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情報・写真提供/⼀休.com

本格的な寒さを感じるこれからの季節は、温泉につかり身体を温めて癒したくなるもの。温泉地に行けば、温泉街を散策し、地元の湯を巡るのも楽しみの一つでしょう。しかし寒い時期は、宿の外に出るのが億劫になることも……。また、せっかく上質な宿に泊まるのなら、「宿の温泉を堪能したい」と思う方も多いのではないでしょうか?

今回はそうしたニーズに十分に応える、複数の源泉が楽しめる温泉宿に焦点を当てて、「⼀休.com」から5つを厳選しました。宿泊したいホテルを⾒つけたら、<⼀休ボタン>をクリックしてください。「⼀休.com」で Web 予約が可能です。宿の中で湯巡りを楽しむ、温泉三昧の旅はいかがでしょうか。

1:銀水荘 兆楽(兵庫県)

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日本三古湯の1つ、兵庫県にある「有馬温泉」。その歴史は古く、日本書紀にも記されています。有馬温泉の湯は、多くの成分が混在した世界的にも珍しい湯。その効能は豊かで、あの豊臣秀吉も度重なる戦での疲れや傷を有馬の湯で癒していたのだとか。

また、現在では神戸市内からのアクセスの良さでも人気が高い温泉地です。『銀水荘 兆楽』は、その有馬温泉街を見下ろす高台に位置し、「金泉」「銀泉」、どちらの湯も楽しめることで人気の宿です。

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▷金泉・銀泉を堪能

有馬温泉といえば、褐色の湯「金泉」と無色透明の湯「銀泉」で有名。当宿は、そのどちらも敷地内から湧出しています。金泉、銀泉を心ゆくまで堪能できる様々な湯処が自慢です。

特に当宿の金泉は、癒し効果があるとされているリチウムイオンを多く含んだ、含鉄ナトリウム塩化物強塩泉。銀泉は効能の幅が広いとされる放射能泉(ラドン泉)です。入浴したり、呼吸器から吸引することで自然治癒力を高める効果が期待でき、金泉、銀泉の両方に浸かれば、身も心も癒されることでしょう。

【この宿で堪能できる湯の泉質】
・含鉄・二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩泉
・放射能泉(ラドン泉)

▷贅を尽くした様々な部屋をご用意

有馬温泉街や六甲山の山並みを眺めることができる客室や、露天風呂付きの贅を尽くした造りのお部屋など、訪れる人のニーズに合わせた様々なタイプの客室をご用意。その中でも3つの離れからなる「別邸 紫貴」は、金泉、銀泉を思う存分に楽しむために作られました。各離れには、露天風呂や半露天風呂、有馬では珍しい蒸し風呂などを完備。好きな時に好きなだけ、金泉、銀泉の湯を独り占めすることができる贅沢な空間です。

問い合わせ先
IN 14:00~19:00
OUT 11:00
客室数 40室
ペット 不可
お子様 可
TEL/078-904-0666
住所/兵庫県神戸市北区有馬町1654-1

おすすめプランは、「別邸 紫貴【露天風呂付き『離れ』贅沢な休日プラン】」2名で132,000円~。

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2:ホテルニューアワジ(兵庫県)

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淡路島はイザナギとイザナミ、2柱の神様によって作られた日本列島で初めての島だとする神話があります。そんな「国生み神話」で知られる淡路島。島の東海岸に建つ『ホテルニューアワジ』は、全客室から一望できる紀淡海峡や大阪湾の絶景、2つの異なる源泉が楽しめるホテルです。

客室は、和を基調とし、ゆったりとした造りの「夢大地」と、ヴィラタイプの豪華な「ヴィラ楽園」があります。大阪湾や紀淡海峡を大パノラマで楽しむ「夢大地」。晴れた日は、海から昇る美しい朝日を見ることができます。「ヴィラ楽園」は、3つのタイプに分かれた全室スウィート仕様。全ての客室には露天風呂が備えられており、極上の湯ごもりを体験できる造りになっています。

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▷2つの源泉を楽しむ多彩な湯殿

当ホテルの温泉は、2018年に開湯した「洲本温泉」と自家源泉の「古茂江温泉」の2つの源泉を楽しむことができます。ホテル内にある「スパテラス水月」には、そのどちらの湯も味わえる多彩な湯船があります。その中の「淡路棚田の湯」は、棚田をイメージして作られた三段の湯船が自慢。「くにうみの湯」の湯船には、木や自然の岩がふんだんに使われており、清々しい木の香りを感じることができます。

