ここ数年、関心が高まっているガーデニング。そして春は、ガーデニングを始めるのに最適な季節です。今年から挑戦してみようと思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、花人日和でも「心を彩るガーデニング」の連載が人気の園芸家・杉井志織さんに、初心者でも使いやすいガーデニングアイテムを教えてもらいました。
前回の「ガーデニングアイテム-道具編-」では、プランターやはさみ、ショベルなどガーデニングの道具をご紹介しました。今回は、作業をするときに身に付けておきたいアイテムをセレクトしました。「ガーデニングは屋外での作業が多く、日差しや泥汚れ、植物の棘(とげ)などから身を守る帽子やブーツ、手袋などが必要です。今はおしゃれで優秀なグッズもたくさんありますよ」と杉井さん。紫外線の対策や、作業がしやすいように装備をして、ガーデニングライフを楽しんでみませんか。
「幅広のつばとケープで、紫外線をしっかりガードできます」(杉井さん)
今や紫外線をガードする帽子は、ガーデニングの必需品。こちらの「サンブロック UVカットハット」は、大きなつばと首筋を隠すケープで顔を包み、紫外線を約98%以上カットします。サイドはメッシュ素材になっていて蒸れにくく、あご紐付きなので、風に飛ばされる心配がありません。生地のナイロンは撥水性もあり、洗濯は手洗いが可能です。カラーはカーキとオリーブの2色。適応頭囲は56~61cm、面ファスナーでサイズ調節ができ、男女兼用で使えます。
サンブロック UVカットハット
メガキャップ
各6,380円(消費税込み)
「手ごわいバラの棘も安心! 手や衣服を守ってくれます」(杉井さん)
素手で植物を扱うと、棘やとがった葉でけがをしたり、袖を引っ掛けたりすることがあります。それを防ぐためにも、園芸用手袋はぜひ用意しておきたいもの。こちらの「ソフトガーデングローブ」は、全長約37cmと十分な長さがあり、腕までカバーして衣服も守ってくれます。袖口は面ファスナーで閉じ具合の調整ができ、手首部分はギャザー仕様でフィット感があり、ずれにくくなっています。バラの棘を通しにくい合皮仕立てなのも安心です。
ソフトガーデングローブ
ジャステム
3,278円(消費税込み)
「柔らかく滑りにくいので、1足あると便利です」(杉井さん)
足元が汚れやすい庭仕事に欠かせないのが長靴です。こちらの「グリーンマスター」は、柔らかな防水生地を使用。軽量でフィット感に優れ、足と一体化したような履き心地です。ひざ下までカバーするロングタイプなので、水たまりでも安心。独自開発のグリップ底は、ぬかるみでも滑りにくく、つま先から踵(かかと)までをしっかりガードします。また、生地が柔らかいので小さく折り畳め、持ち運びにも便利です。カラーはエンジ、グリーン、グレーの3色。サイズはS(23.0~24.0cm相当)、M(24.5~25.5cm相当)、L(26.0~27.0cm相当)、LL(27.5~28.0cm相当)。男女兼用。
グリーンマスター
ATOM
各8,360円(消費税込み)
杉井 志織(すぎい・しおり)
1972年生まれ、埼玉県出身。建築の専門学校を卒業後、フラワースクールで植物の生態やアレンジメント、花屋運営のノウハウなどを学ぶ。現在は、ガーデニングや花壇ボランティア運営の指導、イベント装飾、執筆活動の他、NHK『趣味の園芸』へ出演する等、各メディアで幅広く活動中。上海花卉博覧会(10th CHINA FLOWER EXPO)海外招待ガーデナー・最優秀設計賞受賞。