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情報提供:⼀休.com

四季のある日本では、季節ごとにさまざまな景色が堪能できます。冬にしかできない愉しみといえば、雪見風呂。しんしんと降る雪を眺めながら、ゆったりと温泉に浸かるのは、寒い季節しか味わえない贅沢です。

今回は雪見風呂ができる旅館を5つ、「⼀休.com」から厳選しました。宿泊したいホテルを⾒つけたら、<⼀休ボタン>をクリックしてください。「⼀休.com」で Web 予約が可能です。

気象庁の長期予報によると、今年は東・西日本の日本海側では冬型の気圧配置が強く、平年に比べ雪の日が多いそうです。今年は早くから雪見風呂が楽しめるかもしれませんので、今から旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

1:坐忘林(北海道)

情報提供:一休.com

ニセコの秀峰・羊蹄山を望む場所に建つ『坐忘林』。旅館の名前は、「静座して現世を忘れ、雑念を取り除く」という禅の考え方から着想したもの。原生林の中で、自然と調和するようにひっそりと佇む同館では、日常から切り離された静寂の時間を過ごすことができます。

オーナーは、ニセコの大地に魅せられたイギリス人夫妻。囲炉裏や茶の坐など、日本の伝統が随所に配されつつも、どこか洋風の洗練された雰囲気を感じさせます。また、廃材を建築に用いたり、床暖房や融雪には温泉の湯を再利用したりと、環境にも配慮した宿です。

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▷客室露天風呂で雪景色を独り占め

日本屈指のパウダースノーが降るニセコ。その土地にふさわしく、全15の部屋には雪の結晶にまつわる名前がつけられています。部屋には大きな窓が配されており、目の前に広がるニセコの大自然は美しく、そしてダイナミック。冬に見られる銀世界には、誰しもうっとりすることでしょう。

すべての客室に、源泉掛け流しの内湯と露天風呂がついており、冬の絶景を独り占めすることが可能。敷地の地下1,000メートルから組み上げられている湯は、肌の新陳代謝を促し、高い保湿効果をもたらしてくれます。

▷この宿ならではの魅力

食の宝庫といわれる北海道。同宿では、北の大地で育った野菜や肉、海の幸をふんだんに使った“北懐石”を提供。北海道生まれの料理長は、世界各地で修業をしたのち、北海道の食材に回帰したのだそう。それぞれの素材に合った調理法や味付けを凝らした料理を、芸術品のように美しく盛り付けて提供。その料理の数々は、舌でも目でも宿泊者を唸らせます。

また、釜で炊いた地元銀山産の白米や、北海道産の魚、地元で採れた新鮮な卵など、朝食にも北海道の食材をふんだんに使用。あますことなく北海道の味覚を堪能できます。

問い合わせ先
IN 14:00~19:00
OUT 11:00
室数 全15室
ペット 不可
お子様 可
住所/北海道虻田郡倶知安町花園76-4
TEL/0136-23-0003

おすすめプランは「【宿泊期間2022/12/1-2022/12/23】北海道の豊かな恵み『北懐石付』坐忘林スタンダード」2名で税込170,000円~。

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2:変若水の湯 つたや(山形県)

情報提供:一休.com

山岳信仰の山として知られる山形の出羽三山。約400年前に宿坊として開業したのが『変若水の湯 つたや』のはじまりです。その後、昭和5年(1930)に旅館として生まれ変わってからも、「月山の魅力を伝える」という思いのもと、月山の歴史や文化についても伝え続けています。月山の自然に存分に浸れるようにと、時計の設置はフロントのみ。時を忘れて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

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▷雪化粧をまとった月山と五色沼は見物

宿がある月山志津地域は、冬になると6mもの積雪となる豪雪地帯。こんこんと降る雪はもちろん、雪に覆われた月山と凍った五色沼が見られるのも、同宿ならではの贅沢です。特に貸切風呂「ばしょうの湯」では、銀世界を独り占めできます。

