暮らしを豊かに、私らしく

テレビやラジオ、雑誌などの各メディアで活躍中の放送作家・コメンテーター・コラムニストの山田美保子さん。著名人との交流も頻繁なだけに、気の利いた手土産を贈る機会も多くあるそうです。そんな山田さんに毎月、贈る側も贈られる側も心が躍る“とっておきの手土産”を紹介していただきます。

【心躍る! とっておきの手土産】
第13回 贈り手の心も豊かになる一束

文・山田美保子

30歳手前で、テレビ局に出入りする放送作家と出版社に出入りするライター業とを同時スタートしてから35年(!)。ありがたいことに今でも双方で仕事を続けさせていただいていることで、双方の様々な事情も熟知している私からすると、テレビ業界と雑誌業界とでは手土産事情に大きな差があるのです。

テレビ局が取材先に持参する代表的なモノに「記念品」があります。番組のロゴが入ったボールペンだとかタオル、もう少し値段が高いモノだと出演者の顔イラスト入りのノートや湯呑みなども……。それらを街頭インタビューに応じてくれた方や、最近流行りの“アポなし”に「OK」を出してくれた飲食店さんなどにお渡しするのです。取材のため著名人や一般の方の仕事場や御自宅を訪ねる際にも使われる「記念品」。スタッフやインタビュアーとして同行する際、「手土産が、こんなのでいいの?」と思ったことは一度や二度ではありませんでした。

そうそう、タレントさんたちがロケの終了間際、店内に番組ステッカーを貼っていただくというシーンを御覧になった方も多いと思いますが、あれも一応「記念品」であり、大きな意味では手土産なのです。

もちろん、その内容は時代によって進化していて、たとえばポケットティッシュはウェットティッシュに代わっているし、テレフォンカードは図書カードに代わっています。とは言え、(たいへん失礼な物言いですが)これを続けているだけでは洒落た手土産をセレクトする腕は上がりませんよね……。

では雑誌編集者はどうなのかというと、常にトレンド収集力に優れ、それをゲットするためのフットワークも持ち合わせていて、取材先や執筆者への手土産には決して妥協しないという特徴があるのです。

たとえば複数の雑誌で連載を抱えていらっしゃる作家先生の御自宅を訪ねる際、好まれているお菓子や果物を手土産として持参するのは当然のルール。他の担当編集者に負けじと遠方まで買いに行ったり、“お取り寄せ”をしたりして、先様に喜んでいただくことが少しでもポイント稼ぎになるのなら、担当として気張るのは当たり前と言えましょう。

お菓子や果物については、今後もたくさん取り上げる予定なので、今回は多くの雑誌編集者が利用することで知られるお花屋さんを御紹介したいと思います。

誰もが魅了される、可憐で美しく、パワフルな花屋『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』

その店名は『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』。まず、パリの『レ ミルフォイユ』の東京進出として、パリのマレ地区の街並みに雰囲気が似ている千駄ヶ谷(東京・渋谷区)に「レ ミルフォイユ 東京店」がオープン。店舗の外観も、ヨーロッパの代表的な街並みである「パサージュ」をモチーフとし、店内にはヨーロッパのアンティーク家具の中にお花と小物雑貨をディスプレイしています。さらに、店内には冷蔵ケースを置かず、植物のもつ本来の美しさを尊重しているのです。その後、『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』の一号店として 「五反田本店」がオープンし、多店舗展開が始まりました。

『レ ミルフォイユ』東京店
『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』五反田本店

いまは違うようですが、私が最初に同店のブーケを某出版社の担当編集から手土産で貰った際には、英字新聞を模した包装紙でラッピングされていたと記憶しています。お花のセレクトとその包装やリボンなどが本当にピッタリで、まさにパリのお花屋さんから空輸されたのではないかと思ったほどです。

「ミルフォイユ」とはフランス語で「千枚の葉」という意味。お花だけではなくグリーンも重要視し、大切に扱っているため、同店のブーケやアレンジメントには可憐さや美しさだけでなくパワーも感じられるのです。

千駄ヶ谷の「東京店」のみならず、商業施設に入る数々の支店も同店のコンセプトを隅々まで踏襲しているため、「この店はタダモノではない」と、お花を買う予定がなくても足を止める方、多数。さらに「この花は」「この枝は」とスタッフの方に質問をしている方もよく見かけます。それほど魅力的だし、それほど美しいし、それほどパワフル。もちろん、その流れで、気になったお花を購入される方も多くいらっしゃるのです。

鉢物からアレンジメントまで、心も豊かになる母の日向け商品も充実

5月の第2週日曜日は「母の日」。今年は14日です。「母の日」といえばカーネーションがポピュラーですが、『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』では、ブーケ、限定を含むアレンジメント、ギフトボックス、バスケットアレンジメント、鉢物からプリザーブドフラワーまで、カーネーションをメインに多数取り揃えています。

カーネーション
アジサイ

トラディショナルなアレンジメントは、美しく手入れされたお庭の風景を切り取ったかのようなナチュラルなスタイル。もちろん、グリーンもたっぷり入っています。

トラディショナルバスケットアレンジメント

そして限定アレンジメントの「パンソー」は、フランス語で「絵筆」。ラスティックな器に、絵筆で描いた塗り絵のようにカラフルなお花で仕上げています。

パンソー

毎年人気だという「ボンボンパピエ」の“ボンボン”はもちろんキャンディのこと。珍しいカラーのカーネーションが文字通りボンボンのように束ねられています。

『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』のブーケは、包装をほどいてそのままフラワーベースに挿しただけで、お部屋が華やぐことは間違いありません。

ボンボンパピエ

「今年のありがとうは何色にしよう」が『レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ』の「母の日」のコピー。お母様の気持ちはもちろん、セレクトした贈り手の心まで豊かにしてくれるのです。

山田 美保子(やまだ・みほこ)
1957年、東京都出身。TBSキャスタードライバー、フリーレポーターを経て、「カノッサの屈辱」「恋のから騒ぎ」や「踊る!さんま御殿!!」などの人気番組の放送作家として活躍。テレビやラジオのコメンテーター、コラムニストとしても活動中。

商品のお問い合わせ先
レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ
https://liberte-f.co.jp/

 

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