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ご存じでしたか? 和食に和風だしがあるように洋食には洋食に合うだし「洋風だし」があることを。だしを使うと、シンプルな料理も深みのある味わいになるのは和食でも洋食でも同じです。
神奈川県小田原のイタリアン「イルマーレ」は地元・小田原産の魚介類と野菜をいかしたオリジナリティあふれる料理が人気。オーナーシェフ・依田隆さんは、最近ではJR東日本が運行する周遊型寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の料理人としても活躍されています。
そんな依田隆さんが開発した秘伝の「洋風黄金だし」を使えば、いつもの食材が「絶品料理」に生まれ変わるそうです。そこで今回は依田さんの著書『ちょっとていねい、すごくおいしい 洋風だしレシピ』(あさ出版)から、依田シェフ直伝「あさりだし」を使ったトマトスープとシラスパスタ作り方をご紹介します。
「あさりだし」の取り方はこちら。
世界のトップシェフたちも使いこなすという「だし」。ちょっと手間はかかりますが、きっと、思った以上の美味しさに出会えるはずです。
文/依田隆
フルーツトマトと生姜のスープ
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【材料】(1皿分)
あさりだし…120ml
フルーツトマト…1個
生姜(うす切り)…1枚
塩…小さじ1
オリーブオイル…適量
【つくり方】
1.フルーツトマトは湯むきする。
2.フライパンで【あさりだし】を温めたら、うす切りにした生姜、フルーツトマトをまるごと入れる。スープをトマトにかけながら軽く煮込み、塩を加える。
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3.器に盛り付けたら、オリーブオイルを少し垂らす。
しらすの冷製パスタ
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【材料】(1皿分)
あさりだし…30〜40ml
パスタ(カッペリーニ)…10g
しらす(茹でたもの)…35g
青ねぎ…適量
塩…適量
【つくり方】
1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、適量の塩を入れ、カッペリーニを3分茹でる。すぐに氷水で冷やし、キッチンペーパーなどでしっかりと水気をきる。
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2.ボウルにカッペリーニと【あさりだし】を入れ、よく和える。
3.器に盛り、しらすをのせ、小口切りにした青ねぎをちらす。
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ちょっとていねい、すごくおいしい 洋風だしレシピ(依田隆 著)
あさ出版
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依田隆(よだ・たかし)
イルマーレ オーナーシェフ
1970年、埼玉県生まれ。海のない県で育ちながらも現在は”魚介類しか出さないレストラン”のオーナーシェフ。26歳で料理の道に入り、国内で修業ののちイタリアへ。帰国後、イタリア料理店で研鑽を積み、神奈川県小田原市に移住。2006年、小田原・早川漁港(小田原漁港)の目の前に自身のレストラン「イルマーレ」をオープン。小田原ならではの魚介類と野菜をいかしたオリジナリティあふれる料理を提案している。昨今はJR東日本が運行する周遊型寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の料理人としても活躍。著書多数。