「変若水の湯(おちみずのゆ)」という名前の由来は、月山神社の祭神「月読命」が詠んだ詩から。「月の中には月読命が持っている変若水(若返りの水)がある。それを取って来て、あなたに差し上げ若返らせたい」という一節にちなんだもの。月山の自然に抱かれながら湯浴みをすれば、活力が戻ってくるのを感じられるかもしれません。

▷この宿ならではの魅力

『変若水の湯 つたや』では、雪国ならではの食材と料理をいただけるのが魅力。冬には、春〜秋に採れた素材に加え、魚や肉などの山里の料理を提供しています。また、あけびの甘露煮や、うどの塩漬など、厳しい冬を乗り越えるために生まれた保存食も。雪国ならではの食文化に触れられるのも、ここでしかできない体験でしょう。

名水百選に選ばれた月山の水でつくられた地酒も提供していますので、お酒を片手に旅の思い出を語らってみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先
IN 15:00~19:00
OUT 10:00
室数 全20室
ペット 不可
お子様 可
住所/山形県西村山郡西川町大字志津10
TEL/0237-75-2222

おすすめプランは「【つたやベーシック】月山の恵みを味わい尽くす」2名で税込35,200円~。

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3:別邸 仙寿庵(群馬県)

情報提供:一休.com

谷川の渓流沿いに建つ『別邸 仙寿庵』。2016年には、旅行業界のアカデミー賞といわれる「ワールドラグジュアリーホテルアワード」の「Luxury Hideaway Resort」部門で受賞し、世界からの注目を集めています。

和のリゾートをコンセプトとし、日本の伝統技術と現代建築を融合したつくりと、日本らしいきめ細かなサービスが特徴。館内に見られる匠の技に触れてみたり、木々に囲まれた読書室で気になる本を手に取ってみたり、思い思いの時間を過ごしましょう。

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▷谷川のせせらぎに癒される贅沢な湯浴み

約1,000坪の建物内に、わずか18室という贅沢なつくり。すべての客室には、露天風呂がついており、プライベートな空間でその銀世界を味わうことができます。

開放的な雰囲気を味わいたいなら共同の露天風呂へ足を運んでみてください。「すずむしの湯」では自然に囲まれながら、「ほたるの湯」では谷川渓谷のせせらぎを聞きながら湯浴みできます。

同宿の泉質は、低張性弱アルカリ性温泉。低張性は温泉成分がやさしく体に浸透するため、湯あたりしにくいのが特徴。また、弱アルカリ性なので、湯上り後はお肌がつるつるになります。

▷この宿ならではの魅力

『別邸 仙寿庵』の見所は、日本の伝統技術を取り入れた現代美術のような館内のつくり。訪れる人をまず魅了するのは、高さ約8メートルのガラス張りの曲面廊下です。曲面廊下を歩いていると、自然の中に身を置いているかのような気持ちになるでしょう。

そのほか、食事処のホール天井には、水面に描いた模様を和紙に写しとる「江戸墨流し」の手法を取り入れたり、玄関には、手漉きの特殊和紙を用いたりと、そこかしこに日本の伝統文化を施しています。同宿を訪れた際には、それら一つひとつの意匠をぜひご覧ください。

問い合わせ先
IN 13:00~18:00
OUT 11:00
室数 全18室
ペット 不可
お子様 可
住所/群馬県利根郡みなかみ町谷川614
TEL/0278-20-4141

おすすめプランは「【早割:60日前】2ヶ月以上前に予定を決めるからお得!スタンダード『早割60』プラン」2名で税込85,860円~。

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4:隠庵 ひだ路(岐阜県)

情報提供:一休.com

雄々しくそびえる北アルプスの麓で、自然に溶け込むように佇む『隠庵 ひだ路』。標高約1,000メートルに位置し、高地ならではの清々しい風が吹く場所です。平屋建ての館内に入ると、昔ながらの囲炉裏がお出迎え。日本の原風景を残したような同館は、訪れる人に懐かしさと安らぎを与えます。「大人のなごみ宿」というコンセプトの通り、小学生以下のお子様の宿泊は不可。大人だけが味わえる上質なくつろぎの時間が、そこに用意されています。

