サライ2016年6月号|特集は「宮沢賢治」と「肉で長生き」です。

『サライ』6月号を発売しました。今号は、ことし生誕120年を迎えた「宮沢賢治」の大特集です。さらに、おいしく食べて元気になる「『肉』で長生き」の特集記事も加え、ココロとカラダに滋養を与えてくれる一冊です。(※下の表紙をクリックすると試し読みできます)

〈 目次 〉 【第1特集】生誕120年記念 「今こそ、宮沢賢治」 ・ 序論 いま、なぜ宮沢賢治か 見田宗介さん(東京大学名誉教授・78歳) 「賢治を支えに、生きる意味とほんとうの幸福を多くの人が考え始めています」 ・ 1日目 雫石 賢治の聖地・小岩井農場を訪ね、七ツ森の奥にある湯宿で寛ぐ ・ 2日目 盛岡~花巻 挫折と成長。賢治、青春の足跡を巡り、幼少よりゆかりの湯宿で思いを馳せる ・ イーハトーブ対談 賢治が本当に伝えたかったこと 夢枕 獏さん(作家)×宮澤和樹さん(林風舎代表取締役) ・ 3日目 花巻 教職を辞し、理想の実践に邁進。生誕と終焉の地で、賢治を想う ・ 池澤夏樹さん(作家・70歳) 『風がおもてで呼んでゐる』 ・ 大林宣彦さん(映画作家・78歳) 『永訣の朝』 ・ 冨田 勲さん(作編曲家、シンセサイザーアーティスト・84歳) 『オホーツク挽歌』 ・ 高見のっぽさん(俳優、作家、歌手・82歳) 『狼森と笊森、盗森』 ・ 長野まゆみさん(作家・56歳) 『猫の事務所』 ・ 広田尚敬さん(鉄道写真家・80歳) 『シグナルとシグナレス』 ・ 松本零士さん(漫画家・78歳) 『銀河鉄道の夜』 ・ 山折哲雄さん(宗教学者・84歳) 『雨ニモマケズ』 ・ 作品 永遠の未完成。生前の刊行は2冊 「賢治の作品の多くは没後に出版され、『銀河鉄道の夜』は、未完成です」 解説 杉浦 静さん(大妻女子大学教授・64歳) ・ 行事 宮沢賢治ゆかりの地・花巻で開催 生誕120年記念行事案内 【第2特集】毎日60~100gが目安 「肉で長生き」 ・ 人間にとって最大の活力源 「噛むほどに旨味がしみ出す。肉ほど旨いものはありません」三國清三さん(フランス料理シェフ・61歳) ミクニ風シャリアピンステーキ ・ 長生きしたければ肉を食べよ 日本人の平均寿命は肉食の普及で延びた 解説 柴田 博さん(桜美林大学名誉・特任教授・78歳) ・ 長生きしたければ肉を食べよ いくつになっても1日に60~100gの肉が必要 牛・豚・鶏 肉の特徴と部位 ・ 基本の肉料理を極める 指導 上田淳子さん(料理研究家・52歳) サーロインステーキ 焼き豚 豚の角煮 ・ 温度管理で肉を柔らかくする 柔らか冷しゃぶ ローストビーフ ・ 酵素の力で肉を柔らかくする 鶏の醤油麹焼き キウイマリネのポークソテー タンドリー風チキン ・ 橘 左近(寄席文字書家・82歳) ・ にっぽんの「かたち」 第10回 紫陽花 写真/永坂嘉光 『鍋島 青磁染付紫陽花文皿』 ・ サライ美術館 国立新美術館 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 幸福な瞬間を追求した“絵の職人” ・ 展覧会情報 ・ 命といふもの~今だから聞いておきたいこと 画/堀文子 文/檀ふみ 急行の停まらない駅 ・ 浮世の筆づかい 石川九楊 第4回 「過てば則ち改むるに憚ることなかれ」 ・ 奇想転画異 五木寛之 第七話 クルマは芸術品だと思う ・ 当世ラジオ気質 高嶋秀武 第28回 「女子アナが1日中山道?」―男性アナウンサー受難時代 ・ ことばの知恵の輪 難航 十字語判断 ・ 半島をゆく 第8話 丹後半島 その(2) 遺跡と古墳の宝庫 文/安部龍太郎 型画/西のぼる 解説/藤田達生 ・ (新)スタンダード研究室 サライの眼 ドリア 1905の「パナマ帽」 コークシクルの「ワインクーラー」 ・ 名車を「き」く 特別編 検証 ディーゼル車 本当の実力 石川真禧照×松任谷正隆 ・ サライ・インフォメーション ・ 特上道具本舗 らくだ屋通信販売部 ・ 本 青柳いづみこ、牧野隆夫 ・ CD 海部宣男、林田直樹 ・ 定番・朝めし自慢 林 望(国文学者、作家・67歳) ・ 定期購読のご案内 ・ 催しもの 舞台、コンサート、落語、映画、DVD ・ 駱駝倶楽部/アンケート ・ 次号予告

