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2022年はどんな年だったでしょうか? 長引くコロナ禍や物価高などで、思うように行動できなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、2023年の運気を上げたいと思っている方に、さまざまな分野で風水に基づいたアドバイスを行なっている李家幽竹さんの著書『欲しい運を取りに行く! 李家幽竹のパワースポットガイドブック 2023年版』から、李家さんがおすすめする「開運参拝のルール」と「パワースポットを訪れる時の心得」をご紹介します。

文 / 李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)

正しくお参りして天に願いを届けましょう!

参道の歩き方、参拝の仕方、境内での過ごし方で、運の吸収率は変わります。すべての神社に共通しているので、覚えておいてくださいね。

ルール1.正面から入り、参道は大きくS字を描くように歩く

神社仏閣の気のほとんどは、正面から御本殿に向かって流れています。その気の流れとともに境内へと入ることで、気の吸収がよりスムーズに。駐車場からなど、脇から入った場合は、正面から入り直しましょう。また、参道は大きくS字を描くように歩くと気の吸収がアップ。

ルール2.手水舎で、手と口をきれいに

御本殿に向かう前には、手水舎で手と口を清めましょう。左手→右手→口→左手の順番で。口は柄杓の水を手に受けてすすぎ、最後に柄杓の柄を水で流して。手水舎がない場合は、ペットボトルの水でもOK。水に触れると気が浄化され、土地の気が自分に定着しやすくなります。

ルール3.お賽銭と一緒に、感謝と願い事を伝える

お賽銭は小銭でしましょう。白い小銭(1円、100円、500円)、黒い小銭(10円)、穴の開いた小銭(5円、50円)の三種類を組み合わせて。まずは心の中でお参りできたことの感謝を伝え、その後に自分の住所、氏名、年齢を告げた後、具体的な願い事を告げます。一度にお願いできるのは3つまで。3つ以上ある人は、一番近い鳥居を出て参拝し直しましょう。

ルール4.おみくじを引く

土地の言霊が込められているので、ぜひ引いてください。よいおみくじが出たら持ち帰り、手帳やパスケースなど、「行動」を表すアイテムに入れて持ち歩きましょう。悪いおみくじが出てしまったら、3回まで引き直せます。先に引いたおみくじを結び、もう一度お参りしてから引き直して。ただし、悪いおみくじの言葉にも耳を傾け、運を好転させるヒントにすると〇。凶のおみくじには悪い気を流してくれる効果があり、特に凶の後に引いた大吉は最もいい兆しといわれます。

ルール5.絵馬を書く

絵馬を書くと、その言霊(ことだま)が土地との縁をつないでくれて、願いを叶いやすくしてくれます。絵馬には自分の住所(番地は省いてもかまいません)、氏名、年齢を記し、願いを書いた面が人に見られないように裏返しにしてかけて。絵馬をかける時は、他人の絵馬も見ないように注意しましょう。

ルール6.お守りをいただく

お守りは、その土地と自分の縁をつないで、あなたを守ってくれるもの。おすすめは、自分が欲しい運に即したお守りやなにかピンときたお守り。御神木やその土地の石が使われているなど、その土地とつながりのあるお守りも〇。お守りは、手帳やポーチなど、いつも持ち歩く小物につけましょう。特に縁結びのお守りは、メイクポーチにつけると効果を発揮します。

土地と仲良くなって、たくさんの運をいただく! パワースポットを訪れる時の心得

パワースポットでは、“やるといいこと”と“やってはいけないこと”があります。訪れた土地といい関係を築くためにも、あらかじめ知っておきましょう。

心得1.パワースポットを訪れたことに感謝する

パワースポットのある土地と縁を持てたことに感謝して、心の中で「ありがとうございます」と感謝を伝えましょう。土地とのつながりが深まって、よりたくさんのパワーをいただけます。

心得2.新鮮な生気が循環する、午前中に訪れて

パワースポットの生気は早朝に生まれ、午後はその生気が循環している時間です。朝の新鮮な生気はパワーが強く、吸収率も高いので、できれば午前中に訪れましょう。神社仏閣の場合は、遅くとも午後4時までには境内に入って。ただし、夜祭やライトアップ中など、その場所の気が動いている時は、午後4時以降に訪れても問題ありません。ただし死者が祀られていたり、墓所のあるエリアには午前中に訪れ、午後2時にはその場を出てください。

心得3.天気が悪くても気にせずお参りを

「陽」の気が強い晴れた日は、運の吸収力が高まります。雨や曇りの日は、その土地がもともと持っている運に「水」の気がプラスされ、愛情、人とのつながり、浄化やリセットの運も得ることができます。天気が悪くても気にせず、パワースポット巡りを楽しみましょう。

心得4.失礼な行いをしない

欲しい運のために自分勝手な行動をとる人には、土地はいい気を与えてくれません。来ていきなり「こんな運をください!」と貪欲な気持ちを向けたり、お賽銭をせずにお願いだけするような失礼な行為はしないで。その土地のものを勝手に持ち帰る、立ち入り禁止の場所に入るなど、マナー違反をするのもNG。ネガティブな言霊は、その土地から吸収できる運をすべて消滅させてしまいます。悪い言霊は発しないよう注意。

心得5.女性は鎖骨下部分が、男性は首の後ろの部分が見える服装で

生気は、女性は鎖骨の少し下の、胸の真ん中あたりから、男性は首の後ろから入ってきます。訪れる時は、それぞれの部分が見える服装で出かけましょう。髪の毛でも隠れないように注意。首元が寒い場合は、タートルネックではなくマフラーにして、参拝する時に取ると〇。

心得6.ゆっくり歩きながら、好きな場所を見つける

大地の気はゆるやかに流れているので、いつもの倍くらいゆっくり散策しながら、30〜45分程度は滞在しましょう。落ち着くところを見つけたら、景色を眺めてのんびりしたり、その土地を背景に自分の写真を撮ったりして。一人の時は風景だけでもOKです。

心得7.その土地に湧く水を飲んで、深呼吸

パワースポットから湧き出る水には、土地の気が溶け込んでいます。飲用可能な湧き水は、その場で飲むのはもちろん、持ち帰って料理に使ったり、湯船に入れたり、顔や手を洗ったりして運気を吸収しましょう。また、パワーを感じる場所では深呼吸をし、全身に気を巡らせて。

心得8.気に入った場所は何度も訪れる

「この土地が好き」「いい気がもらえる」と感じた場所には、何度も訪れましょう。そうしてその土地と親しくなると、その土地が持つ特別なパワーをもらえたり、より願いが叶いやすくなったりします。

* * *

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李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
空間風水学会理事長。「風水とは環境を整えることで運を呼ぶ環境学」という考えのもと、衣食住から行動まで、さまざまな分野でアドバイスをおこなっている。講演、セミナーを中心に、テレビ、雑誌、ラジオでも活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹 空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。著書に、『李家幽竹の幸せ風水 2023年版』など多数。

イラスト/ばばめぐみ

 

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