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関係が近いからこそ、実態が見えなくなる家族の問題。親は高齢化し、子や孫は成長して何らかの闇を抱えていく。愛憎が交差する関係だからこそ、核心が見えない。探偵・山村佳子は「ここ数年、肉親を対象とした調査が激増しています」と語る。この連載では、探偵調査でわかった「家族の真実」について、紹介していく。

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アメリカから一時帰国した義父の“パパ活”疑惑

今回の依頼者は、鈴木麻里子さん(37歳)。超大手企業で働くキャリア女性です。5歳と7歳の娘がおり、夫は銀行に勤務しているエリート夫婦。

グレーのパンツスーツに黒髪のロングヘア。理路整然とした話し方と、落ち着いた口ぶり。知性が全身から溢れていました。

「相談というのは、同居する義父のことです」

イマドキ、夫側の親と同居するケースは珍しい。つい、驚いてしまった私に、麻里子さんはその事情を話してくれました。

「夫の両親は、アメリカでビジネスをしており、永住権も獲得しています。私と夫が住んでいる、都心の一戸建てというのが義父母のもので、彼らが帰国した時の家でもあるんです。家も広く、お互いのプライバシーは守られているので、いわゆる“同居”とは、ちょっと違うところがあるんです」

義父と義母は現在64歳。現在は義父だけがコロナ禍で帰国している。というのも、義母との夫婦仲が悪く、義母はそのままアメリカにいる。

「義父はダンディでカッコいいんですよ。嫁の私から見ても、チャラくてモテるだろうなとは思います。そして、義父はだらしない。今まで女性問題でヤバイ橋を渡っていると聞いたことがあります」

写真を見せていただくと、俳優のようなロマンスグレーの男性が微笑んでいました。歯が真っ白で驚くほど歯並びがよく、体を適度に鍛えていることがわかります。ギンガムチェックのブルーのシャツに、赤いブルゾンにチノパン、足元はコインローファ。トラッドスタイルというのでしょうか。私のイメージの中での、アメリカの“上流階級の人”という雰囲気とファッションです。

【特に用事はないはずなのに、平日の昼間、家にいない……次ページに続きます】

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