メルセデス・ベンツ日本が、メルセデス・マイバッハブランドから初のラグジュアリーSUV電気自動車「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の日本導入を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。

文/竹井あきら

後席は極上のラグジュアリー空間

マイバッハは、1921年から1930年代にかけて名車「ツェッペリン」をはじめとする高級車を世に送り出した高級乗用車メーカーだ。

1969年にはダイムラー・ベンツの傘下でMotoren und Turbinen Unionと改名したが、30年以上を経た2002年、「マイバッハ57」と「マイバッハ62」としてその名は蘇った。2012年に「57」「62」が生産を終了したことで名門のブランド名は一時途絶えたが、2014年、ロサンゼルスオートショーで「メルセデス・マイバッハSクラス」として再び復活を果たした。

そんな100年以上の歴史を持つ至高のラグジュアリーブランドに、初めて加わった電気自動車が今回リリースされた「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」だ。

「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」は、メルセデス・ベンツのフラッグシップ電動SUV「EQS SUV」をベースに、専用のフロントマスクや専用デザインの22インチアルミホイールなどを採用し、一目でマイバッハとわかるデザインに仕上げられている。外装色は、標準で6色(オブシディアンブラック、セレナイトグレー、ハイテックシルバー、エメラルドグリーン、ソーダライトブルー、ベルベットブラウン)、オプションで2色(アルペングレー、オパリスホワイト)に加え、オプションとして5 種類の特徴的な外観のツートーンペイントも用意される。

ツートーンペイント

インテリアは、「EQS SUV」のデジタル技術に加え、植物由来原料で加工したナッパレザーや漁網などのリサイクル繊維からつくられたナイロン糸を使用するなど、上質かつサステナブルな素材を融合させた高級感漂う空間としている。

前席には3枚の高精細パネルがダッシュボード全体を1枚のガラスで覆う「 MBUXハイパースクリーン」を、後席にはフロントシートのバックレストそれぞれに11.6インチのモニターを備えた「MBUXリアエンターテインメントシステム」を標準装備。絶縁材料を追加し、防音効果のあるウインドウガラスを使用するなど、特に後席の振動や騒音対策強化が図られているのも特徴だ。

後席の乗員に快適な乗り心地を提供する走行モード「MAYBACH」に加え、オプションの4人乗り仕様「ファーストクラスパッケージ」を選択すると、後席は専用設計のウッドトリムを用いたセンターコンソールを備えたセパレートシートとなり、より極上の後席空間が提供される。

ファーストクラスパッケージ

前後アクスルに電動パワートレイン「eATS」を搭載し、トルクシフト機能によって前後駆動力配分が最適化される4WDシステムを採用。最大出力658PS(484kW)、最大トルク955Nmを発揮し、バッテリー容量は118kWhで、WLTCモードでの一充電走行距離は640km。搭載されるリチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は118kWhで、6.0kWまでの交流普通充電と、150kW までの直流急速充電(CHAdeMO 規格)に対応している。

最大 35 mm車高を上げることができる「AIRMATICエアサスペンション」や「リア・アクスルステアリング」を標準装備。最新の自然対話式音声認識機能「MBUX」や適切な充電ポイントまでのルートを案内する「Electric Intelligenceナビゲーション」、車外への給電機能(V2H/V2L)なども備えている。

マイバッハブランドの歴史の1ページを飾るにふさわしい、至高のSUV「メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV」の価格は2790万円(税込)。詳しくは、公式ホームページMercedes-Maybach (mercedes-benz.co.jp)、またはメルセデス・ベンツ正規販売店まで。

 

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