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テレビやラジオ、雑誌などの各メディアで活躍中の放送作家・コメンテーター・コラムニストの山田美保子さん。著名人との交流も頻繁なだけに、気の利いた手土産を贈る機会も多くあるそうです。そんな山田さんに毎月、贈る側も贈られる側も心が躍る“とっておきの手土産”を紹介していただきます。

【心躍る! とっておきの手土産】
第4回 贈る人も贈られる人も背筋が伸びる和光の一品

文・山田美保子

学生時代の憧れの先輩たちが働いていた和光

東京の世田谷区生まれ・世田谷区育ちで、小学校から大学まで16年間、渋谷にある青山学院まで電車通学していた私にとって「銀座」は、あまり御縁のない遠い街でした。

60代になった今も、その印象はあまり変わらず、敷居も決して低くはなりません。「みゆき通り」とか「レンガ通り」などと言われても、え~と、どこだっけ? と検索してしまうほどですし、タクシーに乗ったとき、京橋に近い銀座一丁目と新橋に近い銀座八丁目の方向を間違えてしまうこともしばしば……。

そんな私でも、「中央通り」と「銀座四丁目」交差点、そして『和光』だけは知っています。

実は初めて『和光』を意識したのには、母校の素敵な先輩たちが関係しています。大学卒業後に貰った分厚い名簿に、初等部や中等部時代、同級生の多くが憧れていた先輩女子数名の勤務先として『和光』の二文字が記されていたのです。まだ“個人情報”という言葉がなかった頃の良き想い出です。

その先輩たちには共通点がありました。全員が学年のリーダー的存在で、部活動の部長や委員会の委員長などをしていらした方たちばかり。ハキハキとした口調が印象的なキャプテンシーに溢れた美しい先輩たち。彼女たちが何階の何売場にいらっしゃるかを人づてに確認し、お訪ねしたのが、『和光』初来店でした。

食器や銀仕上げの小物、写真立て… 和光の品々は御三家ホテルでの結婚式の引き出物の定番

その後、『和光』の包装紙や品々を多く目にすることになったのは、20代半ばから後半。同級生の結婚披露宴ラッシュの頃です。「ナシ婚」はもちろん、「地味婚」というワードさえなかった時代。一流ホテルでの盛大な披露宴がポピュラーで、御三家は『帝国ホテル』『ホテルオークラ』『ホテルニューオータニ』でした。大学卒業後、TBSラジオで「キャスタードライバー」というラジオカーに乗車して各地からリポートを入れる仕事に就いていた私は、何度、司会を頼まれたことでしょう。その都度、担当者さんと打ち合わせをするため、ホテルのブライダルサロンを訪ねたものです。

だから、自分が27歳で結婚するよりもずっと前から、引き出物や、お祝い返しについて、ものすごく詳しくなりました。当時、新婦の同級生が……というより、同級生のお母様たちがセレクトしていたのが『和光』の食器や銀仕上げの小物、そしてレザーの写真立てなど。なかでも、「朝、トーストを置くのに使っていただけたら……」とのメッセージと共に頂戴した銀仕上げの手編みバスケットは、まるでホテルの朝食で使用されるような素敵な品で、その後、私も何度ギフトで使わせていただいたかわかりません。

一目置かれるイニシャルハンカチーフはパーティーシーンでも大活躍!

イニシャルハンカチーフ 2,750円 
※選べるイニシャルは、A、E、H、K、M、N、R、S、T、Yの10種類

ホテルと言えば、先日、約3年ぶりに『ホテルニューオータニ』の「鳳凰の間」で開催されたパーティーにお呼ばれしました。銀座にある会員制バーの「10周年記念晩餐会」で、ビッグバンドをバックにママが歌ったり、お稽古をした三味線を披露したりと、本当に久しぶりに華やかな宴でした。

お食事はビュッフェ形式。「会場の周りに椅子をたくさん用意しておくから、座ってね」とママに言っていただいたものの、当然、全員分、置いてあるわけではなくて……、座ろうかどうしようか躊躇していたところ、顔見知りのマダムが「こちらに、どうぞ」と、お隣の椅子に私を呼んでくださいました。

座ってみると、ホテルのスタッフさんがピンチョスを持ってきてくださったり、とってもマメな某有名人の若奥様がドリンクやお料理をとってきてくださったり……、「これは天国! 立ちたくない!」と思ってしまった私。

とはいえ、さまざまな工夫が凝らされている会場の全貌も間近で確認したくて席を立ったのです。そのとき、大活躍してくれたのが『和光』のイニシャルハンカチーフでした。

椅子の上に、ハンカチを置き、「この席に戻ってきますよ」というアピールに利用したのです。

美しくて、可憐で、上品で、小さなイニシャルが刺繍してある、おなじみのハンカチは、確か、某出版社の女性編集者とランチをしたとき、彼女が手土産としてプレゼントしてくれたもの。

コロナ禍で、お化粧室ではハンドドライヤーがずっと使用禁止。ペーパータオルホルダーが設置してあるとは限らないので、目下のところ、ハンカチは必須の持ち物です。

私は、普段はタオルハンカチ派なのですが、この日はパーティーゆえ、『和光』のハンカチをバッグに忍ばせていたのです。

大正解でした! 椅子の上に畳んで置かれた『和光』のハンカチは、落とし物にも忘れ物にも決して見えないからです。しかも、オーラがものすごい。「この席には、どんなエレガントなマダムが戻ってくるのだろう」と想像を膨らませた方もきっといらしたでしょう。

シンプルでシーンを選ばない白一色のデザインのものも。イニシャルハンカチーフ 3,300円

イニシャル入りのひざ掛けも大切な方へのギフトにおすすめ

ま、それが私だったワケですが……、『和光』のイニシャルハンカチーフのお陰で、再び、着席でパーティを堪能することができました。

ハンカチだけでなく、イニシャル入りのひざ掛けもあるそうです。今度、手に入れたいと思っています。もちろん、大切な方へのギフトにも……。

イニシャル加工には約2週間かかる。大判のひざ掛けハンカチーフ (上:ピンク、下:水色) 3,850円

『和光』の品々は、贈る人も贈られる人も背筋がピンと伸びるような素敵なものばかり。大好きだった憧れの先輩たちの顔を思い出しながら、またフロアを巡ろうと思います。

山田 美保子(やまだ・みほこ)
1957年、東京都出身。TBSキャスタードライバー、フリーレポーターを経て、「カノッサの屈辱」「恋のから騒ぎ」や「踊る!さんま御殿!!」などの人気番組の放送作家として活躍。テレビやラジオのコメンテーター、コラムニストとしても活動中。

商品のお問い合わせ先
和光
(03)3562-2111

 

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