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梅雨時期は観葉植物のお手入れに最適なタイミング!

雨が続くとすべてが面倒になってしまうのは、私だけでしょうか……。もちろん、テンションが上がる傘に、長靴を履いてウキウキしながらお出かけする日もありますし、水やりがさぼれて「あ〜幸せ……」と思う時もあります。その反面、植物の病害虫が気になって庭を見に行っては安堵して。嬉しいことも、ハラハラすることも背中合わせの日々が続きます。嫌な性分です。

ですが、こんな梅雨空の時は観葉植物のお手入れタイミングです。在宅生活が定着した近頃、とても人気が出た観葉植物。そんな素敵な同居仲間の観葉植物を植え替えたり、切り戻して、枝葉を増やすのに適したタイミングになります。観葉植物は直射日光を嫌い、明るい日陰を好みます。暖かな環境が好きという植物としての特徴があるので、一年中外で管理をすることができません。理想的な置き場所は、室内のレースのカーテン越しや、明るい窓辺で直射日光が当たらないところ。(屋外に置きたい時は、夏場は直射日光が当たらない場所。冬は室内へ)

観葉植物として人気が高いベンジャミンを育てている方には、天気予報の梅雨入りを聞いたら、剪定をおすすめします。剪定の仕方としては、伸びた枝の3分の1~2分の1を目安に切り戻して、全体的にコンパクトにします。犬のプードルのトリミングをイメージするといいかもしれません。見た目がスカスカになってしまっても、あとで新芽が出てくるので、バランスを見ながら整えます。ベンジャミンは、切り口から白い樹液が出ますが、切り口をティッシュなどで抑えれば樹液は流れ出なくなります。また、もし皮膚に樹液がついたら洗い流すようにしましょう。手に樹液がついた状態では、かゆくなって手が被れることもあるので十分に注意してください。洗い流せば問題ありませんので、ご安心を。剪定作業に自信がなくても、数回チャレンジするうちに上手になります。ぜひお試しください。

ベンジャミンの剪定前
程よい感じに育っていますが、梅雨明けの頃には、
さらに葉が茂ります。枝の付け根から葉数が少なくなるので、光が差し込むように剪定します。
剪定後
全体的にスッキリ。枝の切り口が見えますが、
2週間ほどで見えなくなるほど茂ります。

植物の葉が茂りやすい梅雨におすすめしたい、観葉植物遊び

そしてこの時期に一番おすすめしたいのは、ミニ観葉植物の寄せ植えです。梅雨時は、一番品種が揃います。たとえば、葉の表面に白い水玉模様のようなヒポエステスや、白いマーブル模様が素敵なポトスや、明るい葉色で軽やかさが感じられるシダの仲間など。ジャングルのような景色や、涼しげな夏の気配を演出するのも、今が抜群のタイミングです。

なぜこの時期に観葉植物遊びをおすすめするかと言うと、曇りが多くて湿度が高いから。直射日光が苦手な植物は、薄曇りの日差しだと心地よく感じて新しい葉が茂ってきます。そして高い湿度を好むのは、もともと原産地が湿度が高い地域だからです。心地よい湿度に加え、湿度が高いことで切り戻し後に乾燥した環境にならず、葉が茂りやすいのも理由の一つ。植物にとっては本国に帰ったような気候なのかもしれませんね。原産地もそうですが、観葉植物は葉色の変化や葉の形状、鉢のサイズ、全体の大きさなどもさまざまなので、選ぶ楽しさが広がるのも梅雨時なのです。

お皿や、デザートカップ、流木や貝殻で演出して異なる景色づくりを

室内の天井高や、スペースの問題もありますので、「大きなものを育てるにはちょっと不安……」という方におすすめなのが、テーブルサイズのミニチュアタイプの観葉植物です。使わなくなったお気に入りのお皿や、デザートカップなどに、水耕栽培用の土で植物を植えれば、小さな庭のように景色を楽しむことができます。水耕栽培用の土は無菌無栄養なので、虫が湧きにくいメリットがあります。水をためた状態で栽培するので、この土を使う時は器の底に穴が空いていない、水がこぼれない容器を使うようにしましょう。

