健康のためにも毎日、野菜を食べたい。そうは思っていてもサラダや炒め物など、どうしてもメニューがマンネリになりがちで、悩んでしまうという人に朗報です! 食道楽でも知られる人気料理研究家の上島亜紀さんがかけるだけ、あえるだけでぴたりと味が決まる魔法の味だれを開発。野菜はもちろん素材の組み合わせを変えるだけで無限大の味わいになります。
上島さんの著書『味だれ5つで! 野菜がおいしすぎる超悦サラダ』(主婦の友社)では、味だれの作り方とレシピはもちろん、美味しくなる下ごしらえや簡単な味変方法などを網羅。今回はその中から味だれの使い方や、味だれのひとつ「ごまみそだれ」の作り方をご紹介します。
美味しく野菜を食べたい人はもちろん、野菜嫌いの家族に悩む人にもおすすめの味だれレシピ。ぜひ試してみてください。
文/上島亜紀
この味だれ5つで野菜がモリモリいける!
ごまみそだれ
ややピリ辛。みそにねりごまとすりごまを合わせてコクしっかり!
しょうゆにらだれ
合わせる野菜によってにらが脇役にも主役にもなってくれる!
うま塩ねぎだれ
和風、中華風、韓国風にも使える万能だれ。作っておくと安心!
バーニャだれ
アンチョビーとにんにくで本格イタリアン味に。野菜とのからみが抜群!
ハニーオニオンだれ
マリネやピクルスにもおすすめの甘めのたれ。フルーツとの相性も◎
味だれのここがスゴイ!
ベースは家にある定番調味料
魔法の味だれといっても、材料はいたってふつう。みそやしょうゆ、ごま、油類など、家にある調味料でベースの味ができ上がります。
香味野菜で風味アップ
ねぎやにんにく、しょうが、にらなど香味野菜をすりおろしたり刻んだりしてプラス。風味が加わり、より野菜にからみやすくなります。
保存はジャム瓶でお手軽!
150~200g入る、よくあるジャム瓶を活用。冷蔵室にも入れやすく、場所をとりません。
作るのは3回分
一度に作るのは、調味料や材料を手軽にまぜられる3回分。その日のサラダに使い、残りは作りおきにすると、使いきる量なので飽きることがありません。
しょうゆにらだれなら、1回分を「よだれ鶏風サラダ」に、残りを作りおきの「パプリカときくらげの和風サラダ」に使って、味わいの違いを楽しむのも手。
ちょっとピリ辛。ねりごまとすりごまを合わせてコクしっかり!
【ごまみそだれ】
【材料】
ねり白ごま 大さじ2
すり白ごま 大さじ2
みりん 50ml
みそ 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
豆板醤 小さじ1
にんにくのすりおろし 小さじ1
【作り方】
ボウルにすべての材料を入れてよくまぜる。
【保存期間】 冷蔵1週間
レンジ加熱でとろっとしたなすにたっぷりかけて
【なすのバンバンジーサラダ】
ごまみそだれのベストワンレシピ
【材料】(2人分)
なす 3個(250g)
味だれ(ごまみそだれ) 大さじ3
【作り方】
1 なすはピーラーで皮をむき、耐熱皿にのせてラップをふんわりとかける。電子レンジで3分加熱し、上下を返してさらに2分加熱する。
2 あら熱がとれたら縦4等分に裂いて器に盛り、味だれ(ごまみそだれ)をかける。
【1人分】111kcal、食物繊維4.1g
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『味だれ5つで! 野菜がおいしすぎる超悦サラダ』(上島亜紀 著)
主婦の友社
上島亜紀(かみしま・あき)
料理研究家。ジュニア・アスリートフードマイスター、パン講師、食育アドバイザーの資格をもつ。神奈川県の自宅にて、料理教室「A’s Table」を主宰。気軽な家庭料理からおもてなし料理、パンや洋菓子まで、アイディアあふれるレシピが人気で、女性誌や書籍を中心に活躍。OL時代からの食べ歩きで培った味つけや盛りつけのセンスには定評が。著書に、『はじめてでも簡単!毎日がラクになる電気圧力鍋の絶品レシピ』(主婦の友社)、『「また作って!」と言われる おかわりおかず』(池田書店)など多数。