【この宿で堪能できる湯の泉質】
・アルカリ性単純温泉
・ナトリウム-塩化物強塩泉

▷古来より変わらない海や大地の恵みを食す

古来より多くの食材に恵まれ、「食材の宝庫」といわれる淡路島。古くは「御食国(みつけくに)」として皇室・朝廷に多くの食材を納めていました。鱧や鯛、真蛸、たまねぎや米といった淡路島を代表する食材は数多くあります。『ホテルニューアワジ』では、そんな豊かな場所で育った海の幸や野菜など、淡路島だからこそ堪能できる食材を使った料理を提供しています。

「ヴィラ楽園」に宿泊すると、特別な懐石料理を客室で味わうことが可能。プライベートな空間で、寛ぎながら淡路島の美食を味わうことができます。

問い合わせ先
IN 15:00~19:30
OUT 10:00
客室数 117室
ペット 不可
お子様 可
TEL/0570-079922
住所/兵庫県洲本市小路谷20番地

おすすめプランは、「【部屋食確約】プライベートダイニングで愉しむヴィラ楽園特別懐石」2名で77,000円~。

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3:旅館 大橋(鳥取県)

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鳥取県にある三朝温泉の湯は、ラドン含有量が世界トップクラスを誇り、その効能の高さで注目されています。三朝温泉の名の由来は、「湯につかり、三日寝て三回朝を迎えると、どんな難病も治る」ことからきているのだとか。温泉街は、風情のある街並みで日本百景にも選出されました。その温泉街に流れる川、三徳川に沿って建つのが昭和7年(1932)創業の『旅館 大橋』。その建物のほとんどが、国の有形文化財に指定されている全国でも貴重な宿です。

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▷5つの自家源泉を所有

『旅館 大橋』は5つの自家源泉を所有。その中でも「巌窟の湯」には3つの湯船があり、「下の湯」「中の湯」からはラジウム泉、「上の湯」からは、三朝温泉唯一のトリウム泉が自噴。源泉掛け流し自噴泉の贅沢な湯のみを堪能することができます。また、2014年にリニューアルオープンした露天風呂は、三徳川を望む開放的な造り。川のせせらぎを聞きながらの入浴は心地よく、心からリラックスした時間を過ごせるでしょう。

【この宿で堪能できる湯の泉質】
・放射能泉(ラジウム泉)
・トリウム泉

▷それぞれが特別な客室

客室は全て、国の有形文化財に指定されています。その客室は、宮大工や大工たちによって作られたもの。創業当時の日本建築最高の技術が注ぎ込まれて作られました。一つとして同じ造りの客室はありません。また、客室には、現在では手に入らないような貴重な銘木が使われており、そのような空間からは伝統と風格を感じることができます。

問い合わせ先
IN 15:00~18:00
OUT 10:00
客室数 20室
ペット 不可
お子様 可
TEL/0858-43-0211
住所/鳥取県東伯郡三朝町三朝302-1

おすすめプランは、「温泉浸かって・蟹食す、蟹プラン」2名で70,400円~。

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4:黒川温泉 旅館 山河(熊本県)

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熊本県北部の大分との県境に位置する「黒川温泉」。かつては、知る人ぞ知る秘境の温泉でした。しかし近年では、古き良き時代の街並みが残る温泉地として注目を集めています。『黒川温泉 旅館 山河』は、黒川温泉街からさらに車で5分ほどのところにあり、森の中にひっそりと佇む温泉宿。静かな環境と多種多様な湯処が自慢です。ロビーに入ると囲炉裏や薪ストーブが出迎えてくれ、訪れた人をどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

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▷広大な敷地内にある7つの趣の異なる湯

3,000坪もの広大な敷地の中には、7つの温泉があります。この宿の湯は、所有する2つの自家源泉、100%掛け流しの湯です。宿の中を流れる川に沿ってある、女性専用露天風呂「四季の湯」は、自然を満喫できる造りになっています。そして大浴場「薬師の湯」は、2本の源泉を合わせた湯を使用。女湯は檜風呂、男湯は岩風呂に分かれており、露天風呂とはまた違う泉質の湯を楽しむことができます。

