新着記事

イニシャル入りロックグラス|いつもの一杯を極上の一杯にするマイグラス

定年を迎えた男性の“ごはん問題”を解決|『定年ごはん』

定年を迎えた男性の“ごはん問題”を解決|定年ごはんの作り方

【家事に関するアンケート調査】普段行う家事で女性より男性の方が上位なのは「ゴミだし・分別」「風呂掃除」など。

30代から50代の女性の6割以上が日常の家事を負担に感じている

オーダースーツ

経営者はなぜ「オーダースーツ」を着るのか?

BLACK LAGOONラベル シングルモルト・ウイスキー|9月19日12:00 発売開始!

マイルス・デイヴィス『クッキン』

「イケメンでなくても好き」という大ヒット・ラブソング【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道24】

シニアライダーの8割以上がバイクマナーに自信アリ!!|シニアライダーに関する実態調査

シニアライダーは孤独を好む!? 約9割はソロツーリング派

【ビジネスの極意】「ダメな部下」を使わないといけない課長の苦悩

【ビジネスの極意】「ダメな部下」を使わないといけない課長の苦悩

波佐見焼のおひつ2色セット|冷やご飯が、ふっくら炊き立てによみがえる

【管理栄養士が教える減塩レシピ】|旬のさんまを使った炊き込みご飯と蒲焼きレシピ

【管理栄養士が教える減塩レシピ】旬のさんまを使った炊き込みご飯と蒲焼きレシピ

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

ピックアップ記事

  1. 東寺
  2. 世界遺産の構成資産内にある旧五輪教会。傘を開いたようなコウモリ天井の下、イエスを抱いた聖ヨセフ(イエスの養父)が佇む。手前の聖体拝領台(柵)の意匠は大浦天主堂(長崎市・世界遺産)と共通。鳥の声と波の音が堂内にこだまする。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

旅行

手島(香川県)|瀬戸内海を前に広がるひまわり畑【瀬戸内の知られざる島々紀行1】


取材・文/小林希

瀬戸内海の塩飽諸島(しわくしょとう、香川県)の一つに、手島という島があります。人口わずか30人弱、ほとんどの島民が70歳以上という、静かな島です。

島の地形は蝶蝶が羽を広げたようで、集落は蝶蝶の頭の位置にあたる、少し窪んだ場所にあるだけ。ほとんどは空家ですが、もともと船大工が多く暮らしていたため、あちこちにある家屋は大きく、住人無き今も存在感を出して佇んでいます。

28の有人島・無人島から成る塩飽諸島のうち7島は、江戸時代に幕府から自治権を認められた“人名制”があった日本で唯一の地域です。手島もその一つ。江戸時代から残る制札場が集落にあり、情緒的な雰囲気を醸し出しています。

手島の静かな集落を臨む

江戸時代の制札場が残る

香川県の丸亀駅から港まで5分歩くと、手島に行くための船着き場に到着します。港の待合所で手島行きの切符を買い(片道770円)、桟橋に接舷している備讃フェリーの高速船に乗り込みます。

航路は、讃岐広島→小手島→手島。手島まで行く船便数は少なく、出航時刻に注意が必要です。(※船の時刻表はこちら

高速船に乗ること45分、手島の港に到着します。港は人気が少なく、船の発着時は僅かに人が集いますが、船が先島へ向かうと集落はしんと静まり返ります。

それでも、真夏の手島は少し賑やか。

現在、廃校だった小学校・中学校の建物を「手島自然教育センター」と改築して宿泊施設としており、地元の子供たちが林間学校として利用したり、キャンプファイヤーをしたりと、静かな島に子供たちの笑い声が響いています。もちろん、県外の旅行者も利用可能。(詳細はこちら

その頃、知る人ぞ知る、手島の名物が見頃を迎えます。それは、瀬戸内海を背景に広がるひまわり畑。70歳や80歳のおじいちゃんたちが、一輪、一輪、心を込めて一生懸命に育てたもの。手島自然教育センターに向かう集落の道沿いや、港と反対側の西浦海岸目前の畑一面に咲いています。蒼い瀬戸内海を背景に、太陽に顔を向ける向日葵の健気な姿がほほえましい。

西浦海岸の瀬戸内海を背景に咲くひまわり

「もう、今年が最後かもしれんのう」

そう言うおじいちゃんたちの言葉を毎年聞きながら、今年も訪れては、「ああ、綺麗に咲いている!」と感涙してしまいます。

夕刻の最終便で、子供たちが嬉しそうにひまわりを一輪ずつ携えて船に乗り、見送りに来た島のおじいちゃん、おばあちゃんに、いつまでも手をふって「またね~! さようなら~!」と帰っていく光景はどこか懐古的。

ささやかに黄色い絨緞が広がる数日間、手島はこれ以上ないほど幸せになれる秘密の場所なのです。

取材・文/小林希
旅作家・フォトグラファー。1982年生まれ。出版社を退社して、その日の夜から旅に出る。1年後帰国して『恋する旅女、世界をゆく-29歳、会社を辞めて旅に出た』で作家デビュー。著書に『泣きたくなる旅の日は、世界が美しい』や『美しい柄ネコ図鑑』など多数。現在55カ国をめぐる。『Oggi』や『デジタルカメラマガジン』で連載中。インスタグラム:nozokoneko

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 国内旅行ランキング 2019年夏休みの国内旅行予約ランキング|6年連続で沖縄が1位!…
  2. 立杭陶の郷 【陶磁器の街を訪ねて】日本六古窯のひとつ、丹波立杭でうつわ巡り|…
  3. 【うつわの街を訪ねて】日本で初めて磁器が焼かれた産地、有田でうつわ巡り 【陶磁器の街を訪ねて】400年の歴史が息づく日本磁器発祥の地、有…
  4. 北九州市立いのちのたび博物館 日本の博物館ランキング2018 トップ20|旅好きが選ぶ第1位は…
  5. 2018年 評価の高い隠れ宿ランキング 2018年 評価の高い隠れ宿ランキング|1位は「下呂温泉 今宵天…
PAGE TOP