メルセデス・ベンツ日本が、究極のオフローダー「G クラス」の新型モデルを発売

2024.9.22

メルセデス・ベンツ日本が、メルセデスが誇る究極のオフローダー「G クラス」の新型モデルを発表。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。

文／竹井あきら

充実装備の導入仕様車2モデル

クロスカントリービークルとして1979年に誕生して以来、基本デザインや堅牢なボディを踏襲しながら進化を続けてきたGクラス。

2018年のメルセデスが「史上最大の大幅改良」と呼ぶ初の実質的フルモデルチェンジでは、オンロードでもオフロードでも最適なパフォーマンスを発揮する究極のオフローダーへと進化した。

新型Gクラスにおいても伝統のスタイリングは継承しながら、「ISG（Integrated Starter Generator ）」搭載によるパワートレインの電動化、新世代運転支援機能「ドライビングアシスタンスパッケージ」の搭載やインテリジェント車載音声アシスタント「MBUX」によるデジタル化などによってさらなる進化を遂げた。

今回導入されるラインナップは、AMG ラインパッケージが標準装備される「G 450 d ローンチエディション（以下G 450 d）」と、 AMG ナイトパッケージが標準装備される「メルセデスAMG G 63 ローンチエディション（以下G 63）」の2モデル。

どちらのモデルにも、G クラス初採用となる「MBUX」やワイヤレスチャージング、キーレスゴーなどの快適装備、ステアリングアシストや自動再発進機能をはじめとする安全運転支援システム、オフロード走行を視覚的にサポートする「オフロードコックピット」などが標準装備される。

「G 450 d」に搭載されるのは、最高出力367PS、最大トルク750N・mを発生する3.0ℓ直列6気筒ディーゼルターボエンジン。さらに ISG と 48V 電気システムによって電動化されたことで、レスポンスやオンロードでの快適性も向上している。また、前身のG 400 d 等ではオプション設定のアダプティブダンピングシステムが標準装備となっている。

「AMG G 63」には、ドイツ・アファルターバッハのAMG社にて1人のマイスターが1基のエンジンを組み上げる「One Man, One Engine」の原則に則って生産される4.0ℓV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力585PS、最大トルク850N・mというパワフルなエンジンを、ISG 搭載の48V 電気システムによってさらに20PS /200N・mブーストすることで、0-100km/h 加速はわずか 4.4 秒という圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

また、電子制御の油圧式スタビライザーを採用し、オンロード/オフロードを問わずダイナミックで正確なハンドリングを実現する「AMG ACTIVE RIDE CONTROL サスペンション」をG クラスとして初採用し、オンロード/オフロード性能の向上が図られている。