
1993年の誕生以来、年差±10秒という驚異的な高精度で腕時計の常識を覆し続けてきた、グランドセイコーのクオーツムーブメント「キャリバー9F」。その歴史に、新たな一章が刻まれます。最小サイズの新ムーブメント「キャリバー9F51」の開発により、これまで実現できなかったケース径33.0mmというプロポーションがついに完成。2026年4月24日、信州の雪原をモチーフにした「雪白(ゆきしろ)パターン」を纏う2モデルが登場します。
文/土田貴史
「クオーツを超えたクオーツ」の精髄を、より小さく、より薄く
キャリバー9Fは、グランドセイコーが「クオーツを超えたクオーツ」を究めるべく生み出した、最高峰のクオーツムーブメントです。年差±10秒の高精度はもちろん、クオーツムーブメントには難しいとされていた重い指針を動かすことを可能にした「ツインパルス制御モーター」、秒針のふらつきを抑えて美しい運針を実現する「バックラッシュオートアジャスト機構」、長期間の使用で進みや遅れの傾向が生じた際に精度を補正できる「緩急スイッチ」——こうした独創的な機構が一体となって、確かな時刻表示を支えています。

今回登場した「キャリバー9F51」は、キャリバー9Fファミリーのなかで最もシンプルな構成の「キャリバー9F61」が持つ精度・性能を完全に継承しながら、長径を0.6mm小型化した新ムーブメントです。耐磁性能を維持したまま構造を見直した結果、ムーブメント厚はわずか2.2mm。ケース径33.0mm、厚さ9.1mmという、キャリバー9F搭載モデル史上最小かつ最薄のプロポーションを可能にしました。33mmというサイズは、腕元に自然に馴染む繊細な佇まいを持ちます。グランドセイコーが長年培ってきた機構の完成度はそのままに、装いを問わない日常の一本として手元に迎えられる存在になりました。
風が雪原に刻む紋様を、文字盤に封じ込めて


2モデルのダイヤルを飾るのは、グランドセイコーを代表するダイヤルパターンのひとつ「雪白パターン」です。セイコーエプソン塩尻事業所内の「信州 時の匠工房」から望む穂高連峰では、厳冬期になると未踏の雪原に風が刻む美しい風雪紋を目にすることができます。その儚くも耽美な情景を文字盤に写し取ったのが「雪白パターン」であり、2005年の初登場以来20年以上にわたって愛され続けてきた意匠です。特殊な銀めっき加工によって白い塗料を使わずに繊細な雪面の質感を表現しており、まっさらな雪と風が偶然に生み出す美しさが、匠の技によって丁寧に作り込まれています。
「SBGX359」は純白の雪原を映し出す「雪白」ダイヤルを採用。白銀のダイヤルに差し色として輝くブルースチールの秒針が、清澄な冬景色に一点の青を添えます。一方の「SBGX361」は、澄んだ冬の青空が雪面に反射した情景をイメージした「雪白ブルー」ダイヤルを搭載。雪白パターンに清らかな水色の彩りを添え、凛とした冬の空気感を纏います。いずれも同じブルースチールの秒針が、確かな時の移ろいを刻み続けます。


品番:SBGX359(雪白ダイヤル)/SBGX361(雪白ブルーダイヤル)
ムーブメント:クオーツ キャリバー9F51
時間精度:年差±10秒(気温5℃〜35℃において腕に着けた場合)
電池寿命:約3年
ケースサイズ:外径33.0mm(りゅうず含まず)/厚さ9.1mm
ケース・ブレスレット素材:ステンレススチール
ガラス:デュアルカーブサファイアガラス
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水)
取扱店:グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロン、グランドセイコーマスターショップ
価格:各44万円(税込)
発売予定日:2026年4月24日(金)
問い合わせ先/セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)Tel.0120-302-617(通話無料)
https://www.grand-seiko.com/jp-ja