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▷雄大なアルプスを望みながら雪見風呂を

12室のお部屋すべてに、岩づくりの温泉露天風呂と檜の内風呂を完備。夜になると、あたたかな灯りの照明が雪を照らし、幻想的な雰囲気の中で湯浴みを楽しむことができます。部屋風呂のほか、川沿いにある露天風呂も堪能しておきたいもの。広々としたつくりの離れの湯では、眼前にアルプスの雄大な自然を望むことができ、冬には美しい銀景色を堪能できます。

▷この宿ならではの魅力

同宿では、海で採れる食材は使用せず、飛騨地方で採れる山の恵みを使った郷土料理を提供。同宿名物の小さなじゃがいもの煮っ転がし・特製ころ芋や、飛騨牛の石焼、岩魚の串焼きなど、素材を生かした素朴な料理の数々は、どこかほっとする味わい。旬の食材を囲炉裏端でいただくのは、現代では手に入りづらい贅沢な時間といえるでしょう。

問い合わせ先
IN 14:00~17:00
OUT 11:00
室数 全12室
ペット 不可
お子様 不可
住所/岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地687
TEL/0578-89-2462

おすすめプランは「【ベーシック】ひだ路の通常のご宿泊はこちら!」2名で税込63,800円~。

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5:酒の宿玉城屋(新潟県)

情報提供:一休.com

有馬温泉、草津温泉と並び、日本三代薬湯のひとつに数えられる松之山温泉。療養泉の基準値の15倍の濃度をほこり、薬効効果の高い湯として知られています。その松之山温泉で、創業100年を超える老舗旅館が『酒の宿玉城屋』。2018年のリニューアルで、食とお酒の宿として生まれ変わってからは、地野菜×酒・ワインの「里山キュイジーヌ」を提供。新たな魅力を放っています。

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▷約1,200万年前の化石海水を源泉とした湯

松之山は、日本有数の豪雪地。冬になると、大浴場や部屋のお風呂からも、その銀世界を堪能することができます。真っ白な雪を見ていると、雑念がとりはらわれ、心が洗われていくのを感じられるでしょう。

松之山温泉の湯は、約1,200万年前の地下海水を源泉とし、塩分濃度が高いことで有名。高い保温効果により、冷え性に良いとされています。また、天然の保湿成分とされるメタケイ酸を多く含むため、湯上り後の肌はしっとり。美肌効果が期待できます。

▷この宿ならではの魅力

「酒の宿」と冠する通り、宿の自慢は200種を超える豊富なお酒と、里山の食材を使った料理。ここでは、東京の一流フレンチレストランで修行を積んだシェフによる、フルコースをいただくことができます。旬の食材の味を大切にするシェフは、自ら収穫した山菜や果実、野草を料理に使用。また、地元に根付く発酵食などを取り入れながら、風土に合ったフレンチを提供しています。

これらの料理に、ソムリエや酒匠などの資格を持つオーナーが、日本酒やワインをペアリング。松之山の豊かな自然で育まれた素材と、稀少地酒が織りなすマリアージュをぜひご堪能ください。

問い合わせ先
IN 15:00~18:00
OUT 10:00
室数 全8室
ペット 不可
お子様 可
住所/新潟県十日町市松之山湯本13
TEL/025-596-2057

おすすめプランは「【日本酒×フレンチ】新潟No.1利き酒師・酒匠オススメの日本酒ペアリングプラン<夕食第2部:20時>」2名で税込86,000円~。

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しんしんと降る雪は、何度見ても心落ち着くものです。しかし長時間見ていると底冷えしてしまうので、じっくり観賞できないのが惜しいところ。そんな時こそ雪見風呂で、体の芯から温まりながら、美しい雪景色を心ゆくまでお楽しみください。

※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2022年11月18日(金)時点での情報をもとに作成しています。
提供されるサービスの内容は随時、変更になる場合があるため、各プランの詳細をご確認のうえお申し込みください。

情報・写真提供/⼀休.com
文/阿部雅美(京都メディアライン)
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