そのほかにも貸し切り風呂や、内風呂、足湯など趣の異なる湯処を完備。滞在中、飽きることなく何度でも良質な湯を堪能することができるでしょう。

【この宿で堪能できる湯の泉質】
・単純硫黄泉
・ナトリウム塩化物
・炭酸水素塩
・硫酸塩泉

▷阿蘇の旬の食材を使った本格懐石料理を味わう

食事は、阿蘇のあか牛など、地元の特産や旬のものをよりすぐって作られる本格懐石料理。日本酒や焼酎、地ワインなど、豊富に揃えられた地元熊本のお酒とともに食事をお楽しみいただけます。

また、湯巡りを堪能した翌朝にいただく、体に優しくて美味しい朝食もおすすめの一つです。地元産のお米や郷土料理の品々、新鮮野菜でできたフレッシュジュースなどを、山里の美しい景色を眺めながらいただくと、新しく始まる1日の活力となるでしょう。

問い合わせ先
IN 15:00~19:00
OUT 10:00
客室数 16室
ペット 不可
お子様 可
TEL/0967-44-0906
住所/熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961-1

おすすめプランは、「【限定地ビール&入湯手形付き】黒川温泉満喫プラン」2名で36,000円~。

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5:ゆやど 雲仙新湯(長崎県)

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長崎県の南東部、島原半島の西側に位置する「雲仙温泉」。1000m級の山々に囲まれた標高700mの場所にあり、その涼しさから、かつては在留外国人の避暑地や保養地として栄えた土地です。古くより豊かな温泉に恵まれ、「温泉山」とも呼ばれていたそう。その地にある『ゆやど 雲仙新湯』は、明治41年(1908)に創業した老舗。雲仙温泉で唯一敷地内に4本の源泉を持つ温泉宿です。

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▷浴場ごとに異なる源泉を使用

『ゆやど 雲仙新湯』は4本の自家源泉を所有しており、浴場ごとに異なる源泉を使用しています。第1源泉は白濁した美肌の湯、家族風呂になっています。第2源泉は硫黄を多く含んだ半透明の湯。長湯できる内風呂や、緑に囲まれた露天風呂が楽しめます。第3源泉は2019年にリニューアルされた大浴場にあります。源泉掛け流しで濃度が高いのが特徴です。

そして第4の源泉は、4本の源泉の中でも硫黄分が強く白濁した湯。露天風呂付き客室「月庭」の部屋専用の温泉になっています。

【この宿で堪能できる泉質】
・酸性泉
・硫黄泉
・酸塩泉

▷地元の食材を贅沢に使った料理を提供

海に囲まれた島原半島は「九州の胃袋」といわれるほど、豊かな食材が魅力の土地です。この宿では、「島原半径15マイル宣言」というものを掲げており、宿から半径15マイル(約24km)圏内でとれた新鮮な食材を、なるべく使うように心がけています。夕食には3種類の会席料理をご用意。

「雅仙会席」は長崎の素材を贅沢に使った料理長自慢の会席です。この土地だからこそ味わえる料理が提供されています。「月仙会席」は、鯛類の水揚げ日本一を誇る長崎の鯛を主とした会席。「月仙会席」のメインである「鯛しゃぶ」は、是非味わいたい一品です。そしてワンランク上の「風仙会席」は、「月仙会席」の内容に加えて「鮑のしゃぶしゃぶ」が付く豪華な会席コース。鯛と鮑などの海の幸を、贅沢に食べ比べることができます。

問い合わせ先
IN 15:00~18:00
OUT 10:00
客室数 49室
ペット 不可
お子様 可
TEL/0957-73-3301
住所/長崎県雲仙市小浜町雲仙320

おすすめプランは、「【露天風呂付客室・雅仙会席-半個室食-】地元食材の贅を極めた特別会席『アワビ×県産牛』」2名で、70,840円~。

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今回は、複数の源泉が楽しめる宿をご紹介しました。日本における温泉の泉質は大きく分けると10種類。土地や環境によって、それぞれ湯の特徴や効能は異なります。宿泊している宿に複数の源泉があると、湯冷めを気にすることなく存分に湯巡りを楽しめるのが嬉しい点です。じっくりと身体を温めたくなるこれからの季節、お気に入りの湯を見つけに行かれてみてはいかがでしょうか。 

※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は 2022年 12 月11日(日)時点での情報をもとに作成しています。 提供されるサービスの内容は随時、変更になる場合があるため、各プランの詳細をご確認のうえお申し込みください。 

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文/松田慶子(京都メディアライン))
HP:https://kyotomedialine.com Facebook

 

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