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植木は12〜15cmほどの高さ。多くの桜の中でも比較的寒さに強く、簡単な剪定で枝作りができる。 

春の到来を待つ桜の盆栽。我が家が花見の名所に

古くから「植木と盆栽の街」として知られる大阪府池田市の細川地区。「養庄園」はこの地で明治時代から盆栽を生産してきました。4代目社長の浦部 勝さんは盆栽のほか庭木、観葉、多肉など観賞用植物全般に事業を拡大中です。

現在は2000坪を超える敷地に、盆栽だけでも5000鉢を育てています。今回ご紹介する桜盆栽「旭山」もそのひとつ。全国の生産者から仕入れた苗木を半年かけて理想の樹形に仕立てていきます。産地の土、気候、技術など育ち方が違う苗の性質を見極め、盆栽に育てていくのが浦部さんの手腕の見せどころです。

堂々とした松の盆栽がたくさん並ぶ園内。自分では剪定など手入れがなかなか難しいというお客様から、盆栽を預かって管理を任されることも多い。
観光客、盆栽初心者からベテランまで訪れる養庄園。ここ数年は部屋に緑を求める人が増え、ギフト需要も多いという。

育てやすい桜盆栽が人気

盆栽といえばやや渋いイメージがありますが、華やかな桜の盆栽は初心者にも大人気で、全国から注文が殺到します。「旭山」は、若木(1歳)のときから花を咲かせる“一才桜”の代表的な品種。樹形がコンパクトで大きくなりにくいので、初めての盆栽として育てやすいのだそう。高さ12~15cmほどの木に、八重の大きな花が枝を覆うほどにびっしりと咲く姿は、じつにかわいらしく、自宅で気軽に花見が楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

「盆栽としては『旭山』は手入れが楽なのでおすすめです。4月ごろに部屋の中で花見を楽しんだ後は、日当たりのよい屋外に置いて、しっかり日光に当てること。四季の変化を木にそのまま感じさせると元気に育ちます」と、浦部さん。水やりを忘れず、簡単な手入れをすることで、翌年以降も花を楽しめます。

「手入れの易しいものから入って、奥深い盆栽の魅力を知ってほしい」と語る浦部 勝さん。

桜盆栽のお手入れ方法

通常は屋外の日当たりのよい場所に置き、表面の土が乾いてきたら、たっぷり水をやります。目安は、冬場は3日に1回、夏場は日に1〜2回程度。

室内での観賞は数日に留めましょう。花が終われば屋外へ戻し、秋ごろまで液肥を月に1回与えます。伸びてきた新芽は、5〜6月に1枝に3芽ほど残して切り詰めると、毎年開花を楽しめます。

まだ花の咲いていない枝のみの姿で、3月上旬よりお届け。簡単な手入れを施せば、毎年開花を楽しめる。

* * *

桜盆栽「旭山」

日比谷花壇
4,950円(消費税込み)

このほかにも初心者向けの桜や藤の盆栽をご用意しています。お気に入りの一鉢をぜひ見つけてください。

「エレガンスみゆき」は桜の一種だが、10月下旬から春にかけて小輪の房咲きの花がぽつぽつ咲き続ける珍しい種類。

桜盆栽「エレガンスみゆき」

日比谷花壇
9,900円(消費税込み)


3月から4月に花が咲く「花海棠」。海棠(かいどう)は実の成る木だが、こちらの花海棠は実は成らず花を観賞する種類。

桜盆栽 「花海棠」

日比谷花壇
7,700円(消費税込み)


若木のうちから花をつける樹高約30~40cmの「一才藤」。4月から5月にかけて紫色の花が枝垂れる妖艶な姿が見られる。

藤盆栽 「一才藤」

日比谷花壇
7,700円(消費税込み)


 

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