アウディジャパンが、アウディのフラッグシップ電動SUV 「Q8 e-tron」の60台限定モデル「Q8 e-tron edition S line」「Q8 Sportback e-tron edition S line」を発売した。
文/竹井あきら
BEV(バッテリー式電気自動車)ならではの静粛性と快適性を実現
Q8 e-tronシリーズは、高い運動性能と快適性を提供し、環境に配慮した電動パワートレインを搭載するアウディのフラッグシップ電動SUVだ。力強い正統派SUVスタイルの「Q8 e-tron」と、スタイリッシュなクーペスタイルSUV「 Q8 Sportback e-tron」からなる2つのスタイリングが用意される。
2024年8月22日にリリースされた限定モデルの「Q8 e-tron edition S line 」および「Q8 Sportback e-tron edition S line」は、最高出力300kW、最大トルク664Nmを発生するパワフルなモーターと、高速充電機能や一充電距離501km(WLTCモード)の長距離ドライブに対応する総電力量114kWhの大容量バッテリーを備える「 Q8 55 e-tron quattro S line」「Q8 Sportback 55 e-tron quattro S line」をベースにしている。
この限定モデル最大のトピックは、Q8 e-tronの特に人気が高い2つのスペシャルオプションパッケージ「サイレンスパッケージ」と「インテリアパッケージ」を標準搭載していることだ。
「サイレンスパッケージ」は、電気自動車の特徴である静粛性をさらに高めるアコースティックガラス、その静かな車内音響空間で最高の音を再生するプレミアムオーディオBang & Olufsen 3Dサウンドシステム(16スピーカー)、さらにプライバシーガラス、パワークロージングドアをセットにしたもの。
また「インテリアパッケージ」には、エクステンデッドアルミニウムブラック/ブラックグラスルックコントロールパネルに加えて、快適性・機能性に優れる 4ゾーンデラックスオートマチックエアコンディショナー、シートヒーター(リア)、ヒーター付き3スポークレザーステアリングホイール、リアシートUSBチャージングが含まれる。
エクステリアは「edition S line」専用のものとなっており、Audi Sport製22インチ 5スポークストラクチャーデザインのチタングレーポリッシュトアルミホイールをはじめ、ボディ同色シングルフレームグリル、車両前後のダークAudi rings、ブラックのエクステリアミラーハウジングとルーフレール(SUVスタイルのみ)が装備される。さらに、フロントマスクには先進的な印象を与えるシングルフレームグリルプロジェクションライト、レッドのカラードブレーキキャリパー、クロノスグレーメタリックのボディカラーによって精悍なイメージを高めている。
また、ドアの開閉時にはドアエントリーライトにより「e-tron edition」の文字を地面に映し、ドライバーとゲストを優雅に迎える光の演出も用意される。
一方で、インテリアには、エクスプレスレッドのコントラストステッチによる、マルチファンクションパドルシフトヒーター付き3スポークレザーステアリングホイールと、Sエンボス付きの上質なバルコナレザーを採用したスポーツシート、カーボンスクエアストラクチャーのデコラティブパネルを装備する。
より上質でスポーティな内外装と、より静かで快適な空間を手に入れた贅沢な電動SUVの登場で、BEVの選択肢もより豊かになったといえよう。
価格は、力強い正統派SUVスタイルの「Q8 e-tron edition S line」が1406万円、クーペスタイルの「 Q8 Sportback e-tron edition S line」が1448万円。各30台、合計60台の限定となる。
問い合わせは、アウディコミュニケーションセンターまで。フリーダイヤル:0120-598106 営業時間:9:00〜19:00