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ウォーキングだけで痩せるのは難しいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、これまで6万人以上を指導してきたウォーキングのスペシャリスト・山口マユウさんが提案する「やせる3拍子ウォーク」は、無理な食事制限は一切なく、3歩目の歩幅を広げるだけでいいというシンプルなものです。

日常生活にエクササイズを組み込むことができるウォーキングは、ジムに行く時間がなくても、通勤や買い物、散歩などさまざまなタイミングや場所で取り入れやすいものです。山口さんの著書『やせる3拍子ウォーク』より、移動中にも実践できる歩き方の基本をご紹介します。

文/山口マユウ

3歩目だけ歩幅を広げる(手の人さし指1本分)

「3歩目の歩幅だけ手の人さし指1本分(約8cm)広げる」。これが「やせる3拍子ウォーク」の肝です。

ただ、「3歩のうち、一歩だけ広げればいい」とはいえ、ちょっと負担に感じるかもしれません。

歩幅をラクラク広げるには、足を前に出そうとするのではなく、腕を真うしろに振ってみましょう。そして、うしろ足で地面をギュッと蹴る。すると自然と歩幅が広がります。

3拍子のリズムに体を乗せれば、ワクワクしてきます。まずは3歩目だけ、歩幅を広げる。これがすべてのスタート。画像や動画を見ながらやってみましょう。

1歩目は腕を90度にして、「タン」と右足を踏みだす。このとき体幹を上に持って行くイメージで(体の重心=みぞおちあたりをイメージ)。2歩目は「タン」と左足を踏みだす(運動効果が高いのは腕を90度にしてだが、仕事中などでは腕をのばしたままでもOK)。
3歩目は通常より手の人さし指1本分だけ、右足の歩幅を広げて「ターン」とのばす。※着地は必ず「かかと」から(以下すべて同じです)。

※左右反対にして、くり返す。
動画はコチラ
https://youtube.com/watch?v=yPUWX2wqZDM&feature=shares

腕を真うしろに引く

「やせる3拍子ウォーク」のポイントは「腕」。

「ウォーキング=下半身を鍛える運動」というイメージが強いかもしれませんが、腕を中心とした上半身にも仕事をしてもらうからこそ効率的に痩せられます。

腕は、「横」でもなく「前」でもなく「真うしろ」に大きく振ったときにだけメリットがあります。

なぜなら、背中の肩甲骨あたりにある「褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)」に刺激が伝わり、「体を燃焼させなさい」という信号が発信されるから。それが結果的に、「全身痩せ」へとつながります。もちろん二の腕もスリムになります。

1歩目で「タン」と右足を踏みだし、2歩目で「タン」と左足を踏みだす。
通常より手の人さし指1本分だけ、右足の歩幅を広げ、「ターン」とのばす。このとき腕を真うしろに引く。

※左右反対にして、くり返す。
動画はコチラ
https://youtube.com/watch?v=mkf7lTfQysA&feature=shares

1本線上を歩く

「目の前に、まっすぐな5cm幅の1本線がある」と意識し、3歩目だけ、その線上を外股ぎみに歩きます。すると、内股で歩くときより、お尻の穴が締まりやすくなります(ただし「完全なガニ股」はNG)。

1歩目で「タン」と右足を踏みだし、2歩目で「タン」と左足を踏みだす。

3歩目に着地するとき、ひざはのばしたまま、かかとから着地します。

通常より手の人さし指1本分だけ、右足の歩幅を広げ「ターン」とのばす。1本線上にかかとを着地させると体幹が鍛えられる。

※左右反対にして、くり返す。
動画はコチラ
https://youtube.com/watch?v=2JMIJhp4zYQ&feature=shares

スーツ着の男性の場合は、「より太い1本線」をイメージしてください。歩隔(ほかく・両足の間の横幅)を5cm幅で着地すると、最もカッコよく見えます(歩隔が広ければ広いほど、“おじさん”っぽくなるので注意)。

* * *

『やせる3拍子ウォーク』(山口マユウ 著)
ダイヤモンド社

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山口マユウ(やまぐち・まゆう)
ウォーキングスペシャリスト/一般社団法人 日本DF WALK協会代表理事/テレビ通販の完売女王
「90歳になってもハイヒールの履ける(ゴルフができる)人生を」をモットーに、これまで6万人以上を指導。タン・タン・ターン♪と3歩目だけ手の人さし指1本分(約8cm)、歩幅を広げるだけで楽しく続く「やせる3拍子ウォーク」が「再現性と即効性がある」と受講生に大人気。モデル・女優・各種企業・学校・行政からの信頼も厚く、社員研修、講演も高いリピート率を誇る。一般社団法人 日本DF WALK協会を立ち上げ、日本と中国で認定ウォーキングインストラクターを育成。女優やモデルだけでなく一般の人たちを数々のコンテストのグランプリやファイナリストに育成する手腕が注目を集めている。2011年、自らも第4回『ミセス日本グランプリ』40代グランプリ。「ビビノバスリムサポートインソール」をプロデュースし、ディノス通販売れ筋ランキング「健康・ダイエット部門」第2位。QVCジャパンでは、出演するたびに完売が続いている。メディア出演多数。本書が初の著書。

 

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