ファッション界を代表するメゾン「ルイ・ヴィトン」が、神奈川県・横浜美術館前にホリデーシーズンを祝う特別なカルーセルを設置。世界でもわずか5都市でしか見ることのできない幻想的な体験型アートが、みなとみらいの冬の夜を彩ります。日本国内では横浜だけ、という特別感に包まれた光のアトラクションが、訪れる人々の心を魅了しています。
文/土田貴史
伝説のパリ万博から紡がれる、124年の物語
横浜の街に、この冬、最も魅惑的な光景が現れました。1854年の創業以来、最高級の品質と独創的なデザインを追求してきたルイ・ヴィトンが、世界で限られた都市にのみ設置する特別なカルーセルを、横浜美術館前の広場に登場させたのです。
このカルーセルには、124年前にまで遡る印象的な物語が秘められています。1900年、創業者の息子であるジョルジュ・ヴィトンがパリ万国博覧会でトランクを展示した際のカルーセル風のセットが、今回のインスピレーションとなっているのです。トラベルラゲージから始まり、現在ではバッグ、アクセサリー、プレタポルテ、シューズ、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスまで、その領域を広げてきたブランドの歴史が、この展示に込められています。
高さ5.9メートル、回転台の直径6メートルという堂々とした規模のカルーセルは、夜になると幻想的な光に包まれ、まるで童話から抜け出してきたかのような雰囲気を醸し出します。特に注目すべきは、このカルーセルが実際に乗ることができる体験型の展示であることです。大人8名まで同時に乗車可能で、子どもたちと一緒に素敵な思い出を作ることもできます。
世界的に見ても、このホリデーカルーセルが設置されているのは、マカオ、上海、杭州、横浜、パリという厳選された5都市のみ。日本では横浜だけの特別な展示となっています。伝統を重んじながらも、建築家やアーティスト、デザイナーとのコラボレーションを積極的に行ってきたブランドならではの、革新的な空間演出が、訪れる人々を魅了することでしょう。
【実際に体験される方へ】
期間:~2024年12月25日(水)
時間:11:00~20:00 ※12月21日(土)は15:00まで
場所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 横浜美術館前
サイズ:高さ 5.9m、回転台の直径 6m
料金:無料・予約不要
主催:ルイ・ヴィトン、横浜美術館
後援:横浜市にぎわいスポーツ文化局
ご来場の際のご注意:
未就学児のお子様は保護者の付き添いが必要です
混雑時は整理券が配布される場合があります
天候により運営時間の変更や中止の可能性があります
当日の運営状況は横浜美術館の公式Xアカウント(@yokobi_tweet)で確認可能です
2024年のホリデーシーズン、世界中のルイ・ヴィトン店舗では、ロマンティックなカルーセルと動物たちをモチーフにした華やかなウィンドウ・ディスプレイを展開中です。横浜美術館でのカルーセル体験と合わせて、街中のブティックでもお楽しみください。
創業者ルイ・ヴィトンが確立した「旅の真髄(こころ)」の精神は、現代においてもブランドの根幹を成しています。今回のホリデーカルーセルは、そんなブランドからの特別なクリスマスギフト。大切な人との思い出作りに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。