この連載では、『季節の花々と旅』をテーマに、日本全国の見頃の花を愛でられる宿の情報と、季節の花の楽しみ方をお届けします。今から旅の計画を立てられるように、春が待ち遠しくなる花を先取りして、ご紹介いたしましょう。
今回は、「菜の花」を取り上げます。陽射しを受けて黄色く揺れる姿が春をイメージさせる菜の花ですが、場所や品種によっては、12月から花を咲かせる植物です。
旅時間を心豊かにしてくれる「菜の花を愛でる宿」を「一休.com」から厳選しました。宿泊したいホテルを見つけたら、＜一休ボタン＞をクリックしてください。「一休.com」でWeb予約が可能です。
寒い日が続く季節ですが、春の訪れを予感させる黄色い花畑を探しにでかけませんか？
1：いぶすき秀水園
情報提供／一休.com
薩摩半島の南端にある鹿児島県指宿市。県内屈指の温泉地で、この地ならではの砂むし風呂が広く知られています。『いぶすき秀水園』は、砂むし風呂が楽しめる「砂むし会館砂楽」（2022年12月15日より開館）から徒歩５分ほどの場所にあるお宿。
館内では紫外線から肌を保護する効果の期待できる美肌の湯（ナトリウム塩化物泉）を楽しめ、湯上り処には、旅の疲れや胃腸の疲れを取る薬草を煎じたお茶などが用意されています。水分補給をしながら健康にもアプローチできる、嬉しいおもてなしです。
▷近隣の菜の花スポット
九州最大のカルデラ湖、「池田湖」。12月下旬から２月上旬にかけては、菜の花で一面黄色い世界に。湖畔からは、指宿のシンボルで、「薩摩富士」と称される美しい姿の開聞岳をバックに、春色でいっぱいの菜の花畑を写真に収めることができます。ぜひ、湖畔に整備された遊歩道を散策して、日本で一番早く咲く菜の花の中、お気に入りの景色を見つけてください。
▷この宿ならではの魅力
この宿は、お料理に定評があります。素材の良さや料理人の技術の高さだけではなく、お料理を引き立たせる器も選び抜き、旅人に口福な時間を提供してくれます。予約プランに含まれる会席料理の他に、追加注文できる逸品料理も魅力です。朝食でも、「さつま汁」や「さつま揚げ」などの、鹿児島らしい郷土料理が楽しめます。
問い合わせ先
IN 14:00～19:00
OUT 10:30
室数 全47室
ペット 不可
お子様 可
TEL／0993-23-4141
住所／鹿児島県指宿市湯の浜5-27-27
おすすめのプランは、「【基本プラン】旬の食材を活かした季節会席に舌鼓！」2名で50,600円～。
2：石山離宮 五足のくつ
情報提供／一休.com
隠れキリシタンで知られる熊本県・天草。『石山離宮 五足のくつ』は、雲仙天草国立公園内の山の中腹に佇む、天草の歴史と風土をテーマにしたお宿です。お部屋は、約10,000平米の敷地にわずか15室。全室が露天風呂付きの離れになっています。
A・B棟とC棟のそれぞれにレセプションやレストラン、BARやライブラリーを備えているため、他の宿泊者と顔を合わせる機会も少ないでしょう。宿泊客のプライベートな時間を大切に考えた贅沢なお宿です。
▷近隣の菜の花スポット
上天草市には、大型観光バスも訪れる菜の花スポットがあります。松島町の「100万本の菜の花園」では、12月から菜の花が咲き、例年の見ごろは１月末から２月頃。ユネスコの世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつ、明治の三大築港の三角西港にも近いので、あわせて巡ってみてはいかがでしょうか。
▷このホテルならではの魅力
この宿では、連泊時には１泊目と２泊目でお部屋変えることを提案されています。宿泊客に、いろいろな空間を楽しんでもらいたいという思いと、お料理の内容がA・B棟とC棟とでは異なるというのが、その理由。同じ部屋に２連泊というのもゆっくりできますが、連泊で異なる部屋を選ぶも楽しみが広がります。ぜひ２連泊して、素敵な空間での時間を堪能してください。
問い合わせ先
IN 15:00～18:00
OUT 12:00
室数 全15室
ペット 不可
お子様 可
TEL／0969-45-3633
住所／熊本県天草市天草町下田北2237
おすすめのプランは、「＜スタンダード Villa A＞天草の漁師町を思わせる、緑に囲まれた素朴な空間が広がる平屋のお部屋」2名で77,000円～。
3：琵琶湖マリオットホテル
情報提供／一休.com
『琵琶湖マリオットホテル』は、滋賀県の琵琶湖の畔に佇むホテル。この宿のある琵琶湖東岸は、湖の向こうの山々に沈む夕日が作る美しい景色が魅力です。
京都には頻繁に足を運んでも、滋賀県はまだ訪れたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この宿の無料送迎バスが出るJR堅田駅までは、京都駅から電車で25分ほどでアクセスでき、京都からのアクセスの良さもポイント。
地上12階のダイニングからは雄大な琵琶湖と比良の山並みが楽しめ、地産地消の食材を活かしたディナーやアフタヌーンティー、朝食が味わえます。
▷近隣の菜の花スポット
当宿から歩いて３分ほどの場所にある「第一なぎさ公園」は、約4,000平米に約12,000本の早咲きの菜の花が咲く、関西では有名なスポットです。黄色い菜の花が揺れる向こうには穏やかな琵琶湖が広がり、更にその向こうには雪の残る比良の山々が望めます。冬から春へと季節の変化が目で楽しめるスポットで、例年１月下旬から２月上旬にかけて、見ごろを迎えます。
