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テレビやラジオ、雑誌などの各メディアで活躍中の放送作家・コメンテーター・コラムニストの山田美保子さん。著名人との交流も頻繁なだけに、気の利いた手土産を贈る機会も多くあるそうです。そんな山田さんに毎月、贈る側も贈られる側も心が躍る“とっておきの手土産”を紹介していただきます。

【心躍る! とっておきの手土産】
第2回 サンドイッチを差し入れるときの流儀

文・山田美保子

「萌え断」というワードがトレンドになってからというもの、メディアで取り上げられるのは、彩り豊かな断面に心がキュンとなるサンドイッチばかりです。

見た目も味も、そして何よりボリューム的にも大満足できるのですが、食べづらいというのが難点。唇や指先にフィリングが付いてしまうこと必至な「萌え断」サンドは、話のタネにはなるものの、差し入れとしては不向きかもしれません。

でも、食べやすいサンドイッチを軽食として出したり、差し入れたりすることは業界ではとてもポピュラーな行為。テレビ局でタレントさんがたまる「前室」や廊下の長テーブルにうず高く積まれている小さな箱入りサンドを1人で2箱、3箱と手にして楽屋に戻るタレントさんもいらっしゃいます。

また、ロケが早朝から行われる際、ロケバスのドライバーさんが朝食として車内に用意しておいてくれるのもサンドイッチ。さらに、舞台の差し入れは、千穐楽までの無事や成功を祈り、“勝つサンド”=“かつサンド”を選ぶベテラン業界人や大物芸能人が……。差し入れにも縁起を担いでいるのです。

大物といえば、国民的アイドル出身の大物司会者が、番組への差し入れとして利用したことで有名になった英国風サンドを度々口にしている人は売れっ子である証拠。“ヌン活”で出会うような“とっておき”のサンドイッチは、旅行や観劇のお供にも最適です。

もともと、サンドイッチは、18世紀中頃、イギリスのサンドウィッチ伯爵がギャンブルを中断することなく手軽に、指先を汚すことなく食べられる食事として考案されたと言われています。とはいえ、適度な“萌え断”も気になるところ。果たして最近、テレビ局員や出版社の編集者らが差し入れとして頻繁に利用しているのが『サンドイッチハウス メルヘン』です。百貨店や、いわゆる駅ナカ、商業施設などに多く入っているので買いやすいうえ、工場を持たず、すべて店内の厨房で作られている“中身が見える”サンドイッチ。

その時々で、季節感あふれる食材をギッシリ挟んだ100種類以上のバラエティ豊かなサンドイッチで、ショーケースには常時、40~50種類は並んでいるでしょうか。

調味料として欠かせないマヨネーズは、専用に独自のレシピで開発したものを使用。フルーツサンドなどに合わせるホイップクリームも、その場で泡立てているから重たくありません。

パンだけは工場で焼いて搬入しているのですが、これも、それぞれの具を引き立たせるように、わざわざ開発したパンだそうです。

常に担当スタッフがミーティングを重ね、新たなサンドイッチを試作。特別なシーズンやタイミングでしか出会うことができない組み合わせもあるため、ファンの中には、度々パトロールをして、レアなサンドイッチを購入する方もいらっしゃると聞きました。

果たして、出来上がって約30秒後には店頭に並べられているというのです。

サンドイッチというと、紅茶と共にいただくイメージですが、『メルヘン』のサンドイッチは、どんな飲み物とも相性がいいと評判。

コンビニで売っているサンドイッチのように、開封しやすい透明パックに2切れずつ入っているので、グラビアの撮影時や、テレビの収録時、テーブルに並べておきやすいうえ、間違いなく“萌え断”の部類に入るため、女性の出演者が多い番組や撮影には欠かせないサンドイッチとされています。

ほかにも、タレントさんの所属事務所や自宅での打ち合わせの手土産としても、喜ばれること確実。特に“男性所帯”の場合は、開封して、すぐに食べられるので、「食器を出さなくていいから助かる」というワケです。

以前、『女性セブン』の取材で、坂上忍さんの犬猫保護ハウス『さかがみ家』にお邪魔したとき、男性編集者が持参したのも『メルヘン』のサンドイッチ。お渡しするなり、紙袋の中を覗き、「これ、食べていい?」とタマゴサンドをほおばりながらのインタビューとなりました。坂上さんは、「これ、美味いね」と、アッと言う間に1パックを完食し、2パック目を召し上がっていましたっけ。

「ヨード卵・光」を使ったボリューミーな「タマゴサンド」

同じく『女性セブン』で、芸能リポーターを引退される直前の井上公造さんと対談した際には、「今日は妻がハワイに行っちゃって、朝から何も食べていないので助かります」と、日本全国の美味しい物を知り尽くした公造さんが「これ、美味しい。どこで買えるんですか?」と編集者に訊ね、メモをして帰られたほどでした。

いまはコロナ禍なので開催されませんが、番組の打ち上げ用には、その名も〈パーティーオードブル〉といって、「サンドイッチオードブル」「メインディッシュオードブル」「スイーツオードブル」という3~4人前もあります。予約は5日前まで。できる番組デスクの女性によれば、「お誕生日が近い出演者の方の楽屋に入れることもあります」とのこと。ナイフでカットしたり、紙皿やプラスチックのフォークを用意したりする必要がないのに、バースデーケーキ並みの華やかさ。ホームパーティーやクリスマスなどにも喜ばれること確実です。

見た目も華やかな「サンドイッチオードブル」

見た目にも味にも萌えるし映える、『サンドイッチハウス メルヘン』のサンドイッチは、屋号のとおり、メルヘンの世界へ誘ってくれること、間違いありません。

山田 美保子(やまだ・みほこ)
1957年、東京都出身。TBSキャスタードライバー、フリーレポーターを経て、「カノッサの屈辱」「恋のから騒ぎ」や「踊る!さんま御殿!!」などの人気番組の放送作家として活躍。テレビやラジオのコメンテーター、コラムニストとしても活動中。

商品のお問い合わせ先
サンドイッチハウス メルヘン
03-6228-7688

 

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