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三重県志摩半島南部の英虞湾は、波が穏やかで年中温暖、水深が深く、真珠の育成に適しており、明治26(1893)年に御木本幸吉(みきもと・こうきち)が世界ではじめて真珠養殖の技術を確立した土地として世界的にも有名です。

英虞湾の南に工房を構える滝田真珠は、元々真珠養殖業を営んでいましたが、真珠の加工・販売を手がけたいという想いで、1968年に創業。現在はアクセサリーの製造販売も行なっています。

上質な真珠の仕入れと独自の調色技法

真珠の表面の輝きを「テリ」といい、その輝きが明るいほど「テリがよい」と言われ、美しい真珠と評価されます。

「一級品の真珠だけを仕入れて、ありのままの輝きを引き出す自然な調色を行なっています」と話すのは、代表の滝田浩子さん。

真珠にも青み、赤み、黄色みといった色の違いがあります。まずは一粒一粒、色みや大きさ、形により選別します。穴を開けた後で、先代から受け継ぐ秘伝の液につけ込み、調色を行ないます。調色とは、最小限の不純物を取り除き、自然な色味に統一させ、輝きを引き出していく作業のことです。

「真珠の色みを変える濃い調色は行ないません。本物の美しさを届けることにこだわっていた父である、先代の教えです」と浩子さん。

何より美しい真珠を愛していた先代・浩一さんが30年以上前から少しずつ集めていたのが黄金の輝きを放つゴールドパールです。

希少なゴールドパールを使用したアクセサリー

「花人日和」オリジナル ゴールドパールのアクセサリー 「ロングイヤリング(左上)」「ロングピアス(左上から2番目)「1連ショートネックレス(左下)」「2連ロングネックレス(右)」。

真珠層は炭酸カルシウムの結晶とタンパク質の層からできていて、ゴールドパールはこのタンパク質に黄色の色素が含まれている場合に現れる、自然発色の黄金色の真珠です。かつては母貝となる日本古来の志摩産あこや貝から採れましたが、現在は海の環境の変化によりこの貝が存在しなくなり、ほぼ採れなくなってしまいました。偶然採れたとしても100個に1個くらいの確率だそう。

この希少なゴールドパールを使用し、『花人日和』オリジナルゴールドパールのアクセサリーが誕生。約42cmの1連ショートネックレス、その倍の長さの2連ロングネックレス、そして可憐(かれん)に揺れるロングピアスとイヤリングに仕立てました。

色を正確に判断するため、選別は自然光の入る北向きの窓際で行なう。現在6名の職人が在籍。

「ネックレスに組んだとき、見た目のバランスが合うよう、調色後の真珠をさらに選別して、大きさや見た目、形を入念に確認します。何度も並べ替え、全体の表情をととのえながら職人が手作業で組み上げます。1連ショートネックレス1本に約100粒ものゴールドパールを使っています」と浩子さん。

ゴールドパールは直径4〜5mmの愛らしい小振りサイズ。柔らかい布でお手入れすることで、いつまでも真珠の輝きを保つことができます。世代を超えて末永くご愛用いただけるアクセサリーです。

『花人日和』オリジナル ゴールドパールのアクセサリー

『花人日和』×滝田真珠
「2連ロングネックレス」100,000円(税込み)/「1連ショートネックレス」50,000円(税込み)
「ロングイヤリング」35,000円(税込み)/「ロングピアス」35,000円(税込み)

動画/一瀬立子

 

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