▷この宿ならではの魅力
この宿の宿泊者は、ホテルのそばで湧き出た赤茶色の「美崎温泉」を楽しむことができます。好きな時にいつでも気兼ねなく温泉を楽しみたい方は、温泉付きのお部屋を予約するといいでしょう。
館内にはプラネタリウムが備わっており、笑いを取り入れた星空解説が好評です。クロスバイク・ロードバイクのレンタルを取り扱うショップもあり、琵琶湖を自転車でめぐる「ビワイチ」の一部区間を体験することも可能です。
問い合わせ先
IN 15:00～24:00
OUT 11:00
室数 全274室
ペット 不可
お子様 可
TEL／077-585-6100
住所／滋賀県守山市今浜町十軒家2876
おすすめのプランは、「琵琶湖 Basic Stay～2食付～standard」2名で46,050円～。
4：登録有形文化財指定 和味の宿 角上楼
情報提供／一休.com
『登録有形文化財指定 和味の宿 角上楼』は、愛知県の渥美半島の先端に建つ老舗旅館です。創業は1925年。角上楼本館と別館井筒楼は、国の登録有形文化財に指定されており、当時の面影そのままに残しています。
日本古来の美しさが詰まった歴史あるお宿ですが、現代の生活スタイルに合わせた近代的なお部屋もあります。2005年６月に新設された、露天風呂付客室の「別館 雲上楼」と「別館 翠上楼」では、快適さを重視した寛ぎの滞在がかないます。
▷近隣の菜の花スポット
渥美半島は、一年中さまざまなお花が楽しめることで知られる土地。特にこの宿のある田原市は、菜の花を市の花と定めており、市内には1,200万本もの菜の花が植えられています。
この宿から車で15分ほどの「伊良湖菜の花ガーデン」では、例年１月半ばから菜の花まつりが開催され、一面春色に染まる時間を楽しめます。
▷この宿ならではの魅力
この宿では、歴史を感じる建物で過ごす時間そのものが、贅沢なものとなるでしょう。本館１階には洗練された多目的ルーム、２階にはどこか懐かしさを感じる中庭を見下ろすテラスがあり、それぞれに異なる趣向が魅力。どちらも滞在中に利用したい空間です。
また、毎日伊良湖の魚市場から仕入れる地魚を使ったお料理も楽しみのひとつ。四季それぞれの極上の海の恵みが堪能できます。
問い合わせ先
IN 15:00～19:00
OUT 11:00
室数 全18室
ペット 不可
お子様 不可
TEL／0531-32-1155
住所／愛知県田原市福江町下地38
おすすめのプランは、「【2食付スタンダード】旬を迎えた鮮度抜群の地魚や貝を存分に！迷ったらこちら『郷土の幸 お糸路プラン』」2名で52,800円～。
5：メズム東京、オートグラフ コレクション
情報提供／一休.com
緑豊かな「浜離宮恩賜庭園」を見下ろす抜群の立地が魅力の、『メズム東京、オートグラフ コレクション』。ヤマハの音響設備を備えたロビーラウンジでの生演奏は、まるで音楽ホールのように響き、バー＆ラウンジ「Whisk（ウィスク）」では、アートをテーマにしたユニークなオリジナルカクテルを楽しめます。
▷近隣の菜の花スポット
同宿の眼下に見える「浜離宮恩賜庭園」は、将軍家の鷹狩場から別邸へ、明治維新後は皇室の離宮と変遷した歴史を持つ都立庭園です。２月上旬からは、都会のビル群を背景に、約30万本の菜の花畑を楽しめます。その年の気候にもよりますが、２月には梅との競演を、３月下旬～４月上旬頃には、桜と菜の花の、明るく春らしい色合いを同時に楽しむことができます。
▷この宿ならではの魅力
同宿では、客室でも五感を刺激し、心の潤いを感じられるアイテムが楽しめます。全ての客室には高性能デジタルピアノが備えられ、ピアノを弾かない方でも、スピーカーとしてスマホと繋げて楽しむことができます。また、肌に直接触れるタオルは、肌触りと吸水性抜群のスーパーゼロ（魔法の撚糸）を使用。そして、バルコニーの下に広がる自分だけの「浜離宮恩賜庭園」の景色は、まさに眼福です。
問い合わせ先
IN 15:00～24:00
OUT 12:00
室数 全265室
ペット 不可
お子様 可
TEL／03-5777-1111
住所／東京都港区海岸1-10-30
おすすめのプランは、「【ご褒美・記念日に】1泊2食付きプラン～フレンチディナー＆人気の朝食付～」2名で98,718円～。
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春らしい色で季節の移り変わりを告げる菜の花。場所によっては12月から楽しめるので、菜の花を追いかけて旅をするというのも素敵なテーマですね。菜の花は、その年の天候によって開花状況が変わるので、旅行を計画する際には市町村などが発表する開花状況・開花予測を確認することをおすすめします。
※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2022年11月19⽇（土）時点での情報をもとに作成しています。
提供されるサービスの内容は随時、変更になる場合があるため、各プランの詳細をご確認のうえお申し込みください。
情報・写真提供／⼀休.com
文／橘かおり（京都メディアライン）
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