ハイドロボール(発泡煉石)とデザートカップを使った寄せ植え
アイビーとドラセナは葉色が明るいものを選びます。
デザートカップは土が見えるので、水の位置が見える利点も。

流木や貝殻を合わせて、リゾートっぽさを楽しむもおすすめです。普段、屋外で楽しむ園芸とは異なった景色を室内で楽しめるのが面白いところ。葉の形状や色、質感で変化をつければ、簡単インドアガーデンの完成です。カトラリーボックスのような細長い容器を使うと置き場所に収まりやすいでしょう。プランターをイメージしながら植えれば、素敵な寄せ植えになります。寄せ植えをする時の土は園芸用の培養土で十分です。水捌けのよい土で植えてください。観葉植物用の土でも良いですが、少し軽いので植えにくいデメリットがあります。室内で栽培するので、庭の土や植え替えた古い土は使いません。水やりは土が乾いたらたっぷりと。底穴から余分な水が出てくる量が1度の水の量になります。ちょうど良い受け皿がない時は、使わなくなったお皿、トレーなどが活躍します。

カトラリーボックスの寄せ植え
カウンターの上や、奥行きのない場所でも楽しめる長方形タイプの
カトラリーボックス。カトラリーボックスはある程度の深さがあるので、ミニ観葉を植えるのには便利。

ガーデンアクセサリーとの組み合わせも面白い、寄せ鉢もおすすめ

「室内の植物を寄せ植えするのは面倒。でも、素敵な感じに飾りたい!」という時は、寄せ鉢という手法を使います。まず、置きたい場所に合わせた平皿かトレーを用意しましょう。これは水やりをした時に置き場所を汚さないためです。そして、そこに葉の形状や高さが違う観葉植物をいくつか並べれば完成です。ポイントは、植物の高低差を生かし、鉢が見えないように置くこと。葉が広がるものや下がるものが手前になるようにするなどの工夫をしてみましょう。流木や、河原の丸い石などを置くのもアクセントになっておすすめですし、木彫りのアヒルや、うさぎなどのガーデンアクセサリーと組み合わせても面白いです。植物を寄せることで湿度が保てるので、家を留守にしがちでも水の渇きすぎを防ぐ効果もありますし、室内で水やり場が1か所で済むのも利点です。

ハイドロボールの寄せ植え
植木鉢の表面積いっぱいに植えないでおくのがポイント。余白に貝殻を敷き詰めれば、リゾートっぽい景色が楽しめ、小石を敷けばモダンな雰囲気を楽しめます。
寄せ鉢でつくる観葉植物のミニコーナー

雨音を心地よく感じながら、植物のお手入れにぜひチャレンジを

恵の雨のおかげで違う景色に出会うこともできる梅雨の季節。雨音を心地よく感じながら、普段できないことをやってみるという楽しみが広がる日々でもあります。いろいろな楽しみが部屋の中にあるので、外に行くのをつい忘れてしまいがちですが……。雨上がりにキラキラ光る植物を見る楽しみを残しつつ、目の前に広がる植物のお手入れにチャレンジしてはいかがでしょうか。

おまけ

ナイトガーデン
電池式のキャンドルを枝の間からぶら下げれば、キャンプ気分が楽しめます。
撮影協力/花のワルツ

杉井 志織(すぎい・しおり)
1972年生まれ、埼玉県出身。建築の専門学校を卒業後、フラワースクールで植物の生態やアレンジメント、花屋運営のノウハウなどを学ぶ。現在は、ガーデニングや花壇ボランティア運営の指導、イベント装飾、執筆活動の他、NHK『趣味の園芸』へ出演する等、各メディアで幅広く活動中。上海花卉博覧会(10th CHINA FLOWER EXPO)海外招待ガーデナー・最優秀設計賞受賞。

杉井志織さんのインタビュー記事はこちら

 


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