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良好な親子関係を築いていたとしても、親の終活について子どもから話を切り出すのはなかなか難しいと感じている方も多いでしょう。親に万一のことが起こってしまったら……困るのは、子どもです。親の終活準備はいざというときの負担の軽減にもつながります。そんな親の終活について、必要性は感じているもののちゃんと話し合えていないという親子はどのくらいいるでしょうか。

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所では、NTTファイナンス株式会社が提供する「楽クラライフノート」と共同で、予備調査では20歳~89歳の全国の男女1万人、本調査では子どもがいる親(60歳~89歳)500人と、60歳以上の親がいる子ども500人の計1000人を対象に2022年11月4日~11月7日の期間で「シニアの終活・資産管理に関する親子比較調査」を実施。調査結果をご報告していきます。

親に終活を行なってほしい子どもは63.2%

1万人のうち子どもがいる60歳~89歳の親3018人を対象に、終活に必要性を感じているか聞いたところ、82.4%が必要性を感じていると回答し、必要性を感じている人の終活の実施は23.8%となりました。

次に、終活を実施していないと回答した60歳~89歳の親3070人を対象に、終活を実施していない理由について聞いたところ、60代は「まだ終活する年齢ではないと感じるから」が31.3%、70代は「面倒に感じるから」が26.8%、80代は「面倒に感じるから」が27.0%、これらがそれぞれ最多となりました。

次に、予備調査から抽出した60歳以上の親がいる子ども500人を対象に、親に終活を実施してほしいかについて聞いたところ、63.2%が実施してほしいと回答しました。そのうち親の終活に「関わりたい」と回答したのは51.6%という結果になりました。

69.7%が終活について親子で「話し合ったことがない」と回答

予備調査から抽出した親500人と子ども500人を対象に、親(親自身含む)の終活について、親子で話し合ったことがあるかについて聞いたところ、69.7%が「親子で話し合ったことがない」と回答しました。

次に、親子で終活について話し合ったことがないと回答した697人を対象に、親は自身の終活について、子どもは親の終活について今後話し合いたい人について聞いたところ(複数回答可)、親は「子ども」が53.8%、「配偶者やパートナー」が51.8%となりました。子どもは「親」が23.1%、「配偶者やパートナー」が16.1%という結果になりました。

終活について話し合わない理由|親「話すきっかけがない」、子ども「話しにくいと感じる」

親子で終活について話し合ったことがないと回答した697人を対象に、話し合わない理由について聞いたところ(複数回答可)、親は「話すきっかけがないから」が20.1%と最も多く、次いで「話し合う必要性を感じないから」が13.7%、「話しにくいと感じるから」が13.0%という結果になりました。

子どもは「話しにくいと感じるから」が15.3%と最も多く、次いで「話すきっかけがないから」が13.3%、「終活はネガティブなイメージが強いから」が10.3%となりました。

続いて、親(親自身含む)の終活について話すきっかけがあれば話し合おうと思うかについて聞いたところ、親の86.3%、子どもの65.8%が「話し合う」と回答しました。

次に、終活について話すきっかけがあれば話し合うと回答した520人を対象に、どんなきっかけがあれば話し合うかについて聞いたところ(複数回答可)、親は「自分の健康状態の悪化」が44.6%と最も多く、次いで「子どもが自分の将来について心配してくれる」が20.9%、「身近な人の死」が17.8%となりました。一方の子どもの結果では「親の健康状態の悪化」が32.1%と最も多く、次いで「親の健康が不安になる」が28.2%、「親側から終活について持ち掛けられる」が25.2%となりました。

終活の実施において最も不安なこと|親子ともに「口座や金融資産の管理」がトップ

終活を実施していると回答した親737人を対象に、終活として口座や金融資産の管理を実施しているか聞いたところ、51.9%が「実施している」と回答。

さらに実施者383人に管理方法について聞いたところ、「紙のみで管理」が61.3%、「紙とデジタルを併用して管理」が19.6%、「デジタルのみで管理」が16.2%となりました。

次いで、自身の終活について不安な項目がある親299人と、親の終活について不安な項目がある子ども232人を対象に、不安な項目について聞いたところ(複数回答可)、親は「口座や金融資産の管理」が42.8%と最も多く、次いで「持ち物の整理」が40.8%、「パソコンや携帯電話などのデータの整理」が32.1%という結果に。子どもは「口座や金融資産の管理」が44.0%と最も多く、次いで「持ち物の整理」が40.5%、「葬儀やお墓の希望を整理」が26.3%となりました。

最後に、親(親自身含む)の終活について口座や金融資産の管理が不安であると回答した230人を対象に、不安な理由を聞いたところ(複数回答可)、親は「介護状態になった時、自分自身が保有している財産で賄えるかが分からない」が32.0%と最も多く、次いで「今後必要な資金が分からない」が25.0%、「口座や金融資産を管理するやり方が分からない」が、15.6%となりました。一方の子どもは「現在の資産を把握できていない」が52.0%と最も多く、次いで「介護状態になった時、親が保有していた財産で賄えるかが分からない」が43.1%、「介護状態になった時、自分自身が保有している財産で賄えるかが分からない」が37.3%となりました。

■調査概要
調査期間:2022年11月4日~11月7日
有効回答:<予備調査>1万人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施、<本調査>1000人 ※子どもがいる高齢者、高齢者の親がいる子ども各500人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>20歳~89歳の全国の男女、<本調査>子どもがいる高齢者(60歳~89歳)、高齢者(60歳以上)がいる子ども
設問数:<予備調査>11問 <本調査>11問
※「口座や金融資産の管理」とは、あなた自身が所有する金融資産の把握や権利関係を整理することを指します。
※本調査は小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。

文/ふじのあやこ

 


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