動物たちの進化の楽園!南米の秘境「ガラパゴス諸島」への旅

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南米大陸から約1000キロのエクアドル領に位置し、南米の秘境といわれるガラパゴス諸島。赤道をまたぐように大小20以上の島々と岩礁からなり、総面積は東京都の約4倍におよぶ。

ダーウィン『種の起源』の舞台となったことでも知られるものの、自然保護のため訪問者数、時間などが制限されていた彼の地を、3泊4日のクルーズで訪れることができるツアーがあるという。

本ツアーを企画したワールド航空サービスの松﨑 浩さんに、ガラパゴス諸島についての基本的な情報、そしてツアーの特色をお聞きした。

「ガラパゴスは各島が離れているので、そこに住む動植物はずっと、お互いに交わることがありませんでした。ですから、その島での植生や生態に合わせ、独自の進化を遂げてきたのです」(松﨑さん)

たとえばサンタクルス島のハイランド地区は、野生のゾウガメを見られる数少ない場所として知られている。よく見ると、甲羅や首の形状が島の個体によってまったく異なっているという。枝にとまるフィンチのくちばしにしても、よく観察すれば違っていることがわかる。

ガラパゴス ゾウガメ

「この島の南には約250名が暮らしている港があり、その先の小さな市場では、地元の漁師が魚をさばいて売っています。その近くにアシカが寝そべっていたり、漁師の脇にはペリカンが座っていたりと、動物と人が共存する光景はそれだけで心を和ませてくれるでしょう」(松﨑さん)

たしかにここでは、そのような光景を当たり前のように見ることができる。空港を出ればイグアナが道路を横断していたり、道をふさぐアシカを人がまたいでいったり……。私たちの感覚からすると非日常的なそういう光景が、ここでは日常なのだ。

ガラパゴス アシカ

同じく、空港の玄関口のすぐ北に位置するノースセイモア島も魅力的だ。大きく広がる真っ青な海の周囲には、さまざまな海鳥が巣をつくり、彼らは大きな空を自由に飛び回っている。

アオアシカカツオドリ、アメリカグンカンドリ、ウミイグアナ、リクイグアナ、アシカなど、いろいろな鳥や動物が生息しており、文字どおり「動物たちの楽園」そのものだ。

ガラパゴス カツオドリP3260492

「2月を過ぎると、この島の鳥たちは繁殖期を迎えますので、珍しい求愛行動を目の当たりにすることができます。お相撲さんが四股を踏むような仕草で求愛行動をするアオアシカカツオドリが、お互いのくちばしを空にかざして徐々に近づける仕草は、感動的ですらあります。すでに卵を抱いている、微笑ましい光景も見ることができますよ」(松﨑さん)

その一方、アメリカグンカンドリのオスは木の枝に止まり、喉を赤い風船のように膨らませ、空を舞うメスにアピールしている。なんとか気を引こうとするオスの熱心さは、見ているだけで気持ちを暖かくしてくれる。

なお、ガラパゴス諸島の海域に入ることが許されるのは、エクアドル政府が認めた船のみ。現実的に訪れることも困難であるわけだが、このツアーでは定員100名のレジェンド号をチャーターし、4つの島を訪問できるのだという。島ごとに異なる生態系、天敵のいない島でのびのびと暮らす動物たちを間近に見られるわけだ。

IMG_1094ガラパゴス・レジェンド号

レジェンド号

経験豊富なネイチャーガイドに案内されながら、300万年以上の時を経てもなお神秘に満ちたガラパゴスの魅力を、ぜひ味わってみたいところだ。

【ガラパゴス諸島ツアーについてのお問い合わせ】
ワールド航空サービス
http://www.wastours.jp
電話/03-3501-4117(南米担当直通)

※「ガラパゴス諸島とエクアドルの旅」「コスタリカとガラパゴス諸島の旅」「ギアナ高地とガラパゴス諸島の旅」「神秘のイースター島とガラパゴス諸島の旅」と、特徴の異なる4つのコースが用意されている。

文/印南敦史

写真提供/ワールド航空サービス