2016年『サライ』6月号(価格700円)。※表紙をクリックすると試し読みできます。

それでは今号の読みどころをご案内いたします。

【第1特集】生誕120年記念
「今こそ、宮沢賢治」

今年の8月に生誕120年を迎える宮沢賢治(1896~1933)。生まれ育った岩手県花巻市を中心に様々な記念行事が予定されていますが、いま、賢治の生き方や作品が再び注目されています。また、東日本大震災の被災地でも賢治は読まれているそうです。

『サライ』6月号の特集は「今こそ、宮沢賢治」と題して、作家の池澤夏樹さん、映画作家の大林宣彦さん、漫画家の松本零士さんをはじめ、賢治作品に影響を受けたという著名な方々に、賢治との出会いと作品の解釈、それぞれの賢治像を語っていただきながら、「いま、なぜ宮沢賢治か」をひもといていきます。

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大正15年(1926)の早春、勤務先の花巻農学校近くの農地に立つ29歳の宮沢賢治。写真提供/林風舎

社会学者の見田宗介さんは賢治が今なお多くの人々に読まれている理由として、作品に共通する「人間は生きて在るだけでいい」という考えに共感し救われているからと語ります。また、それは経済的な豊かさを追い求めてきた人々が、従前とは異なる幸福感を考え始めているからだとも述べています。

賢治が生きた時代、日本は戦争への道を進み、故郷・岩手は自然災害にたびたび見舞われました。29歳で農学校の教職を辞し、花巻に「羅須地人協会」を設立。自らも一農民として後半生を農業の発展に寄与する道を賢治は選びます。農民に肥料の相談や指導を無料で行ないながら、自らの考えも説いたのです。

<世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない>

賢治の弟・清六の孫にあたる宮澤和樹さんは、「賢治さんは、自らが率先して実践することで、各人が他人のことを考えて行動し、歩みを進めれば、夢の国『イーハトーブ』は実現できると考えていたのではないでしょうか」と賢治の心の内を代弁します。

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岩手県花巻市にある羅須地人協会の建物入り口の板に書かれた、居所を示す「下ノ畑ニ居リマス 賢治」。賢治の字を、弟の清六が模して書いたもので、現在は高校の生徒たちが上書きし保存している。

本特集では、今も賢治作品に刺激を受け続けているという作家の夢枕獏さんが、岩手県内に賢治ゆかりの地を訪ね歩いています。賢治の世界を肌で感じた夢枕獏さんは、こう言いました。

「災害やテロなど、世の中が混沌としている今だからこそ、賢治の言葉が私たちの心に刺さります」

人は繋がりで生きています。そして、私たちはひとりではありません。誰もの心に賢治の言葉があれば、本当の幸せの花が咲くのです。宮沢賢治が私たちに残してくれたいくつものメッセージにもう一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

【第2特集】毎日60~100gが目安
「肉で長生き」

肉食の人ほど長生きする――。最近そんな話を耳にします。

95歳の現役ピアニスト・室井摩耶子さんは、コンサートのある日の朝は、必ず100gのビーフステーキを食べるといいます。医学博士の日野原重明さん(104歳)や女性写真家の笹本恒子さん(101歳)も、肉好きを公言されています。実際、最新の医学研究で、肉の摂取量が多い人ほど、寿命も長いことが判明してきました。

『サライ』6月号の第2特集では、「肉で長生き」と題して、肉食に関する最新の研究結果を交えながら、「肉食長寿」のメカニズムをわかりやすく解き明かします。

さらに、牛・豚・鶏の3種の肉を、自宅でおいしく柔らかく仕上げるためのとっておきの技を、料理研究家・上田淳子さんの指導で紹介しています。たとえば、ビーフステーキは焼き上がった後にあることをすれば、切った時に肉汁が流出するのを防げるそうです。詳しくは特集記事をご覧ください。

そのほか、今号には別冊付録として、長く愛せる魅力的な商品の通販案内「大人の逸品カタログ 初夏号」も用意しました。専門バイヤーが目利きした、これからの季節に重宝する逸品満載の通販カタログです。

「宮沢賢治」「肉で長生き」を特集し、別冊付録に「大人の逸品カタログ 初夏号」が付いた『サライ』6月号。書店などで手にとってお確かめください。

『サライ』の電子書籍版はこちら
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『サライ』の最新号を試し読みできます
http://shogakukan.tameshiyo.me/4910142110665

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