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圧巻の植物図と資料が一堂に。『牧野日本植物図鑑』誕生までの軌跡

現在、高知県立牧野植物園で2023年1月22日(日)まで開催されている、植物分類学者・牧野富太郎博士の生誕160年を記念した特別展「牧野博士と図鑑展」が、植物愛好家を中心に話題を呼んでいます。

ギンリョウソウを採って
村山にて。昭和15年6月16日。(78歳)(高知県立牧野植物園所蔵)

本展では、日本の植物分類学の父と呼ばれる植物学者・牧野博士が生涯を捧げた植物研究と植物知識の教育普及を融合した集大成として、78歳で出版した『牧野日本植物図鑑』の誕生までの軌跡をたどります。

『牧野日本植物図鑑』誕生までの道のりを、その1:フィールドワークと記載、その2:「牧野植物図」の完成、その3:知の集積・共有、の3つの行程で追い、約10年の歳月をかけた一大プロジェクトに携わった協力者たちや牧野博士の残した精緻な植物図を紹介しながら、“牧野図鑑”の魅力を探ります。

“牧野図鑑”初版本の赤字の校正(高知県立牧野植物園所蔵)

開催期間中は、牧野家から寄贈を受けた富太郎の蔵書、遺品類や植物図を収める「牧野文庫」に所蔵されていた“牧野図鑑”の原図も初公開。さらに展示に合わせたサイドイベントも開催されます。

2023年春にスタートするNHK連続テレビ小説『らんまん』のモデルとして、注目度も急上昇している牧野博士。博士の植物に向けた愛ある眼差しと研究への情熱の一端にふれることができる貴重な展覧会となっています。

開催概要

「牧野博士と図鑑展」
URL:https://www.makino.or.jp/event/detail.php?id=587
会場:高知県立牧野植物園 展示館 企画展示室・植物画ギャラリー
開催期間:2022年10月8日(土)〜2023年1月22日(日)
主催:高知県立牧野植物園
企画・運営:公益財団法人高知県牧野記念財団
協力:株式会社北隆館、佐川町、里見デザイン室、練馬区立牧野記念庭園、東京大学総合研究博物館、東京都立大学牧野標本館
備考:※改修工事による駐車場大幅減のため植物園駐車場の混雑が予想されます。
【高知新港臨時駐車場+シャトルバス(30分毎運行)】の利用にご協力をお願いいたします。詳細は上記のホームページをご覧ください。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下のご協力をお願いいたします。
*発熱のある方、せきやのどの痛みなどの症状のある方は、ご入園をお控えください。
*マスクをご着用ください。
*人と人との距離を1メートル以上保ってください。
*手洗い、手指の消毒を行ってください(園内設置の消毒液をご利用ください)。
*催しの内容を変更、または中止する場合がございます。予めご了承ください。

 

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