秋の新米が楽しみな季節です。そこで花人日和では、旬の食材とともに「ご飯」をもっとおいしく食べるための調理道具と器を選んでみました。いずれも信頼性の高い日本ブランドの名品です。
土鍋なのに電子レンジでご飯が炊ける! 特許取得の伊賀焼「陶珍かまど『極』二合炊き」
こちらは、火を使うことなく電子レンジでご飯をおいしく炊ける、画期的な土鍋です。白米2合なら500Wで15分加熱し、そのまま20分蒸らせばできあがります。天保3(1832)年創業の伊賀焼窯元『長谷園』が製作し、特許も取得しています。
多孔質の伊賀の粗土は、“呼吸する土”と呼ばれ、遠赤外線効果が高く、お米の芯までしっかり熱を通します。また吸水性にも優れ、素地に吸収された水分が電子レンジのマイクロ波によって熱蒸気化し、釜全体を熱してムラなく炊き上げます。さらに本品は、上蓋と中蓋、内釜と外釜に分かれた二重構造になっており、その空間にたまった熱蒸気が温度を保ちながら「蒸らし」に入り、ご飯をふっくらとおいしく仕上げます。
土鍋は直径22.5×高さ14.5cm、容量1.2L。残ったご飯は外釜を外し、冷蔵庫で保存が可能で、温めなおしもレンジで簡単にできます。炊飯のほかにも煮物やスープなども作ることができ、レシピも付属。本品は電子レンジ専用で、直火、IHは不可。
陶珍かまど「極」二合炊き
長谷園
16,500円(消費税込み)
「しのぎ」の装飾、口縁のゆらぎが魅力の波佐見焼「窯変しのぎ 茶碗 」2色組み
毎日の炊きたてご飯がおいしく見える波佐見焼の茶碗がこちら。生地の表面が上下に削られた「しのぎ」という凹凸の装飾が、奥深い表情を生み出しています。また、波のようなゆらぎのある柔らかな曲線を描いた口縁部のデザインも魅力。手がけているのは、現代的感覚による日常使いの器を得意とする、長崎県波佐見町の窯元『瑞幸窯』です。
茶碗のサイズは、各約直径12.5×高さ7cm、重さ約190g。電子レンジも食洗機も使用可。マットで落ち着いた印象の白と、釉薬が光で表情を変える青の2色組みでお届けします。
※釉薬のかかり具合により色の濃淡がひとつひとつ異なります。
窯変しのぎ 茶碗 2色組み
瑞幸窯
3,300円(消費税込み)
初心者でも手軽に始められるぬか床づくりキット「SUGIDOCO はと麦ぬかスターターセット」
発酵の力で生野菜をおいしく栄養たっぷりにするぬか漬け。そのぬか漬け用の容器を九州産天然杉で作っているのが本品です。杉には調湿力や通気性があるので、水抜きやかき混ぜる作業が最小限で済み、琺瑯(ほうろう)などに比べて乳酸菌の量が約3倍になるともいわれています。
本体は約幅26.5×奥行き17×高さ11cm、容量約2600ml。キュウリ1本が切らずに入る縦長設計で、冷蔵庫に入るコンパクトサイズです。はと麦のぬか、藻塩、しいたけ昆布粉末がセットに入っているので、すぐに始めることができます。自家製のぬか漬けと一緒に、新米を味わってみてはいかがでしょう。
SUGIDOCO はと麦ぬかスターターセット
いなかず商店
11,380円(消費税込み)
手彩色による藍色の絵付けが印象的。波佐見焼「楕円プレート」と「箸置き小皿 4枚組」
こちらは、長崎県波佐見焼の窯元『敏彩窯』が手がけた、楕円プレートと箸置き小皿です。手描きならではの生き生きとしたタッチで彩色した藍色の絵付けが印象的です。
楕円形のプレートは、パスタやサラダ、おかずなど何にでも使えて便利と人気です。大小2つのサイズがあり、大は約幅26×縦22×高さ3.5cm、小は約幅22.3×縦19×高さ3.2cm。大サイズは深さがあるのでメイン料理など、小サイズは1人分のおにぎりと簡単なおかず等をのせるのにちょうどいい大きさです。藍色の濃淡を使い分けた絵柄は、「藍花」と「りんご」の2種。
同じ絵柄の箸置きは小皿としても使え、薬味などをのせる小さなくぼみが付いた凝ったデザインです。こちらは「藍花」×2枚、「りんご」×2枚の4枚組みでお届けします。楕円プレート、箸置き小皿とも電子レンジ、食洗機使用可。
※楕円プレート、箸置き小皿とも手描きのため、色の濃淡等が異なります。
楕円プレート
敏彩窯
小 各3,080円(消費税込み)
大 各4,180円(消費税込み)
箸置き小皿 4枚組み
敏彩窯
5,280円(消費税込み)