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【インタビュー】奥本大三郎(作家、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長・75歳)「研究成果は楽しい読み物で社会に伝える。ファーブルのおかげでそう決意しました」

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【家族のかたち】自分が子供を持った時、いい父親像が分からなかった。そんな戸惑いに義父は子育ての思い出話を繰り返し話してくれた~その2~

取材・文/ふじのあやこ

【家族のかたち】自分が子供を持った時、いい父親像が分からなかった。そんな戸惑いに義父は子育ての思い出話を繰り返し話してくれた~その2~

時代の移り変わりとともに、変化していく家族のかたち。幼少期の家族との関係を振り返り、自身も子供を持つようになったからこそわかるようになった思いを語ってもらいます。~その1~はコチラ

今回お話を伺ったのは、都内にある会計事務所で働いている健太郎さん(仮名・35歳)。健太郎さんは埼玉県出身で母親との2人暮らし。小さい頃に離婚した父親のことは薄っすらと覚えているのみ。母親との生活に寂しさを感じたことはなく、反抗期もなく、仲は良好だったとのこと。

「友人からマザコンと呼ばれないようにするために母親を外では避けていた時期もありますが、僕は反抗期もなかったし、自分でいうのもおかしいんですが、いい息子だったんじゃないかなって。僕は親に迷惑をかけないことをモットーにしていましたし、どんなに忙しくても僕との約束を必ず守ってくれていた母親もいい親にならなくてはという思いがあった気がします」

大学進学は母親が加入してくれていた学資保険で。一人暮らしを勧めるのも僕のことを思ってだった

健太郎さんは大学に進学し、その後商社の営業職に就職。大学進学をためらった時期もあったそうですが、母親が入っていてくれた学資保険のおかげで大学に通うことができたと言います。

「大学進学前に満期で学資金がおりるもので、いつから入ってくれていたのか、本当にありがたかったです。大学は実家から通って、通学がややしんどかったぐらいで忙しいこともなかったから、家の家事は分担制になっていました。高校から始めたアルバイトも継続して、サークルなどに入ったりはしなかったけど、大学生活はお酒も覚えて、みんなと朝まで騒いでいたこともしばしば。まぁ娘じゃないし、その時も母親から怒られたりはしませんでした」

就職して2年間は実家から都内の会社に通い、3年目を迎えた時、母親からは一人暮らしを勧められます。独立を機に彼女と同棲を始め、そのまま結婚に。結婚が決まった時に母親はとても喜んでくれたそうです。

「一人暮らしをしろって言われた時は、もしかして母親にいい人ができたのかもと少し動揺しましたが、それは取り越し苦労でした(苦笑)。最初は自立してほしかったんだと思いますが、僕は家を出てすぐに高校から付き合っている彼女と同棲を始めてしまって。そのまま3年ほど同棲期間を経て、自分からというより、お互いの親から何度も言われたことで結婚することになりました。僕だけじゃなく彼女もまだ結婚するつもりもなかったみたいでしたが、まぁお互いの親が喜んでくれたからいいかなって。

彼女とは高校からの付き合いなので彼女の両親ともずっと昔からお世話になっていたし、社会人になりたての時期にお互いの家族全員で一度食事会をしたこともあったから、母親も彼女の両親と面識があって。今はそうじゃないかもしれないけど、親世代だと、母子家庭にちょっとマイナスなイメージを抱く人もいるけど、彼女の両親は受け入れてくれて。向こうのご両親から結婚を勧められた時はプレッシャーというより、純粋に嬉しかったんです」

【次ページに続きます】

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