『サライ』は今号で創刊35周年を迎えた。それを記念して京都を巡る読者参加のツアーを企画。これまでさまざまな角度から京都を特集してきた本誌であるが、今回の旅のテーマは伊藤若冲である。
若冲は正徳6年(1716)、京都の青物問屋「桝源」の長男として生まれた。家業を継ぎ、絵師として活躍するのは、弟に店を譲った後、40歳を過ぎてからのことだ。代表作の『動植綵絵』は42歳ごろから約10年をかけて全30幅を描き、相国寺に寄贈された。
若いころから仏教を熱心に学んだ若冲と京都の寺院との結び付きは強く、今も多くの作品が古都の名刹に遺る。今回のツアーでは、相国寺や宝蔵寺、石峰寺といったゆかりの寺院や美術館などを巡りながら、若冲の作品に触れる。
秋の京都で若冲を堪能
ツアーの初日(11月17日)は、宝蔵寺で『髑髏図』などを鑑賞し相国寺と境内にある承天閣美術館で、水墨画の傑作『鹿苑寺大書院旧障壁画 』をじっくりと堪能。
2日目(11月18日)は、福田美術館へ。福田美術館では、このたび新発見され、世界初公開となる『果蔬図巻』を始めとする若冲の作品を、本ツアーだけの貸切で鑑賞。同美術館での案内役は、美術史家の山下裕二さんという贅沢な内容だ。山下さんの斬新な解説により、若冲への理解はより深まるはずだ。
最終日(11月19日)は、若冲が晩年に庵を結び墓がある、黄檗宗の石峰寺を訪れる。寺内の石仏群「五百羅漢石像」は、若冲が元絵を描き石工が彫ったものだ。
評判の高級ホテル「ザ・サウザンド京都」に連泊し、ゆったりと過ごしながら、晩秋の京都で“若冲三昧”をお愉しみいただきたい。
【小学館「サライ」×三越伊勢丹ニッコウトラベル】新発見!伊藤若冲『果蔬図巻』福田美術館貸切鑑賞と若冲ゆかりの地をめぐる 秋麗の京都 3日間
旅行期間
2024年11/17(日)~19(火)
本ツアーの4大ポイント
1.福田美術館貸切で『果蔬図巻』を美術史家・山下裕二さんの解説付きで鑑賞
2.天龍寺を宗務総長の案内付きで特別参拝
3.ミシュラン一ツ星『京料理 木乃婦』での夕食
4.京都駅から徒歩約2分のザ・サウザンド京都で2連泊
三越伊勢丹ニッコウトラベルの旅ならではのポイント
1.ジャンボタクシーで体に優しい旅
細い道の多い京都でなるべく目的地の近くまでご案内。観光ガイドも兼ねるドライバーの話もお楽しみください。
2.往復グリーン車利用でゆったりと移動
3.復路の荷物は宅配サービス付きで帰路は身軽に
日程
旅行代金(大人1名様あたり)
2名様1室:28万8000円 1名様1室:34万8000円
現地発着プラン(京都駅合流/解散)は上記代金より2万6000円引き
お食事
朝2、昼2、夕2
宿泊
ザ・サウザンド京都(洋室/ダブルまたはツイン)
最少催行人員
10名
添乗員
同行いたします
お問い合わせ
電話:03・3274・5272
三越伊勢丹ニッコウトラベル ツーリズム戦略担当
旅行企画・実施
三越伊勢丹ニッコウトラベル
東京都中央区日本橋室町1-2-4 三越SDビル8階
観光庁長官登録旅行業第1987号
このご案内はツアーの告知を行なうもので、旅行のお申込みを承るものではありません。お申込みは下にある三越伊勢丹ニッコウトラベル公式サイトからお進みください。
取材・文/宇野正樹