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テレビやラジオ、雑誌などの各メディアで活躍中の放送作家・コメンテーター・コラムニストの山田美保子さん。著名人との交流も頻繁なだけに、気の利いた手土産を贈る機会も多くあるそうです。そんな山田さんに毎月、贈る側も贈られる側も心が躍る“とっておきの手土産”を紹介していただきます。

【心躍る! とっておきの手土産】
第7回 ワンランク上の大人の手土産

文・山田美保子

御世話になっている連載担当者の中に、いつも会う度に見たことのない珍しいスイーツを手土産に持ってきてくれる方がいます。

それが北海道や九州に本社がある有名店だったり、なかなか東京では手に入らないと聞くお菓子だったりするので、あるとき彼女に聞いてみたのです。「いつもどこで買ってきてくださるの?」と……。

彼女の答えは「近所にデパートがあるんです。そう、デパ地下です。常に催事を開催しているので、フェアがあるときに、ちょっとだけ行列して買っているんですよ」

心から羨ましくなりました。皆さんも御存知のとおり、デパ地下には、担当バイヤーさんが常にアンテナを張り巡らし、超人気店を招いています。お客の反応によっては、常設の店舗が入れ替わることもありますし、前述の北海道や九州を冠にした催事があれば、地元の人気店のスイーツが並びます。そんな夢のような環境がご近所にあるとは労多くせずとも贈り物の達人になれるということ。何度も繰り返しますが、羨ましくて羨ましくてなりませんでした。

では私はどうかというと、まぁ、ワンパターンとは言いませんが、3~4軒をヘビーローテーションしているのが現実。デパートの外商担当者にセレクトを頼むこともありますが、たいていは、贈って間違いないと思われる国内外の有名店の看板スイーツを買うことが大半です。

長年、それでもいいと思っていました。なぜなら受け取った皆さんはいつも歓声をあげて喜んでくださるし、社交辞令かもしれませんが、「わぁ、〇〇〇〇(←メーカー名)だ! ふだんはなかなか食べられないので嬉しいです」などと言っていただけば、差し上げて良かったと嬉しくなり、安心もしていました。

ベテラン編集者も認める“贈り物の達人”が教えてくれた『リベルターブル赤坂』の「Madeleine aux truffes noir fromage」

前述の担当編集者さんもそうですが、私が居る業界には、“贈り物の達人”と呼ばれている有名人がいらっしゃいます。

有名アーティストさんのライブにうかがうと、記者やカメラマンに、スイーツのお土産をちょうだいする機会があります。毎回、お店やメーカーの名前は聞いたことがあっても、「見たことがない」とか、「こんな組み合わせで箱詰めしてくれるの?」などと驚かされたり、なかには、初めて知ったり見たりするスイーツばかりいただくのです。

あるとき、ライブ取材のお土産にちょうだいしたのが『リベルターブル赤坂』の「Madeleine aux truffes noir fromage(マドレーヌ オ トリュフ ノワール エ フロマージュ)5個入り」でした。

「Madeleine aux truffes noir fromage(マドレーヌ オ トリュフ ノワール エ フロマージュ)5個入り」¥1728(税込み)

ライブ取材の帰りは、知り合いの記者さんとお茶を飲んだりご飯を食べたりして、その日の感想をおしゃべりする機会が多いのですが、そんなとき、「今日のお土産、開けちゃおうか」と“代表”の一人が開封して、情報を共有することがあります。

『リベルターブル』の包みを開けたときには、「わぁ! 黒トリュフのマドレーヌだって。おっとな~(大人)!」「さすがのセレクション」「このお店、知らないかも」などと、いつも以上に盛り上がった記憶があります。

『リベルタ―ブル』は、TBSに近い、赤坂通り沿いのお店。こちらのマドレーヌは、黒トリュフを贅沢に使用した生地に、山羊乳のチーズ(シェーブルチーズ)を織り込み、「ワインやシャンパーニュと合わせても」という、まさに大人のマドレーヌです。

私はそれから、何度このマドレーヌをギフトに利用させていただいたことでしょうか。大人の女性にもですが、男性に差し上げてもとても喜ばれる逸品です。

日本のフレンチ業界を代表する一人、森田一頼シェフのパティスリー

『リベルターブル』は、もともとフレンチのフルコースを愉しめるレストランとして2010年、南青山に誕生しました。当時から「フレンチの世界に大旋風を巻き起こした」と評判だったシェフの森田一頼さんは、1978年、新潟のお生まれで、国内の複数の有名店で修業した後、「フランス菓子の伝統的な技術に魅せられて」2004年に渡仏。フランスでも有名レストランや有名パティスリーで様々な技術を学び、4年後に帰国し、『ランベリー』シェフパティシエに就任し、『リベルターブル』をオープンしました。果たして、2013年10月、テイクアウトを主軸とし、イートイン可能なカウンター席を供えたブティックとしてオープンしたのが『リベルターブル赤坂』。

『リベルターブル赤坂』

「独自の感性で創り出す、優美かつ唯一無二な味わいとの出逢い」とショップの紹介文にあるとおり、ショーケースに並ぶケイクは芸術品と言うべき美しいフォルムと色合いを誇り、黒トリュフやバジル、南仏のお酒・アニスやピスタチオ、フェンネル(ういきょう)、ポルチーニ茸などを使った大人のための逸品ばかりです。 焼菓子やショコラの品揃えも豊富で、人気の商品を組み合わせてもらうこともできるので、まさに、ワンランク上の手土産として最強と言えます。

カウンター席で「お酒×極上スイーツ」の御褒美タイムを

昨年9月には、赤坂通りを挟んだ真向いに、そのケイクをゆっくりいただけるイートインの新店舗がオープンしました。U字型のオシャレなカウンター席でいただけるのは、森田シェフのコンセプト“自由な発想”“記憶に残るクリエイティブ”が光るジュエリーのようなケイクたち。伝統的な手法を守りながら森田シェフのフィルターを通して生まれる“料理とデセールという垣根”を超えた表現と味わいをその場で堪能することができます。

『リベルターブル』の新店舗
新店舗の店内

先日、伺ったときには、スペシャリテの「ゼニス」をシャンパーニュと共にいただきました。昼間から??? と少々躊躇もしましたが、フォアグラの塩気とコク、りんごのブランデー、カルヴァトスが香るシブーストクリーム、りんごの果実と甘酸っぱさが絶妙のバランスを奏でるケイクに、コーヒーでは力不足のような気がしたので……。

私が食べたスペシャリテの「ゼニス」

イートインの閉店は17時(ただし、デザートがなくなり次第終了)ですが、コーヒー、紅茶、ワインから日本酒まで豊富に揃うドリンクと共にケイクをいただくのも大人ならOKですよね? 先日は、工房にいらっしゃるはずの森田一頼さんが店舗に降りていらっしゃり、御挨拶することもできました。自分自身への御褒美タイムも作り出せて、大人を唸らせるギフトも豊富に揃う『リベルターブル赤坂』。オススメです!!!

山田 美保子(やまだ・みほこ)
1957年、東京都出身。TBSキャスタードライバー、フリーレポーターを経て、「カノッサの屈辱」「恋のから騒ぎ」や「踊る!さんま御殿!!」などの人気番組の放送作家として活躍。テレビやラジオのコメンテーター、コラムニストとしても活動中。

商品のお問い合わせ先
Libertable赤坂店
https://libertable.com/

 

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