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伊能忠敬(1745~1818)は、従来の地図に比べて飛躍的に精度が高い全国地図『大日本沿海輿地全図』を作成した測量家である(全図は没後に完成)。測量で歩いた距離は4万kmを越えるといい、地球一周分に相当する。

忠敬は佐原(千葉県佐原市)で醸造業を営んでいた商人で、50歳のときに隠居し、好きな学問に打ち込んだ。

幕府天文方の高橋至時(たかはし・よしとき)に学び、56歳のときの第一次測量を皮切りに、北は蝦夷(北海道)から南は種子島(鹿児島県)まで、16年にわたり日本全国を踏破して測量を行なった。歩行が健康増進に有益なのはいうまでもない。

じつは忠敬は痔と咳痰の持病をかかえていたが、その分、健康状態に気をつけ、使命感をもって歩き続けたことが、当時としては長寿である74年の天命を全うした所以(ゆえん)と思われる。

また、豆腐や豆類が好物で、良質のたんぱく質を摂っていたことも体力維持に役立っただろう。忠敬は、日本史上で、第二の人生をもっとも輝かせた人物といえる。

文/内田和浩

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