テレビやラジオ、雑誌などの各メディアで活躍中の放送作家・コメンテーター・コラムニストの山田美保子さん。著名人との交流も頻繁なだけに、気の利いた手土産を贈る機会も多くあるそうです。そんな山田さんに毎月、贈る側も贈られる側も心が躍る“とっておきの手土産”を紹介していただきます。
【心躍る! とっておきの手土産】
第22回 “ぬくもり”伝わるとっておきの手土産
文・山田美保子
早いもので、今年もデパートから「おせち」のカタログが届く時期に……。11月が近づけば、「御歳暮」をはじめ、年末のギフトのカタログが届くことでしょう。昨今の「御歳暮」や「御中元」では“カタログギフト”というのがあって、贈られた側が好きなものを選ぶ……というスタイルが定着しています。
いただいておいて、こんなことを言うのもなんですが、3000円ぐらいの“カタログギフト”の中に、なかなか欲しいものがないのは私だけでしょうか? だったら石鹸とか洗剤とか、昔ながらの定番を貰ったほうがいいのになぁと……。本当に欲しいものがなくて返信用のハガキを期間内に出しそびれてしまうことも一度や二度ではありません。すると決められた商品が届くんですよね。カトラリーセットであることが多いでしょうか。それはそれで結局うれしい贈り物ではあるのですが……。
でも、やはり“カタログギフト”というのは(よほど高いものは別として)、個人的に、あまり好きではありません。すごく手を抜いているように思えるからです。同じデパートを利用するならば、ちゃんと売場に行って、先方の顔を思い浮かべながら選びたい。そうでないと、ギフトをセレクトする筋肉が確実に衰えてしまうからです。
この連載でも何度か取り上げましたが、「差し上げて間違いがないモノ」「必ず喜んでいただけるモノ」というのがありますし、同じように、「いただいて嬉しいモノ」というのがあるものです。
結婚式の引き出物やお祝い返しにも。必ず喜ばれる贈り物『ヘレンド』
私にとっては『ヘレンド』の磁器がそれにあたります。これまで、どれだけ利用させていただいたかわかりませんし、結婚式の引き出物やお祝い返しとして、何度、贈ってもらったことか……。最近は、“地味婚”を通り越して、“なし婚”を選ぶ若い方も少なくないと聞きますが、私の周りでは、コロナ禍に結婚し、披露宴を延期していたカップルによる結婚式&結婚披露宴ブームが起こっています。
「クラブ ヘレンド ジャパン 本店」さんには「ウェディング クラブ」という取り組みがあって、ご成約条件を満たすと、ウェディングのための引き出物の成約から約2年間、「クラブ ヘレンド ジャパン本店」でのヘレンド商品の優待……という素晴らしいサービスがあるのを御存知でしょうか。同店でのヘレンド商品(ヘレンドティー含む)が15%も優待されたり、引き出物一括配送の送料が無料になったり……と、私もまた結婚披露宴をやりたくなってしまうようなサービスです。
アクセサリー入れやお菓子入れ。使い勝手良し、器量良しの「マルボンボン」
『ヘレンド』の商品の中で私がいちばん好きなのは、眺めているだけでも幸せな気持ちになれる“マルボンボン”です。「フィニアル」と呼ばれる“つまみ”が付いた蓋が印象的。女性ならばまず、「アクセサリー入れにしよう」と思い付くでしょうし、お砂糖や金平糖サイズの御菓子を入れて、「お客様をおもてなししよう」という気持ちにもなれるかと思います。
高級レストランのように、粗目の御塩だとかオリーブを入れても素敵ですし、何も入れずに、ただ飾っておくだけでも優雅な気持ちになれること、間違いありません。価格も、結婚式の引き出物や御祝い返しに最適な1~2万円台。ですから、ちょっとした御礼や、それこそ“手土産”として利用することもできるのです。
「フィニアル」がついていないシンプルなボンボン入れも大好きですし、同じ値段でペア(2枚)のオリエンタルボールも度々利用させてもらっています。
「人を選ぶのではないか」とか、「相手の趣味もあるだろう」と心配される方もいるかもしれませんが、大皿や大きなボウルを差し上げるならまだしも、美しくて可憐で小さなサイズの『ヘレンド』は、使い勝手が抜群で、どんなテイストのインテリアやテーブルとも相性抜群なのでした。
作り手の技術と想いが“ぬくもり”となって伝わる贈り物
創業は1826年。中央ヨーロッパ最大の湖、バラトン湖に程近い、ハンガリーのヘレンド村に創立された同国初の磁器工房が『ヘレンド』の原点です。ハンガリーは日本のように四季があるそうで、季節によって見渡す限りのひまわり畑や、ひなげしの花を見ることができるとのこと。『ヘレンド』の可憐な絵柄や見た人の心を一瞬で和ませてくれる色彩には、こうしたハンガリーの豊かな自然環境も関係しているのではないでしょうか。
また、手造り、手描きの伝統を守るため、素材や生産工程は最先端の技術で管理され、掌にのるようなサイズの小皿でも、ポターが成型し、ペインターがそのひと筆に精魂込めて仕上げているそうです。『ヘレンド』の商品すべてから幸せを感じられる“ぬくもり”が伝わってくるのはそのためだったのでした。この“ぬくもり”こそが、結婚式の引き出物や返礼品、そして手土産に最適だと言える理由です。
訪れる“結婚披露宴ラッシュ”の新郎新婦から相談を受けることがあったなら、私は迷わず『ヘレンド』をオススメします。そして、HPの商品一覧を拝見しながら、自分の“手土産リスト”にも改めて『ヘレンド』を加えたいと思っているところです。
“ぬくもり”……、大切ですからね。
山田 美保子(やまだ・みほこ)
1957年、東京都出身。TBSキャスタードライバー、フリーレポーターを経て、「カノッサの屈辱」「恋のから騒ぎ」や「踊る!さんま御殿!!」などの人気番組の放送作家として活躍。テレビやラジオのコメンテーター、コラムニストとしても活動中。
(商品のお問い合わせ先)
クラブ ヘレンド ジャパン本店
https://herend.jp/
〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1新青山ビル東館1F
tel:03-3475-0877