古き良き伝統を堪能!この冬、訪ねてみたい日本各地の「民俗芸能」4選

民俗芸能や、あるいは歴史を感じさせる古い町並みなど、日本各地にはさまざまな文化的景観が残されている。それぞれに特徴があり、また季節によって表情も変化していくだけに、全国に点在するスポットをひとつひとつ訪ねて回ってみるのも、いい旅のテーマになるだろう。

そこで今回は、日本ならではの文化的景観スポットを訪ねる国内ツアー「日本旅百景」(企画・実施/ワールド航空サービス)の旅先から、この冬、見に行ってみたい全国の「民俗芸能」を4つご紹介しよう。

■1:青森・八戸の「八戸えんぶり」

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写真提供:青森県観光連盟

青森県・八戸(はちのへ)の冬といえば、ぜひとも目に焼きつけて置きたいのが郷土芸能の「八戸えんぶり」である。烏帽子をまとった太夫(たゆう)の舞には、豊作を願って春を待つ、北国の人々の想いが込められているという。

最大の見どころは、太夫が大きく頭を振る独特の舞だ。また、八戸のもうひとつの顔は、朝市と横丁。ふらりと探索しつつ、昭和の風情を楽しみたい。

■2:山形・鶴岡の「黒川能」

黒川能_蝋燭能_1

山形県・鶴岡市の「黒川能」は、500年以上にわたって伝承されてきた伝統的な神事能であり、国の重要無形民俗文化財である。黒川地区・春日神社の氏子が上座と下座に分かれて披露する能は、観阿弥・世阿弥の流れをくみながらも、独特の形態で受け継がれているところが最大の特徴。

特に、毎年2月下旬に蝋燭の明かりだけで演じられる「蝋燭能」の幻想的な美しさはぜひ体験したい。

■3:山形・酒田の「黒森歌舞伎」

黒森歌舞伎②-酒田市教育委員会提供

写真提供:酒田市教育委員会

東北の冬の芸能といえば、山形・酒田の「黒森歌舞伎」。「黒森歌舞伎」は東北の二大農村歌舞伎に数えられるもので、江戸時代中期から約280年にわたって受け継がれてきた伝統行事。東北の歴史を振り返ることができる。

また東北の冬といえば、子どもたちが甘酒やお餅でもてなしてくれる秋田・横手の「かまくら」も名高い。「かまくら」は横手の冬の風物詩で、昔話の世界に紛れ込んだような東北の暖かさが魅力だ。

■4:愛知・奥三河の「花祭り」

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写真提供:ワールド航空サービス

毎年11月から3月にかけ、愛知県・奥三河各地で開催される「花祭り」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている祭り。暗闇の中に祭りの灯りが浮かび上がり、笛の音や独特のかけ声が聞こえる会場は、幽玄のひとこと。

個性豊かで、どこかコミカルな衣装も見どころのひとつ。盛り上がりの中に、奥三河地区の伝統の奥深さを実感することができるはずだ。

以上、この冬、見に行ってみたい日本の民俗芸能を4つご紹介したが、いかがだろうか?

このツアーを企画・担当した、ワールド航空サービスの大石橋弘明さんは、「私たちは、民俗芸能や日本らしい古い町並みなど、各地に残る魅力的な文化的景観を訪ねる旅として、昨年から国内ツアー『日本旅百景』を立ち上げました。2年目となる今年はさらに新企画を充実させ、古き良き日本に出会える旅をご提案していきます」と語っている。

それぞれが独特で個性的。どれもが、日本ならではの郷愁を肌で感じることのできる、格好の機会だといえよう。

【ツアーについてのお問い合わせ】
ワールド航空サービス
http://www.wastours.jp
電話/03-3501-4128(国内旅行担当直通)

文/印南敦史