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はかなくも余韻あふれる風味豊かなモンブランクリームは和栗の真骨頂。
その質に魅せられ、個性を際立たせる各地のモンブラン喫茶をご案内。

栗の名産地・小布施にある老舗の味を気軽に味わえる
カフェ&バー ぺしゃわーる(東京・日本橋)

「モンブラン」と抹茶のセット(1300円)。和風のモンブランは抹茶とよく合う。口コミでモンブラン好きの来店が増えているという。飲み物はコーヒーと紅茶からも選べる。

東京・日本橋のビル街の地下にひっそりと佇む、昔ながらの喫茶店が『カフェ&バー ぺしゃわーる』だ。店の名付け親は作家の井上靖だ。ペシャワールは、シルクロードにあるパキスタンの商業都市である。井上靖は店がオフィス街のオアシスになるようにと、この名を贈ったという。

昼間は喫茶店、夜はバーになる店であるが、店長の水野雅之さん(58歳)はこう語る。

「じつは昼間も、少しならお酒が飲めますよ(笑)。お出ししている『小布施堂』のモンブランは、白ワインともよく合うんです」

『小布施堂』といえば、栗の産地である長野県小布施町にある栗菓子の老舗。同店のモンブランのファンは全国に多く、百貨店などでの催事販売で人気を集める。それが、いつでも食べられるのだ。

老舗のケーキを通年で提供

標高約40mm 直径約60mm

スポンジケーキを土台に、生クリームとモンブランクリームのシンプルな3層構造。クリームは口溶けがよく、さっぱりした味わい。

「ご縁がありまして、東京の喫茶店で『小布施堂』のモンブランを常時、お出ししているのは当店だけです」(水野さん)

『小布施堂』のモンブランを通年で供する、知る人ぞ知る店が、ここ『ぺしゃわーる』なのである。
モンブランファンならば、一度は訪れ、味わってほしい。

平成元年(1989)に開店。カウンターで抹茶を点て、コーヒーを淹れる店長の水野さん。モンブランはバータイムでもいただける。

カフェ&バー ぺしゃわーる

東京都中央区日本橋3丁目1-4 日本橋さくらビル地下1階
電話:03・3242・1212
営業時間:11時〜23時30分最終注文(19時よりバータイム)
定休日:日曜
交通:東京メトロ銀座線日本橋駅より徒歩約2分、東西線日本橋駅より徒歩約3分 28席。

取材・文/宇野正樹 撮影/多賀谷敏雄、寺澤太郎
※この記事は『サライ』2022年10月号より転載しました。

『サライ』10月号の特別付録は、「月の沙漠のスキットル」。

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