を併せ持つ

現在、北九州銀行では、クレジットカードやデビットカードの作成、給与・年金受取の設定などを組み合わせることで、最大3万3000円相当の特典が得られるというキャンペーン(*6)を実施している。スマート支店の口座開設時に併せて申し込むことも可能だ。
「もう一つ忘れてはいけないのは、『守るお金』を置く場所にそもそも安心感があるかということです。北九州銀行は山口フィナンシャルグループ(YMFG)の傘下にあり、地銀としての財務基盤もあります。『増やすお金』の運用方法ばかりに目が向きがちですが、金利上昇を機に、『守るお金』の置き場所も再検討してほしいと思います」
そう話すと、さっそくスマホで北九州銀行スマート支店の口座開設手続きを始めた三井さん。北九州銀行スマート支店は、地域金融機関の安心感と高い利便性を同時に提供してくれる。三井さんが注目する『七福神』や『開設記念定期預金』は、「守るお金」の置き場所として、有力な選択肢といえる。
《注》
(*1) 過去の当選実績は将来の当選を示唆・保証するものではありません。
(*2) 2026年5月1日時点、当行調べ。国内銀行(信用金庫・信用組合・信託銀行・商工組合中央金庫・ゆうちょ銀行および外国銀行在日支店を除く)が取り扱う宝くじ付定期預金のうち、預入期間1年(1年もの)・預入金額 100万円あたりの年間宝くじ進呈枚数を比較し業界最高水準。
(*3) 宝くじの現物は渡されず、割当番号等が案内されます。当選した場合は当選金が普通預金口座に振り込まれます。
(*4)2026年7月17日時点。北九州銀行の普通預金金利(税引前)との比較。
(*5)イーネットATMは、ファミリーマートやポプラなどのコンビニに設置されていますが、ファミリーマートやポプラなどであってもイーネット以外のATMが設置されている場合があります。その場合、ATMが利用できない、もしくは手数料が異なる場合がございますので、「E-net」マークをご確認のうえご利用ください。
(*6) 2026年7月17日時点。記載の特典額は、実施中の各種キャンペーンにおいて対象条件をすべて達成した場合の最大値です。適用条件や特典内容は変更または終了となる場合があります。











